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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
140/259

140話 連合国家成立

アルは今、8か国の者達と話し合いをしている。

アルは、7連国を参考に枠組みを造る事を告げる。もちろん8か国の者達も同意をする。

7連国は、ギルバート公国が主国となり他6か国を統率している。何か問題が出た場合にギルバートが調整していくという物だ。何かを強制的に行う事はしない。


9か国の大まかな決め事として、元タイガー王国を改名、フェアネス王国とする。

フェアネス王国を中心とした連合国家となる。

9か国は定例会議を開く事も決まり、其処で何か問題があれば解決していく。それと同時に7連国とも年1回か2回、集まる事も決まった。


小国群配置図

                |ーーーーー|ーーーーーーーーー|ーーーーー|

                |  ①  |         |  ④  |

                |____________|         |     |

                |     |  ③フェアネス |ーーーーー|

                |  ②  |      王国 | ⑤   |

|ーーーーーーーーーーーーーーー|ーーーーー|         |     |

| スリート | | メイスン  |    |ーーーーーーーーーーーー|ーー| 

|ーーーーーー ーーーーーーーーー| ⑥  |    |  ⑧    |   |

|ギルバート  | タリー    |ーーーー| ⑦  |ーーーーーーー| ⑨ |

|ーーーーーーーーーーーーーーーー|    |    |       |   |

|ドロイド |アンデル |クリデン | ⑩  |ーーー|  ⑪    |ーーー|

|ーーーーーーーーーーーーーーーーー|ーーーー|   |ーーーーーーー|   |

   |      |_        |  ⑫   |     |     |

   | サバリナ   | プリテン  |ーーーーーー|     |  ⑭  |

   |        |       |      ⑬    |ーーーーーー|

   |ーーーーーーーーーーーーーーーー|           |  ⑮   |

                    |ーーーーーーーーーーー|ーーーーーー|


参加国

1,メルカリ王国

2,サントラ王国

3、フェアネス王国

4,クオーツ王国

5,ネルソン王国

6,ヒルデル王国

7,サンレー王国

8,ゲイメル王国

9,ベルシー王国


この9か国連合の話が公になると、7連国以外の国々が騒ぎ出した。24か国中6か国が独自路線を取る事に不安を感じたのだ。そして6か国を纏めようとする者が出て来た。


10,バルト王国

11,レイボン王国

12,リセルト王国

13,マセル王国

14,トルセイ王国

15、クレスタ王国


この6か国内でマセル王国の国土が一番大きい。マセル王国は6か国を纏め、7連国と9か国連合に対抗しようと考えているが、6か国のバルト王国が、9か国連合に参加したいと打診をしてきた。

アルとしては一国増えても何の問題もない。

しかしマセル王国は、必死で取り込もうとしている。何とかバルト王国を引き留め6か国同盟を成立させた。だが緊急で行ったこの同盟は、かなり無理のある同盟となった。

マセル王国の独りよがりの同盟になっていた。後々問題になりそうだ。


9か国連合と同時期に6か国同盟が成立した。

小国群は3つに別れた事になるが、7連国と9か国連合は実際には一つだろう。7連国の筆頭がギルバートであり、9か国の筆頭もギルバートなのだ。

そんな両連合国家に色々と意見を述べてくる国が出来た。6か国同盟盟主マセル王国だ。同盟が成立すると7連国と9か国連合に筆頭国の会議を提案してきた。

ジークとアルは他国を知るチャンスであり、他国間の問題解決には必要と判断した。

マセル王国はこの筆頭国会議で存在を示したいと考えている様だ。



そして3か国が一度集まる事となった。場所は、7連国のギルバード公国で行う。



ギルバート公国の公王ジーク、フェアネス王国のアルフォード、マセル王国のディアス・マセル王の3人が、ギルバート公国公都、迎賓館に集まった。

ジークとアルはこの都市を見慣れてるために何とも思わなかったが、ディアスたちは違った。このギルバート公国に着いて驚きの連続だ。馬車でノロノロとギルバート王国に到着した一行は、国境で入国審査を受けた。その国境が国の辺境とは思えない程の都会だった。町には多くの人、物が溢れていた。自国では考えられない光景だった。そして国内に入り、公都へ着くとまた驚いた。迎賓館が物凄かった。最新設備で建てられたこの迎賓館は、アルの自慢であった。水洗トイレから水道、照明迄ついている。この照明設備は、ギルバートの中でも最新式だ。

光る鉱石を加工して造られている。まだ技術的に改良の余地があるが、インパクトを与える効果は抜群であった。

今迄はランプが主流であった。蠟燭やランプでは夜に本を読む事も大変だ。アルはこの問題を光る鉱石で解決したのであった。今は大量に使用しなければ求める明るさに成らないが、あと数年もすれば改良されるだろう。


マセル王「これは何だ。」

マセルの役人「分かりません。」

マセル王「このトイレは何だ。」

役人「分かりません。」

マセル王「この都市は夜でも何故明るい。」

役人「分かりません。」


マセル王は、答えらられない質問を繰り返していた。マセル王国は威厳を作り出すために、ギルバート公国に対して、さも知ってる様に振舞ってしまった。それで使い方を説明不要と伝えていたのだ。

今さら恥ずかしくて聞けないというのが現状であった。


そんな少し見栄っ張りのマセル王は、晩餐会でまた驚かさられる。マセル王は、ゆっくりと座っての晩餐会と思っていたようで、立食のパーティーとは思っていなかったようだった。マセル王国の家臣たちはおお喜びだ。王だけで食べる物と思っていたが、家臣たちの分まであると聞いて皆は喜んだのだ。

ギルバートの者達は当然と思っているのか変なリアクションは無い。

家臣たちはギルバートの者達と楽しく喋りながら酒と食事を楽しんだ。

ジークやアルも酒を飲みながら気軽に話しかけて楽しんでいる。マセル王だけが不機嫌になっていた。




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