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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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169話 もう一つのダンジョン

今度のダンジョンは北東へドラゴンで2日間の距離だった。

ダンジョンの町は賑やかで、多くの冒険者と探索者でごった返していた。このダンジョンはかなり良い物が取れるようだ。魔物の肉も美味しい物が多く、多種多様な物が採れている。薬草もかなりの量が取れている。

このダンジョンは初心者から中級の者たちが多くいる、その代りに上級者の者達は少ない。それはこのダンジョンに出る魔物が弱い事で強者は他にいってしまうからだ。其れでは何故40層迄到達していないのか、それは31層が極寒の地であり雪に蔽われてている世界になっているよいう。

魔物も白く物凄く見えにくいようだ。さすがの強者の冒険者たちも寒さには敵わないようで寒いのが嫌だと言ってそれ以上進む事は無かったと言う。


アルたちもその話を聞いてブルブルとしていたが行かない訳にはいかない。防寒対策を行なってからの出発となった。

準備も整ったことでダンジョンへと出発となる。

このダンジョンでは20層で身体強化のスキルオーブを取る事が出来た。

そして30層迄は何の問題もなかった、そして愈々31層である。


本当にそこは白い世界だった。


雪に蔽われた世界だ。吹雪で視界も良くないこれでは魔物が近づいても分からないだろう。案の定魔物が近づいてきていた気づくのが遅れた。直前まで分からなかったのだ白い魔物は雪と同化しているようでわかりにくい。魔物自体はそれ程の強さは無く問題なく倒せるがこの白い世界がやっかいだ。それに寒い。

寒いのでどんどんと進んでいく、すると岩山があり洞窟がある。そこに下へと下る階段があった。そこにも魔物がいたが岩が白ではなかった事で白い魔物がハッリと分かり簡単に倒せた。


31層を抜けて32層に着くと普通のダンジョンに戻っていた。防寒服をアイテムボックスしまい普通の服装に着替える。やっとモコモコな服とおさらばできる、本当に動きにくかった。


32層でも魔物はかなり弱く他のダンジョンと比べても弱い方だろう。

それからも大して強くない魔物を狩りながら進んでいきやっと40層にたどり着いた。

40層もいつも通りの風景だ。

休憩もそこそこにボス戦へと向かう。ボスは、オーガとリザードマンが交互で1体の時もあれば3体、5体の時もある。その種類と数によってスキルオーブの種類が変わっていた。そしてスキルオーブの種類の数が多い。今までのダンジョンとは違っていた。剣、槍、弓に鱗の盾、防壁に縮地、アイテムボックスに鑑定といままでのスキルオーブのオンパレードだった。


このダンジョンは、スキルオーブを取りやすくするためのダンジョンなのかもしれない。寒ささえ克服できればかなりの者たちがスキルを手に入れる事が出来るだろう。


アルはこのとき思った、だから20層で身体強化なのかと疑問が解決した。身体強化があれば極寒地でも何とかしのげる、防寒対策を行なえば確実に突破が出来るだろう。



40層でスキルオーブの種類確認にかなりに時間がかかったが大体把握したので60層を目指し事になった。そして41層からの魔物が強くなっていた。40層迄とは比べ物にならない程、強力な魔物となっている。少しでも油断をしたら一撃を喰らいそうになる。


まぁ強力になってもアルたちは敵わない。サクサクと倒しながら進んでいく。

60層に到達するといつも通りであった。


そしてボス戦へと向かう。


60層のボスは、グリフォンだった。このグリフォンは空と地上の両方で活躍できる魔物だ、空からの攻撃も出来るし、地上での戦いも出来る。特に上空からの急降下は危ない。強力な前足の爪が人の肉を握りつぶしてしまう。そうなれば人は動けないだろう、そして地上に降りれば巨大なライオンの体で敵を倒す。ワイバーンは空では強者であるが地上で戦うには少し無理がある。ドラゴンであれば問題はないが比べる事は可哀そうだろう。

グリフォンは、空と地上で戦える貴重な魔物であった。


それが今回はボスである。だがアルたちは分かっていた。グリフォンとティムがこの60層のスキルオーブと予想が出来ていた。


アルはマジックに乗り空からグリフォンに攻撃を仕掛ける。グリフォンにしてみたら相手が悪い。ワイバーンなら何とかしのぎ地上の戦いに持ち込み勝利する事が出来るだろう。だが相手がドラゴンとなればそうも行かない。ドラゴンの強力な爪で地上に叩き落され、体格差から押さえつけられて終わりであった。

これがドラゴンでなければグリフォンは強い、ワイバーンにも負けないだろう。地上でもハイオーガやサイコロプスにも勝つだろう。それ程の強さを持っている。


スキルオーブに変わるとレビンがスキルを使う。スッと胸の中に消えてた。

レビンはスキルと使いグリフォンを呼び出す。愛くるしい表情のグリフォンに変わっていた。スリスリと甘えてくるグリフォンは先ほどまでの威厳は無くなっていた。


レビンとジークは話合いこのグリフォンを大量に確保することなった。地上で戦える魔物は貴重だ。空も飛べるとなれば尚更だ。


そしてここでも合宿が始まった。


アルは、60層は任せてカインと二人で下へ行くとにした。5人が60層に居ても暇をするだけだ。

アルとカインは61層へと向かう。二人での攻略は何の問題もなく80層まで突き進んでいった。


そして80層のボスは、機人であった。アルはスキルオーブがゴレームだと思った。機人を倒し確認をすると違った。スキルオーブは進化の実でった。

40層で出ていた物が今回は80層で出る。何か違うなとは思うが仕方がないこういう物だと思うしかないが良く考えれば納得は出来る。弱い魔物が40層迄続いている。そして41層から強い魔物なっていく。グリフォンを手に入れていればこの80層での機人の戦いも有利に展開できるだろう。

そう考えるしかない答えは分からないのだ。


80層でオーブも確認できたことで、もっと下へと向かうが86層で終わっていた。ここもまだ成長途中のようだ。

アルとカインは40層へと戻る。ジークたちはまだそこに居た、アルたちが戻った事で上に帰るかと話になり明日帰る事が決まった。


翌日、5人で地上へと向かう。

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