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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
135/256

135話 女5人集まれば


   (小国群)

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  |          |    |          |

  |  スリート王国  |    |  メイセン王国  |ーーー

  |          |  ーーーーーーーーーーーーーーーー|

  |ーーーーーーーーーー  |                | 

  |  ギルバート公国   |     タリー王国     |

  |            |               |

  |ーーーーーーーーーーーー|ーーーーーーーーーーーーーーー|         

  |         |        |         | 

  | ドロイド王国  | アンデル王国 |  クリデン王国 |

  |ーーーーーーーーー|ーーーーーーーー|ーーーーーーーーー|ーー|

       |         |                |

       |         |                | 

       | サバリナ王国  |ーーー|  プリテン王国    |

       |             |            |

       |             |            |

       |ーーーーーーーーーーーーー|ーーーーーーーーーーーー|

この小国群の中で、7連国とサバリナ王国、プリテン王国の9か国の内で女王が4人もいる。他の小国たちは興味深々となっている。小国群は24の国が集まっている地域の事を差している。24か国が連合を組んでいる訳ではない。


メイスン王国のマリネット女王。クリデン王国のジェリー女王、ドロイド王国のアンネローゼ女王、プリテン王国のエリザベス1世女王の4人である。この4女王はここ数年で誕生した。しかもこの4人のうち2人が未婚であり、一人が未亡人である。各国は、この3か国に対して結婚の申し込みが殺到している。そして唯一の既婚者である。アンネローゼのご機嫌がすこぶる悪い。自分は結婚して子供までいるのだが、結婚の申込が来ない事に怒っているのだ。来ない事は分かっているのだが、来てほしいのだ。家臣たちも大変困っている。



そんな時、プリテン王国女王からマリネット女王とジェリー女王、アンネローゼ女王と次期女王であるサリーを含めた5人で会おうと提案がされた。アンネローゼは快諾。場所はプリテン王国となった。


アンネローゼのご機嫌が急上昇したことでドロイド王国の家臣たちも一安心だ。アンネローゼは、妹のサリーと共にプリテン王国へと向かう。お土産を大量に持ち、二人はご機嫌で向かっていった。




女5人集まると何ともはや、姦しいという言葉がピッタリと思える光景となっていた。

周りにも女性騎士たちが護衛として付き従っている女の花園と言える光景であった。このプリテン王国では半年前では考えられない光景だ。

マリネットとジェリーが未婚である為に、誰と何時、結婚するのかと話題のなる。ところが二人は困った顔をしている。何故かとサリーがお姉さんぶって尋ねる。すると突然国の王となり国の舵取りと家臣たちへの気配り、民の生活など色々と仕事が多く、できれば結婚して夫になる者と一緒に仕事をしたり、振り分けたりしたいと思うがそう簡単にはいかない。国内の貴族の子弟ではその貴族が力を持ちあまりよくない。外国の貴族や王族では情報が足りずまだ分からない状況だ。

困っている二人にサリーが一言「私に任せて、いい男を見つけてくるわ」と言い切っていた。


アンネローゼはこの時に分かっていた。サリーは兄たちに一言いうだけだ。「お願い。いい人を見つけてあげて」というだけである。


そんな5人は定期的に会合(ただのお喋り)を開く事に決まった。


そして2回目の会合が開かれ、楽しくお喋りをしていることろにプリテン王国騎士がタイガー王国王子が、女王に挨拶に来たと告げる。

エルザベス1世は仕方なく中座してタイガー王国王子に謁見する。それに興味を示した他4人も同行する事となった。


城の謁見の間で、エルザベス1世は威厳に満ちた姿で現れる。


このタイガー王国派小国群の中でも多いな国だ、1,2番の国土を持っている為に小国群の中でかなり態度がでかくなっている。

そして今回もその態度は変わらなかった。

王子「このプリテン王国は、王が変わっても挨拶に来ないのは何故だ。」

女王「はて、何故、挨拶に行けなばならぬのだ。貴国とは離れていよう。」

王子「タイガー王国はこの小国群の盟主だぞ。」

女王「盟主?そんな事、初めて聞いたぞえ、」

王子「はっ、そんな事も知らんのか、これだから田舎国家は、いいか女王様良く聞いてくれよ。タイガー王国は24か国の盟主だ。うちに逆らうな。いいな。それとメイスンかクリデンの女王と結婚する、繋げよ。」

女王「この者を捕らえよ。」

王子「えっ。」


護衛である騎士が王子に近寄る。王子は近寄ってくる騎士が女であることが分かるとニヤケている。余裕が戻った。

だが抵抗する事も出来ずに捕まってしまった。お王子は喚き散らす。王子の供の者達が騒ぐが張り倒される。

するとアンネローゼとサリーが姿を現す。

アンネ「何この男は、常識もないし、弱い、汚い、不潔で顔も悪いわ。男として最低ね。」

サリー「そうですわ、お姉さま、こんな男はいない方が宜しいですわ。チビでデブで汚い女の敵ですわ。」

この二人にかかると全ての男が委縮する。

王子は、初めてなのだろうこんな言い方をされ、チビデブ、汚いなどを言われた事がショックで立ち直れないようだ。


一言、二言、フォローしよう。この王子は、背が多少低いがそんなに太ってはいない、ぽっちゃりしているなーぐらいだ。それに顔は普通だし、汚いのは旅で汚れてしまったからであり、きちんと風呂には入らないが拭いている。そして弱いのではなく騎士が強いのである。まぁ常識はないのかも。


王子を捕らえたことにより、タイガー王国へ使者を送る事となった。誰が使者として赴くか。するとサリーがアルしかいないと言う。アンネローゼもアルならば問題ないと納得する。他3人も同意したことでアルを呼び寄せる事となった。

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