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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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153話 8か国事前会議

8カ国の枠組みを決める前段階の会議を行なっている。先ずは名称の問題だ。8カ国協議とする案と大陸評議会と大層な名称が出てきている。大陸評議会とで提案したのは勿論ローマン帝国帝国だ。大陸なんて名前を思いつくのは大きな国だけだろう。この大陸評議会は他の国すべてが反対した。そりゃそうだろう、そんな大相な名前じゃ恥ずかしい。そしてこの名前だとローマン帝国が中心となる事に繋がる。何せ大陸の半分近くを領土としているのだ当然だろう。

他国が反対するのは頷ける。そうなると名称が8か国協議となるが、6カ国協議と似ていて紛らわしいとなっている。

まぁどうでもいいことだ。(仮称で8か国議会となった。)


仮称だが名称が決まると、この島が又会議の場となる。迎賓館を使うわけにはいかず。新たに8か国の為に建設することなった。まぁこれは仕方がない。

この8国の話はやたら話が大きい、今迄の6か国協議は、身内の集まりのような感じであったが、この8カ国は全く違っている。ローマン帝国という超大国があるせいかもしれないが、大陸全体の事を話題にする。

ローマン帝国以外そんな事は知らんと言いたいがそうも行かない。

ローマン帝国以外にもロング帝国も話題に乗ってくる。

セント王国やダレリア王国もこの8カ国以外の国と接触が多いために両帝国に従う形をとってきている。

何かこの8カ国はロング帝国派とローマン帝国派になっている様だ。フェアネス王国は中立という所だろう。


大陸の話では、ロング帝国とセント王国対ローマン帝国、ダレリア王国、ガリレオ王国となっている。テトラ王国は中立を望んでいる様だ。

また別の話になるとローマン帝国対他全ての国となったりと変わってくる、まぁ健全な事ともいえる。

いいも悪いもいつも同じで無いだけ健全だろう。


そんな事を色々と決めていくと今後の6か国協議との関係も議題にのぼる。6カ国に参加している4か国はこの話題を避けたい所だ。何故かというと恩恵を受けているからだ。

恩恵とは、リーフ王国の計らいによって定期的のスキルオーブを各国に卸しているいる。リーフ王国内にでの法律により重要なスキルオーブは輸出を禁止されている。リーフ王国の許可が無ければ取引が出来ない事になっている。元々最初にこの問題があったために6カ国協議が出来上がったのだ。今では色々な事を話し合いをする場となっているが、元がスキルオーブの配分の為の協議だった。


リーフ王国が現在制限しているスキルオーブは、ワイバーンのスキルオーブ、ハイヒューマンのスキルオーブ、60層のゴーレムと80層のダンジョン作成はあるが誰もいけない事で除外している。


あと正確にはハイヒューマンのスキルオーブはリーフ王国は関係が無いがギルバートの配慮によってリーフ王国管理となっている。ギルバート独自で誰に使おうがリーフ王国は何も言う権利はない。

各国は、何とかワイバーンとハイヒューマンのスキルオーブを手に入れたいのだ。


アルは此処で思いつく。以前に聞いたローマン帝国にあるダンジョンの事だ。今だに40層に到達していない事を思い出していた。そこで二つのダンジョンの調査を行ないその内容にも寄るが、取引出来ると伝える。だが誰が行くのかとなるが、みんなが一人の人物を見ている。そうアルだ。

まぁそうなる事は分かっていた。アルは自分が調査に行き確認すると伝える。

そこで、何かが見つかる前に配分を決めてしまおうと各国が動く、それはそうだろうダンジョンのある場所がローマン帝国なのだ。他の国々は蚊帳の外になりかねない。今から決めておくと考える事は各国にとって生命線となるからだ。


ロング帝国とガリレオ王国とテトラ王国は少し余裕がある。自国のダンジョンが成長すれば、スキルオーブが取れるからだ。ギルバートの者達が作り出したダンジョンをもっているのだ。

ダンジョンの無い国は、ダレリア王国とセント王国、サウストク王国の3か国となる。この3か国が激しく抵抗していた。

アルは折衷案としてティアナス連合国家内にダンジョンを造りサウストク王国、ダレリア王国、セント王国の近い場所に作り4国共同で管理運営を行なう事を提案する。こうでもしなければ治まりが付かなかった。これはごねた者が勝ちと7カ国の者たちが思った事であった。


完全にアルが調整役となっていた。ダンジョンを持っているアルが納得すれば大抵の事は解決する。7カ国の者たちは、妙な連携が生まれていた。


アルの調査次第でまた事前協議となる事が決まった。今回はこれで終了となった。

疲れたアルは島で少し休む事にした。獣人達と森に入り狩りを楽しんだりしている。

時にはまた海に出て迷子になりそうにもなっていた。



島で楽しんでいると、ホントウ島から伝令が飛んできた。伝令によると、ホントウ島に別大陸の者たちがやってきたようだ。船に乗って交易をしたいと伝えて来た。アルは急ぎホントウ島へと向かった。

あるがマジックに乗りホントウ島上空に到達してみた物は大きな船が2隻浮かんでる。この船でこの島に来たのだろう。

アルは島におりた。アルの領地に降りたのだが別大陸の者たちは、ホントウ島の王であるホントウ家に行っていると言う。まぁ普通に考えればそうだなとアルは思い直した。

この島では一介の領主であるのだ。アルの所には来ないだろう。何か交易できる物でもあれば別だが、この島ではまだ出来ていない。


折角来たこの島で、モルト・ラークに会いに行く。

モルトはこの領地の代官だ。家族を引き連れてこの島へ移住してくれたのだ。


アル「モルト、どうだ問題は無いか。」

モルト「アル様、今のところ領地は順調です。大きな問題はありませんが、ホントウ島のホントウ家が少しおかしくなっているようです。」


モルトの説明では、王位を簒奪したマレーシ家がまた王位を狙っていると言う。武力ではなく、政策で狙っている様だ。そこで王と王子が今対立してしまっていると言う。マレーシ家の策略によることだ。

表向きは平和だが、裏では人も死んでいる様だとモルトはアルに報告した。





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