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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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194話 学園都市

学園都市は広大な土地にある。色々な学問を教えるためには土地も必要と考えたのだ。

初球の読書きから専門の学問迄が学ぶことが出来る場所にする為に、アルは多くの専門家を雇っている。中には奴隷もかなりの数がいる。戦争奴隷は学のある者が多くいた。

戦争奴隷は元貴族の者たちが多く、家族から買い取りを拒否された者も多くいる。自分で稼ぎ自由となる目標がある為に多くの者達がこの学園都市を希望している。



この学園には入学する条件がある。むろん勉強もする意思も大事だが、犯罪歴のない者、犯罪を犯していない者しか都市には入る事が出来ない。アルはダンジョンを使い、このシステムを作り上げていた、学園都市の入り口に罪を犯した者が通ると光るようにしていた。どのように罪を見極めているかと言うとその本人の記憶を覗いているからであった。

人は罪を犯していない者はいない。誰でも罪を犯している為にアルは殺人や誘拐などの重犯罪の者をはじくようにしている。罪人全てを弾けば誰一人この門を通る事は出来ないだろう。



学園都市内でも人が集まれば何らかの争いや揉め事が起ってくる。

ある日、この都市に初めて来た貴族が、平民とぶつかった。平民はこの都市に慣れている為に軽く謝り通り過ぎようとしたが貴族は、激怒して平民を叩きのめしてしまった。幸いに平民は死んではいなかったがかなりの重傷であった。すぐに兵士が駆けつけて平民は治療を行ない無事であった。

貴族は、兵士に捕らえられて牢へと入れられた。その貴族の従者は慌て貴族の実家に連絡を入れてる。

数日後に、その貴族の家の者達が学園都市を訪れていた。そして貴族の釈放を要求してきた。

都市としては罪を犯しているために拒否をした。その時に1人の人を重症者にしている為に10年は重労働の刑になると説明を行なっていた。

貴族は激怒した、大事な自分の子供を重労働だと激怒してその貴族も暴れてしまった。そして捕まりこの貴族もまた同じように重労働の刑となったが話それでは終わらなかった。


この貴族は地方ではかなりの力(権力)を持っていた。貴族のまとめ役のようなもので多くの貴族はこの貴族に従っていた。そこで従っている貴族達が学園都市へと押し寄せてきたのだ。貴族達も本意ではなかったのだろうが、来てしまった物は仕方がないとが学園都市に対して抗議を行なっていた。横暴な事は一切せずにお願いとして小さな声で抗議していた。

都市も貴族同士の柵が分からい訳ではないために聞くだけは聴いていたようだ。


そんな事があり、貴族達もやっと学園都市を認知していった。この都市内で暴れればたとえ貴族であろうと容赦されないとやっと分かってくれたようだ。


それでも騒ぐ貴族はたまに出てくる。その時はアルの出番となる。

アルは騒いだ貴族家の国もしくは領地でその貴族に対して宣戦布告を受諾を告げる。その貴族の国で行えば国に対して宣戦布告の受諾だ、領地で行えば貴族本人との戦争である。区別は領地持ちか無しかの違いであった。

国へと宣戦布告した時、偶々相手国がリーフ王国であった。リーフ王国の法衣貴族がキロエ王国内で暴れてしまったのだ。アルも一応気が引けたが、やらない訳にはいかずリーフ王国王城で陛下を前に宣戦布告の受諾を宣言仕掛けたが受諾宣言が終わってしまえば本当の戦争となってしまう。リーフ王は寸前でアルの言葉を遮った。


陛下「ま待てアルフォード。」

アル「途中ですが何か。」

陛下「戦争はする気はない。その貴族はアルフォードに引き渡す。好きな様にしてくれ。」

アル「分かりました。今回はこれでひきますが、リーフ王国内の貴族達は通達をお願いします。キロエ王国学園都市では貴族も平民も奴隷も差別されません。皆学ぶために都市に来ているのです。貴族の特権など一切通用しない事を通達をお願いします。」

陛下「分かった、貴族に通達をしておく。」


このアルの行動はリーフ王国貴族達を激怒させた。アルフォードはリーフ王国の子爵である。たかが子爵が王に対して宣戦布告を行なおうとしたことが反逆者であり傲慢であり不遜だと貴族間で話が盛り上がっていった。

リーフ王国貴族達もギルバードの実力はよくわかっている為に下手なことはもうしないが、このアルの行動はいい攻め口と思っているようだ。子爵が王に宣戦布告は国としてありえない事だ、爵位の剥奪も視野に入れて貴族達は暗躍を始めていた。


そんな事は知らずにアルは好き勝手にやりたい放題をしていく。

アルの宣戦布告を受けた国はないが、貴族領ではあったその貴族領はその日のうちに貴族の屋敷と貴族の所有していた建物や施設が全てなくなった。貴族は真っ青になりながらもアルに対して兵を差し向けて来た、その兵たちも拘束されていった。さすがに殺しはしなかったが、全ての兵士は労働刑になってしまった。その貴族領は国によって潰された。アルフォードに忖度をしてのだ。


そんなアルに対して各国とリーフ王国内の貴族達は集団でアルを断罪する計画を練っていた。

余りに横暴な事で貴族たちの意見が一致してしまっていた。

各国の王の知らない間に話が進んでいった。貴族達は、学園都市に入領するときの誓約書の存在を知らなかったこともありアルフォードを追い詰め、爵位の剥奪が出来ると自信を持っていった。


貴族達の意見がまとまるとリーフ王国貴族が代表してリーフ王に貴族の連名の嘆願書を提出した。

嘆願書は勿論アルフォードの爵位剥奪だ。

これを見たリーフ王は目を丸くして驚いていた。そしてこの貴族達は無事で済まないだろうと哀れみの表情をしていた。その表情で貴族達は勝利を確信したようだ。王の表情をアルフォード断罪を決断したと思ったようである。


リーフ王は、アルフォードをこの城に呼び、一度話を聞く事を貴族達に伝える。そして貴族達もその場に出席する様にと付け加える。


貴族達は、勝った気で城を後にしていった。

王は大きなため息を吐き、ジークとレビンを先に呼び出すことにした。



ジークとレビンは王の呼び出しでおる程度の予想はしていたようであった。アルフォードの行動にも問題はある。どのように治めるかを話し合う事になったのだ。


そして数日後にアルフォードに召喚の書状が届いていた。

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