158話 色々と改良
アルは、浮遊島の改良を行なっている。避難民用に浮遊島を使用していた事で本来の目的であるギャンブル場を一部取り壊していた、其れの補修と新規の建物を建設している。浮遊島も本来より大型となり、色々な建物を建てる事が出来ていた。
まずホテルだ。このホテルは高級ホテルと普通にホテルの2種類となる。町の宿屋とは一味違う様になっている。普通のホテルでも浴室完備に個室トイレ、ルームサービスもホテルにある。高級版は普通版によりかなりに豪華な部屋となっている。普通版は1ルームだが高級版は、2部屋が基本となるしれに美術品等も飾ってある。スイートならば2LDKの間取りだ。
ホテル以外にも、高級店を多く作っている。普通の店5割、高級店3割、専門店2割。
浮遊島にもダンジョンを造った。これは噴火の溶岩用に作ったのだが、折角造ったのだから使う事にしたのだ。アルの作成したダンジョンからならば移動可能としていた。フェアネス王国にあるダンジョンと新領地にあるダンジョンからこの浮遊島へと渡る事が出来るのである。ギャンブルだけではいけないと思い。他の施設も作っている家族で遊べるように、子供用のアスレチックとちびゴーレムを使い遊び相手をすると言う物だ。後は魔物の見物ツアーも用意している。
広くなっった浮遊島は確実に豪華になっていた。そして溶岩の一部アイテムボックスに保管している。浮遊島のお湯を造るために流用するつもりだ。少しずつ使えば100年は持つだろう。
そしてなんといってもギャンブルだけじゃないと見せなければならないそこで俺は劇場も造った。こっれならば目玉となるだろう。だがまだ公演する劇団がいない。
そして浮遊島の試験で飛ばすことにして目的地は、溶岩を流したクレメン島だ。飛竜に引っ張ってもらいゆっくりと進んでいく。飛竜6体で浮遊島を牽引している。
そして俺はクレメン島へ来て見てびっくり。クレメン島がもう一つあった。いや、正確ではなかった。クレメン島の隣に同じぐらいの大きな島だ出来上がっていた。この島は溶岩で出来ている島だ。地面が固いために草も何もない。ただ岩の島であった。
何かに仕えないかと思うが、周りをコンクリートで固めて、居住区にでもするかな畑は無理だしな。
後は土で山でも作るかそうなれば普通の島と変わらなくなるだろう。土は何処から持ってくるかな。
どこかの山を崩した時でも此処に運ぶかな。
俺は、浮遊島へと戻り海に出るゆっくりと進みながら大陸とは反対方向に進んでく。
海は穏やかで遠く水平線を眺めていると水平線の向こうから船のマストが見えてくる。俺はおッ船だと思いながら見ていると。結構傷んでいる船だった。浮遊島は低高度で飛んでいた事もあり。その船と話をする事も出来る高さであった。
アル「おーーーい。大丈夫か。」
船「あっ、たたた助けてください。みみみ水が無いんです。」
アルは浮遊島から水を飛竜に運ばせる。船員はびっくりしていたが水が貰える為に耐えている様だ。
そして水を飲んで少し落ち着いたのだろう。陸地は無いかと聞いてきたのでアルはホントウ島の事を教えた。
礼を言いボロボロの船はホントウ島へ向かっていった。
アルも何時までも大陸と反対方向に進んでいては拙いので方向を大陸に向ける。
ギルバートの新領地に向かう。
アルの新領地に到着すると、ロビンが駆けこんできた。何事かと思ったが俺が久しぶりに来たことで仕事の話をしたかったようだ。全てを任せているつもりでもそうは行かないようで俺がこの地で机に縛り付けられてしまった。手だけは自由に動かせるがそれ以外は頑丈に縛られている。誰にもこんな姿は見せられない。俺は必至になって仕事を片付けて自由を手に入れた。長かった2日間も終わった、俺は自由だ。
ロビン「なに大げさに言っているんです。」
アル「イヤー、尋問される敵の捕虜の気持ちが今やっと分かった気がしてな。」
ロビン「そんな気持ち知りませんが、アル様これから何方に行かれますか、フェアネス王国ですか。」
アル「そのつもりだけど何かあるのか。」
ロビン「はい実は、領内のダンジョンを大きくしていただけないですか、ダンジョンが人で溢れてしまいそうです。大人気となってしまっています。
アルもそんな事になっているとは思ってもいなかった。急いでダンジョンへ向かうと本当に人で溢れていた。原因は薬草であった。アルは色々な種類の薬草が取れる様にと多数の薬草だ出る様に配置していた。その薬草の数種類がかなり貴重な物のようだ。その薬草を求めた全国。いや各国からこのダンジョンにきているようであった。
アルはこの状況を少し調べてみる。そして少しだけ変更をした。
1層 何もない広場、(移動の扉・浮遊島まだ封鎖中)
2層 農作物類 (倍に拡張) 新種薬草
3層 薬草類 (倍に拡張)
4層 魔物、水筒、着火筒
5層 魔物、水筒、着火筒
6層 魔物、鉱石(銅)
7層 魔物、鉱石(鉄)
8層 魔物、鉱石(鋼)
9層 魔物、鉱石(銀)量は少ない
10層 魔物、鉱石(金)量は少ない、ボス魔物(魔法剣、魔法槍、魔法弓)
11層 魔物のみ(拡張) (マジックバック50日に1個)
12層 魔物のみ(拡張) (マジックバック50日に1個)
13層 魔物のみ(拡張) (マジックバック50日に1個)
14層 魔物のみ(拡張) (マジックバック50日に1個)
15層 魔物のみ(拡張) (マジックバック50日に1個)
16層 魔物、(魔法剣、魔法槍、魔法弓)
17層 魔物 (魔法剣、魔法槍、魔法弓)
18層 魔物 (魔弾筒)
19層 魔物 (魔弾筒)
20層 ボス魔物 マジックバック(3種)、スキルオーブ(身体強化)
アルは2層と3層を倍に拡張した。そこに新たに薬草が生まれるようにした。今までの倍は薬草が採れるようになった。その3種類の薬草も同じだ。この場は生活の為、夢の為の場所である。無限にとはいかないが、今より取れるように成れば少しは落ち着いてくるだろう。11層から15層でマジックバックも出る様にした。貴重な物が保管できれば役に立つだろう。
21層も作れるほどの魔力は溜まっているが、まだ作らない。もう少し様子を見て人々が求めている物を作ろうとアルは思う。