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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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168話 皇太孫がいた

5人はダンジョンから出ると、ローマン帝国皇太孫、アレキサンドル・レイク・ローマンがいた。

この皇太孫は皇帝の孫だ、何故そんな偉い人がダンジョンの前で待っているのか。

孫「やぁ、アルフォード殿、ダンジョンに入ったと聞いて待たせてもらったよ。」

アル「お久しぶりですね。どこかで話しましょう。」


アルたちは、この地の領主の館に招かれて一旦休憩を挟み、改めて皇太孫と話を会いを行なう。


孫「すまないね疲れているのに。」

アル「いいえローマン帝国に報告をしようと思っていましたから丁度良かったですよ。」


アルはこのダンジョンで取る事の出来たスキルオーブを皇太孫に手渡す。そしてスキルオーブのロック鳥とティムの事を告げていく。

その他にも、37層、38層、39層の攻略方法も同時に伝える。これからはローマン帝国だけでダンジョンに潜る事になるだろう。アル達だけが攻略できるのでは意味がないからだ。ある程度の強さを持っているものであれば攻略出来る事を証明しなければならない。そうでなければスキルオーブ(ロック鳥)の値段が跳ね上がるからだ。


孫「アルフォード殿、どうだろう一度現地で見本を見せてもらえないだろうか、うちの騎士達を連れて40層迄お願いできないかな。」

アルはみんなを見回す。みんなは頷いてくれた。

アル「分かりました。今日明日はさすがに休憩と言う事で明後日から又潜りましょう。」

孫「おーーありがたい、宜しく頼むよ。」



アルたちはこの館で2日間を過ごす事とになった。アルたちは町の宿屋の方が気が楽でいいのだがローマン帝国としての体裁もあり館で過ごす。この館の主は別の場所に移っている。館ごと明け渡してくれたのだ。アルたちはその主に感謝の気持ちとして、ダンジョンでとって来たスキルオーブを10個渡した。


そして再びダンジョンへと向かう。今回はローマン帝国騎士が10人と皇太孫迄ついてきた。

流石にアルたちは説得をしただ聞いてくれない。まぁ仕方ないとジークが了承してしまった。

アルは、ローマン帝国騎士だけで攻略が出来るように考えた。そこで今回のロック鳥を使い事にした。37層のスライムは普通の攻撃では倒すことが難しい。そこでロック鳥で強力な爪で握り踏みつぶす事にした。

アルの思惑は成功した。ロック調は大きいそして強靭な足の爪でスライムを握り潰していた。スライムは抵抗も出来づに破裂していた。破裂し再生する間に核を破壊する。これでこの37層は突破できることになった。

38層は鳥女ハピィであるが、集団での騎士たちの連携で何とかしのげた。もう少し騎士が集まれば問題は無くなるだろう。騎士が20人ぐらいなら全く問題はなくなる。

39層のケンタウロスは全く問題はなかったケンタウロスが可愛そうに見えてしまった。やはりのスライムが問題だったようだ。


そして40層にやってきた。

この40層は、ミノタウロスである。基本3体のミノタウロスだ。騎士10人が連携を取り囲んで仕留められる。

此処で騎士たちと又合宿を行なう。騎士たち全員がスキルオーブを手に入れるためである。


何と40層で30日も過ごしてしまった。騎士たちの連携訓練を兼ねた合宿となってしまった。スキルオーブも大量に確保していた。1日4個で120個も確保した。

やっと地上へ戻ると今度は皇帝がいた。もうアルはガックリと肩を落としていた。


皇帝は、ダンジョンのスキルオーブの報告を聞き大喜びとなりこの地にまでやってきたと言う。

そして戻った皇太孫が大量のスキルオーブ迄持っている。

これでローマン帝国の広大な領地もロック鳥が大空を飛びまわれば、国土も少しは小さくなるだろう。


皇帝はアルたちに感謝と報酬としてローマン帝国の東の海に東諸島と呼ばれている島々がある。この東諸島をアルたちに報酬として渡すと言う。そんな遠くはと思ったが貰っておく。何かの役に立つとこがいずれ来るだろう。

東諸島を譲られる事でローマン帝国で伯爵位も5つ貰った。諸島内は完全自治区として自由にしてよいとまで言っている。島もかなりの大きさがあるようだアルは一度見に行こうと思っていた。


そして皇帝は無茶な指示を出していた。ダンジョンに24時間、365日詰めさせるようだ。騎士たちはローテーションで中に潜り、スキルオーブを取る事になった。騎士たちの顔が疲れ切っているように見えるのは気のせいではないだろう。

6時間に一つで一日4つ、一年で1460個のスキルオーブを手に入れる計画のようだ。指示を出す者は気楽だ。実行する者達はもの凄く大変だろうとアルは思うが何も言えない。


皇帝はダンジョンと繁殖で一気にロック鳥を広めるようだ。広大なローマン帝国にとってこのロック鳥は、天からの恵みに思えるようだ。

この広大な領土である事で地上にも移動手段も手に入れたいと皇帝は話す。皇帝の思惑はバトルホースの輸入だ。ジークはバトルホースを年間100頭までならリーフ王国の許可が出れば可能と伝える。後はリーフ王国と交渉をしてくれと言っていた。


アルは此処で鉄道の事も話す。大陸横断鉄道を造り上げればかなりの人々が行き来出来るようになり。産業も発展していく。バトルホースやロック鳥も大事だがまだまだ高価だ。それならば鉄道を敷き民の移動手段とする方が経済的だと伝えた。皇帝も理解してくれているが、鉄道はまだ先になりそうだ。


今のローマン帝国はやっと落ち着いてきたところだ。このまま安定していけば鉄道も作る事が出来る。

後1,2年様子を見ながら進めると言う。それまでは、ロック島を使い。帝国を強固にするつもりのようだ。東の国境がきな臭いようで今注視していると言う。


それから三日ほど皇帝もこの地に滞在していた。ギルバートの者達と特にジークとレビンと話があったようで何やらコソコソと話をしていた。三日間の間で皇帝もかなりリフレッシュされたようで疲れが取れている様だった。

皇太孫も同席していたのだが逆に皇太孫は疲れ切っていた。まぁまだ若いのだ苦労しろよ。


そしてやっと次のダンジョンへ向かう事になった。なんだかんだで2月以上この地に居た事になる。


アル達5人はドラゴンに乗り飛び発っていった。


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