表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
186/258

186話 リーフ王国進軍する

セレン王国の民衆も時が経つとやっと真実に近づいていく。貴族達の派閥争いから始まったこの騒動が如何やら外国の関係ではなく。国内の貴族達が原因だと噂が広がっていく。この噂を流した者達は民の中で真実が見えている者達であった。この者達は、王家や貴族達との関係もあり事実をキチンと掴んでいた。そして民衆が踊らされている事に憤りを感じていた。そこにまた民衆たちが間違った情報で噂として踊らされてしまうと真実を知るも者たちは事実を伝えていった。


やっと真実に気づいた民衆たちではあったが、民衆には指導者も何もいなかった、その為に貴族達に又誘導されていった。貴族達は自分たちに民衆が来ないように、リーフ王国の貴族がセレン王国の繁栄をねたみ陰謀を繰り広げていると真っ赤なウソを本当のように民衆に語っているのだ。セレン王国貴族は国では相手が大きすぎるためにリーフ王国の貴族家のせいにして話を盛っていたのだ。

真実を言っている者達もこれにはさすがに呆れてしまっていたが、民衆にしてみれば相手がより明確になり攻撃しやすくなっていた。国は大きすぎるが一貴族相手ならセレン王国なら勝てると思わせてもいた。その思いが民衆たちをかり立たせていた。


そしてセレン王国の民衆は最悪な事を行なってしまった。リーフ王国の貴族領になだれ込み貴族領の村を襲ってしまった。略奪、暴行など民衆だけで行った。

リーフ王国はすかさず動いた。その貴族領は第3ん王子(公爵)の領地であった。

襲われてしまった村は、貴族領の端であったが直ちに騎士や兵が向かいセレン王国も達たちを拘束していった。暴れる民たちは殺せる者も出ていた。


リーフ王国はセレン王国に対して宣戦布告を行なった。


リーフ王国はセレン王国に対してギルバート家を抜きにした軍を組織した。ギルバートだけではないと言う所を見せる意味もあり、この形になっていた。勿論裏からの支援はギルバート家も関係はしている。


リーフ王国軍はセレン王国に進軍を開始する。セレン王国はリーフ王国に使者を出すが相手にされない。

リーフ王国はセレン王国を完全支配をする計画となっていた。リーフの貴族達(伝統貴族以外)は、ギルバードの陰に隠れている事が多くなっていた。その為に今回のこのギルバート抜きと言う状況は、彼ら達の存在をアピールするいい機会となるだろう。


リーフ王国軍の中枢を担てっいる者達ははりきっていた。

所が相手のセレン王国軍(貴族軍)全くやる気がなかったと言うより戦える状況ではなかった。

度重なる争いで武器もまともな物が無く、軍を維持するために物資も無く。民衆から兵も集まらない状況となっていた。その為にリーフ王国軍の侵略を止める手立てが無かった。

リーフ王国としては被害もなく侵略が進んでいる事で喜んでいたが、進軍している将軍たちは不満が募っていた。戦えると意気込んできた物の相手が出てこないのだ。戦う相手がいなければ武勲も何もないのであった。


こうしてリーフ王国軍はセレン王国の王都まで一度も戦うことなく進軍してしまっていた。

王都の周りをぐるりと囲み。いつ敵軍が出てきてもいいように布陣をしている。だが敵軍は全く出てこない。リーフ王国軍は戦いたいのだ。その為に王都を囲み王都には攻撃すらしてないのだ。リーフ軍は待っているのだ。



一方、王都に籠ったままの貴族達は、どうするかを話し合っていた。戦うと主張する者も居るが誰も相手にしない。戦える戦力自体が無いのだ、王都の民たちは貴族の兵としてはもう使えない。


貴族独自の兵もいるが集まってもいい所3,4000も集まればいい方だ。リーフ王国軍3万もの大軍を相手にすることは出来ない。

そして変なにらみ合いが4日も続いたがその翌日に事態は動いた。民衆が組織した3000がリーフ王国に攻撃を仕掛けたのだ。王都を囲むプレッシャーに耐える事が出来ずに無謀にも3万に対して3000で突撃を行なった。もう結果は誰の目にもはっきりと分かっていた。素人同然で武器もまともな物もない民衆兵と鎧を着こんで武器を持つ3万が戦えば誰が勝つのかは分かっていた。

リーフ王国軍も民衆兵と分かっているが向こうから戦いを挑む者まで考慮するつもりはないのだ。皆殺しとなっていた。

3000の兵全てが殺された。リーフ軍はこれを利用した。民衆兵を王都門前に捨てた。

民衆は皆震えあがった。


そして過去を今思い出したようだ。


セレン王国の民主は、流されやすいのか。リーフ王国が強敵である事を思い出すと態度を180度変えた。セレン王国の貴族に対して攻撃を始めた。そして民衆はリーフ王国軍を門を開けて王都内へと招き入れたしまった。

驚いたのは王と貴族達であった。まさか民衆がリーフ王国の味方をするとは思ってもいなかったのだ。

民衆がリーフ王国の村を襲ったのだ。原因は民衆なのだその民衆が敵であるリーフ王国に味方をする事等ありえない事であった。


民衆の意見は貴族達とは少し違った。リーフ王国の村を襲ったのは自分達ではない。王都の民ではないと思っている。実際に王都民が襲ったわけではない。セレン王国の貴族領の者達がリーフ王国の村を攻撃したのだ。


王都の中にはったリーフ軍は城を囲んで待つことになった。やる気が半分になっていた。


もう喜劇であった。


リーフ王国軍の幹部たちもやる気がなくなってきていたが最後の爪だと気合を入れた者がいた。ドーマー侯爵であった。ギルバート侯爵と二分する人気を持つ老将軍である。ドーマー侯爵が城へ総攻撃の命令を出した。


総勢3万の兵であるが城内へ突入した兵は5000余りであった。5000でも多かったが、希望者が多く5000となった。そして次々と報告が入ってくる。誰を拘束した。誰が怪我おったと色々と報告が入ってくる。

3時間もすると全ての城を占拠したと報告が入る。

ドーマーは城の中に入っていく。拘束された貴族達は床に転がっている。城内(侍女やメイド、下働きの者)で働いている者達は一か所に集められていた。


そして肝心な王が拘束されている部屋へと入っていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ