182話 もっと運のいい人
リーフ王国には富くじという物がる。この富くじは一攫千金が狙る。
王都のスラムを根城にしている一人の少年がいた。元は孤児院に居たが、皆と合わずに出ていったのだが仕事も年齢のせいで職に就くとが出来ていなかった。物乞いをしながら何とか食べて凌いでいた。そこに富くじが販売されていたのを見つけた。物乞いで銀貨を貰った事で少し気が大きくなっていたんだろう。富くじを1枚買ってみた。何の気なしに買った富くじの事等すぐに忘れてしまった。
数日後に町で富くじの抽選があると耳にして買った事を思い出す。どうせ暇なことから富くじの抽選会を見学に行った。
一等賞金が金貨300枚にもなっていた。最初の頃は金貨100枚だった記憶があるいつの間にか金貨300枚になっていた。
そして抽選が始まるとみんな真剣な顔になっていく。1枚で金貨300枚になるんだ真剣になってとうっぜんだ。俺も自分の富くじを真剣にみる。
そして俺に1等が当たった。
俺は上段に上がっていったが良く覚えていない。何を言ったのかも全く覚えていなかった。終わった時には俺は富くじの職員と部屋にいた。職員は、よくある事だと言っていた。みんな大金が当たるとこうなるようだと言われて少し恥ずかしかった。そこで職員は俺に注意事項を説明していく。無暗に人に言うな。勤めを辞めるな。勤めていないと言うと驚かれた。俺は孤児で職が無いと説明すると哀れみの目で見られてしまった少し悲しくなってしまった。
それでも俺は金貨300枚だ。ニコニコしていた。
職位は俺にある人を紹介してくれた。俺が無職だから働くところを紹介してくれたんだ。
その人は、俺を見て色々と質問をする俺にも分からない事あったけど一生懸命に答えた。
俺を雇うと言ってくれた時は嬉しかった。人に初めて認めてもらった事が物凄く嬉しかった。
俺はその人の指示で運送の仕事に就いた。その人から格安でスキルオーブを買った。金貨100枚で買った。ワイバーンのスキルオーブだ。ワイバーンは俺でも知っている。レア中のアレスキルだ。金貨100枚で買える物じゃないのは分かっていた。俺はびっくりして本当に金貨100でいいのかを何度も聞いた。
俺はワイバーンを相棒とした。そして輸送業を始めた。俺の相棒はとても賢い俺の言葉をきちんと理解している。凄すぎだ。
輸送業は俺に会っていたようだ。人とあまり話せない俺にはぴったりだった。遠くまで行く事もあるけどそれも楽しかった。大空を飛べることも楽しい。
俺は一生懸命に働いていると又あの人が現れた、今輸送の仕事を拡大しているので俺に一つの空路を任せると言う。人を雇ってその空路で仕事をするかと聞かれる。俺はやり方が分からないと答えると、その人は事務の人や管理の専門家を紹介してくれた。俺はその人たちと一つの空路を運営する事になった。その時に又スキルオーブを買う様に進められた。何でと聞くと雇った者達に売って給料天引きで働かせろと言われた。分からなかったので後で事務員に聞いた。
ようするに俺みたいにワイバーンのスキルと手に入れさせて運送業をさせると言う事だった。俺は偶々富くじでお金があったけど普通はそんな大金持っているはずがない。そこで働きながら返していくそうだ。
20年払いだと言う。
俺の空路は、ギルバート公都とフェアネス王国王都間の空路だ。これが又忙しいのなんのって、最初は3人で色々と運んでいた。もう帰るとすぐに飛ばなければ成らならなかった。俺を含めた3人だはもう対応が出来なくなっていた。そして又あの人がスキルオーブをもってやってきた。俺にはもう金貨が無かった。と思ったら働いた金が結構溜まっていた。ななななんと金貨300枚も貯まっていた。俺はその金貨300枚を頭金として10個のスキルオーブを買った。10年の分割払いだ。
俺はその10個のスキルオーブを雇う人に使わせる。そこで俺はふと思い出した。
俺にも仲間がいた、あのスラムで身を寄せながら暮らして助け合った二人の仲間だいた。俺はスラムに出かけて探した。仲間がいた場所を探すとあいつ等はいた。
俺は今までの事を話し、やるかと聞いた。仲間は嬉しそうにやると言った。
仲間はスラムを出れた事が嬉しいのか燥いでいた。俺も嬉しくなっていた。
その日は3人で安食堂で飲んで食べて喋った。
翌日、仲間はスキルオーブでワイバーンを手に入れた。そして仕事をする。仕事がある事が嬉しい。働けることが嬉しい。働きたくとも雇ってもらえない悔しさが思い出される。
でも今は働く事が出来る喜びがある。
他にも俺はなるべく事情のある人たちを雇っていった。普通の人は仕事があるんだ、中々雇ってもらえない人たちを俺は雇っていった。みんながんばって働いてくれる。それにワイバーン乗りは給料が高いんだ。
分割でスキル代を払ってもかなり残るんだ。それを貯めていつか家を買うとみんなが言っていた。俺もいずれは家を持ちたいなーぁ。
そんな俺も空路が二つに増えていた。借金も増えてしまっていた。
そんな日が続いていた時、俺に仕事が舞い込んできた。大きな仕事だ。戦争での輸送の仕事だった。危ない仕事だったことで俺は仲間の3人で行く事にした。
物資輸送だったけど戦場を通り結構危ない場所だった。
俺達は輸送を予定通りに行い完了させて帰路についていた時に倒れていいる人を見つけて保護した。保護した人をフェアネス王国に届けて無事完了となった。がそれで終わりではなかった。
その保護した人が敵の逃亡者だった。かなりのお偉いさんだと聞いた。俺はへーーそうなんだと思った。
だけどフェアネス王国から褒賞が出たんだ。俺を貴族として叙爵させると言うんだ。そこにあの人が又現れてフェアネス王国と話をしていた。そこで決まった事はフェアネス王国から騎士爵位を貰い。領地まで貰えることになった。びっくりしたなー、何でそうなるのと聞いたらフェアネス王国の王とケリーさまは兄弟だと言うんだ。初めて聞いたけど驚きすぎて何も言えなかったよ。あの人は貴族だったんだ。まぁ貴族ポかったけど貴族は商売をっ遣らないと聞いていたんだけど違ったようだ。
俺は貴族となったけど何も変わらない。働いてお金を稼いで借金を返していくそれだけだ。
みんなで小さな家が持てるようになった。俺の領地にみんなの家を建てたんだ。嬉しいな。