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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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173話 4人とドラゴンたち

クレスタ王国では、セント王国軍(貴族)と民衆、ダレリア王国(貴族軍)が三つ巴の戦いとなっていたそこへ自国のクレスタ王国軍が到着して3者に対して攻撃を行なった。

民衆たちは直ぐに蹴散らさればらばらとなって散っていったが、セント王国とダレリア王国は踏みとどまった。クレスタ王国如きに後れを取る事は許されないとばかりに頑張っていた。


クレスタ王国軍を率いているのは国王であった。この国王は年はまだ20代半ばで戦闘はあまり得意ではなかった。だが国の一大事であるために陣頭指揮を取っていた。それでも不慣れな事でクレスタ軍の指揮官たちに確認を取りながら指示を出していた。何とかクレスタ軍は、セント王国とダレリア王国と睨み合いとなる状況に落ち付き次の行動を話し合っていた。そこにアルたちが上空に現れ、セント王国軍とダレリア王国軍を蹂躙?してしまった。アルとカインはセント王国上空からドララゴンブレスを放ちセント軍は一瞬で燃え尽きていた。一方のダレリア王国にはアンネローゼとハルとオスカル君がいる。このハルとオスカルkんもブレスを吐いてダレリア軍を消し飛ばしていた。

一瞬で両軍が居なくなったことでクレスタ王国軍の者達は呆気に取られていたが、アルたちが地上に降りると大歓声に変わっていた。


アルたちの元へクレスタ王は駆けていく。

ジョージ「アルフォード王、感謝いたします。」

アル「おうジョージ無事でよかった。被害はどうだ」

ジョージ「はい、被害は少ないですが、村が燃やされてしまいました。」

アル「そうか敵は取る。おっ、そうだジョージもセント王国を攻めるんだ一緒に来るよな当事者だし。」

ジョージ「えっ、」


そして4人は空の上へと飛んでいた。ジョージは連れ去られた、もとい一緒に出撃したジョージ王は、今必死にオスカル君にしがみ付いていた。

アルにドラゴンに乗せられて来たが何が何だか分かっていない。分かっている事はもの凄く怖いと言う事だけであった。

4人と4体のドラゴンは順調に飛びセント王国王都上空にたったしていた。


その少し前、セント王国城内では王と宰相と貴族達が激論を繰り広げていた。

クレスタ王国を攻撃した事でフェアネス王国がこのセント王国へ報復に来る事は分かっているその為に戦うか、降伏して許しを請うかで激論を繰り広げている。セント王国にも意地がある。一戦もしないままに降伏などありえないという者と、相手が悪い先に降伏だという者と、徹底抗戦と唱える者がいた。そしてその殆んど者は徹底抗戦を指示している。それはクレスタ王国が極貧国であった事が原因となる。貧乏国に負けたとあってはセントの名が廃ると思っているのだ何ともバカげた話である。


そしてこの者達と王も同じであった。王は徹底抗戦派ではないが、一度戦い力を示してから講和を考えていた。何もしないでは国の威信に関わると判断をしていた。何しろセント王国は小国群24カ国すべての領土を合わせてもセント王国の領土の方がはるかに広いのだ。長年の卑下してきた意識がまだ抜けてはいなかった。ロング帝国やローマン帝国がギルバートに気を使っているのをまじかに見ている王でさえ意識は変わってはいなかったようだ。

セント王国は、連合国家との戦争に正式に舵を切ったのだ。

セント軍は、城を守るために兵を配備しアルたちを待ち構えていた。




アル「おーーーいるいるねーー。ドラゴンブレス一発じゃ面白くないね。下に降りて戦うか。」

カイン「おーそれがいいな。王都を灰にはしたくないしな。」

アンネ「えーーー、私は戦えないわ。」

アル、カイン「・・・・・・・・」

アル「アンネ「大丈夫だよ。戦えるさ。いつも通りやれば十分だよ。」

カイン「そうそういつも通り。」

アンネ「・・・やってみるわ。」アンネは強い。はっきり言ってかなり強い。

ジョー「わわわたしまむむむ無理です。」

アル「大丈夫だよさっき身体強化と槍と剣、鱗の盾のスキルしただろう。もうそれで十分戦えるから。」

カイン「そうだぞ、普通の騎士じゃ絶対に敵わないぞ。心配するなよ。」


そして4人は地上に降りた。ドラゴンたちは又上空へと挙がり周りを警戒している。逃げ出さないように王都の周りをまわっている。


4人はのんきに歩きながら王城へと向かっている。

4人を待ち構えている王都の防壁と門が目の前に聳え立っていた。


カインが一人前に進み、門の前まで来ると大きな剣を一振り、二振りすると大きな門は二つに割れて開いた。開いた門を通り、アルたちは城へと歩いていくが城までの間は騎士たちが襲い掛かってきていた。

騎士達は必至で3人に襲い掛かるが全く通じない。一番弱いジョージにでさえ傷一つ付けられていない。


王都の入り口の門から王城迄の一本の道であった。そこには無数の屍が転がっている。王都民たちは家の陰から覗いていた。これほどの騎士達が何も出来ないで殺されていく様を見ていた。怒らせてはいけない者を怒らせてしまったと王都民は思い出していた。


そしてやっと城の前にたどり着いたが、又城門が閉ざされている。そして門の上から弓矢が降りそそいできた。アルたちは何の気にも留めていない。一人だけ焦っている者がいるがその者も矢が通らない。鱗の盾や防壁のスキルがある為に矢ぐらいではびくともしないのであった。

又カイン一人が前に出る。門を真っ二つにして城門の中に入っていく。そこにはまた騎士と衛兵たちがアルたちを待ち構えていた。さすがのアルたちも面倒になってきていたが敵がいるのだ戦い斬り倒さなければならない。気を取り直して騎士たちを斬り殺していく。この頃になるとジョージも少しは慣れて来た。

敵の騎士にも一度剣を受けてから反撃して斬り殺せるようになっていた。必死で対応しているジョージを敵は鬼の形相に見えているようで、必死のジョージは真っ青(白)な顔であった事で、白鬼と呼ばせるようになる。顔面蒼白であったようだ。

そんな事を繰り返し、城内の騎士や兵士2400人が斬り殺された。もう残っている者は内政官と侍女や下働きの者たちだけであった。

アルたちは喋りながら散歩をするように城内を歩き回り切り殺していた。




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