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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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125話 ワイバーンとバトルホース

クレタ島は一段落した。ホントウ島の代官も決まりアルは少し余裕が出来た。そこでワイバーンの調教を見学に行く事にした。

今迄は、ダンジョン内でのスキルオーブか繁殖でしかワイバーンを持つことが出来なかった。それがこのクレメン島のワイバーンを捕獲し調教が成功すれば、需要不足のワイバーンが少しは緩和されるだろう。



アルは、調教施設に入る。

そこには、ワイバーンが行儀よく座っている。


アル「応、カルトどうだ。ワイバーンは。」

カルト「アル様、順調です。私のワイバーンの方が強いと認識しています。要は私のワイバーンに従っていると言った方が正解です。その上で調教しています。」

アル「ワイバーンに従っているのか。飛竜ならどうだろうか。」

カルト「従うと思います。同じ竜種ですから問題はないと思います。」



アルは実験としてカルトと部下たちとワイバーンの捕獲にでる事にした。


ワイバーンの捕獲をするためにマジックと飛んでいるがワイバーンがいない。ドラゴンを見てどこかに逃げてしまったようだ。

アルは仕方なくマジックと引き返した。その後カルトがワイバーンを捕獲してきた。

やはり捕獲にはワイバーンが必要だ。


アル「ワイバーンを捕まるにはやっぱりワイバーンだな。」

カルト「そうですね。同じワイバーンが自分の縄張り内に入った事で攻撃に出てきているのかもしれません。

アル「あーそうだな。それ正解だな。しかしカルトお前凄いな。こんなに簡単にワイバーンを捕獲できるなんて。」

カルト「兄の方が凄いです。兄貴は一気に8頭捕獲しました。」

アル「俺に報告が来た日だな。」

カルト「はいそうです。」


アルはこの捕獲を他の者たちにもやらせたが上手く行かなかった。この兄弟にしか成功していない。その為にアルは兄弟に弟子入りをさせた。兄弟が弟子を取りやり方を教える。ダメもとでやってみる事にした。


アル自身も一は成功させたいと、隠れて必死でワイバーンを探しているがまったく見つからない。マジックが悪い訳ではないが、マジックに八つ当たりしたくなっている。

八つ当たりをするわけにもいかないアルはクレメン島の大きな木に来ていた。ワイバーンの事を聞きに来たのだ。


大きな木にそっと触れる。

アルと木がつながるとアルの中に木の意識が流れる。その意識の中で魔物に関してを探していく。

ワイバーンは、空の防衛の為に生まれたようだ。それは今でも続いている。

木は(ダンジョン)は必要、不必要で魔物を調整している。必要であれば増やし、不必要であれば減らす。

ならば必要とすれば大量にワイバーン生み出すことが出来る。それを調教すればいい。

必要とは、アルは木の意識の中を探す。数が少なくなれば必要であり、多ければ不必要だ。それと必要数を増やすかだ。どうやって必要数を増やすか、これまでは不足は無かったか、でも今は不足しているな。

このままいけば増えるな。アルはワイバーンを増やそうよと意識を流す。後の判断は大きな木が決断するそこ迄しかできない。


アルは、大きな木の中で魔物記録(記憶)を見つける。今まで見た事の無い魔物だ。人が騎乗できる大きさの魔物だ。馬よりも大きい馬種の魔物だろうか。アルは興味が沸き調べる、現在この魔物はいなくなっている、もしかしたら淘汰されてしまったのだろうか。


大きな木にに問いかける。


大きな木は、色々な魔物を作り、破棄してきた。その破棄した魔物の一種がこの魔物だ。

アルはこの魔物の復活を頼む。これは使える人のの為になる物と伝えていく。



魔物は復活していた。



この魔物は、集団行動を好み戦う。だが魔物だけでは力を発揮できていない。人が乗れば魔物の力を引き出すことが出来る。バトルホースと呼ばれていた魔物である。

バトルホースは、馬の1.5倍ほどの大きさで、騎乗した騎士が槍などの武器を使い戦う。バトルホース自体も戦闘能力を持っている。

騎士は騎乗し、集団のバトルホースが突撃してきたら悪夢だろう。バトルホースに踏みつぶされ止どめを槍で突かれ生き残れるものはいない。

バトルホースには決定打の攻撃手段がなかった、それを人が騎乗した騎士が請け負う形になる。


アルはバトルホースを捕獲した。クレメン島から輸送してクレタ島へと運ぶ。ここで繁殖をさせ売却をしていく。クレタ島での主要産業として、島民の生活向上の為にこの島でも行う。


もちろんホントウ島でも産業として行う。ホントウ島で、この話をすると大変喜ばれた。領地の産業が少ないため困っていたようだった。そこにこのバトルホースの繁殖の話だ。この地域ならば繁殖に適してると言える。ある程度の起伏のある地形と草が豊富にある。雑食であるバトルホースには持って来いの場所だった。


後日、アルはギルバート領にこのバトルホースを持ち込んだ。そこでバトルホースを人と戦わせた。

騎士は剣を持ち対峙した。バトルホースは勿論武器なしだ。(持てない)

騎士は剣で斬りつけるが固い筋肉に阻まれかすり傷だけだ。バトルホースは騎士が近づくと前足でけりを入れるが避けられる。騎士の肩を口で掴み首を大きく振り騎士を放り投げた。騎士は5Mほど飛ばされたが身体強化持ちの騎士には通用しない。

そこで騎士との戦いを止めた。


アル「どうだ。」

騎士「いいですねー。根性もあり、攻撃手段もあります。この筋肉も素晴らしいです。」

アル「このバトルホースは、最後の一撃の攻撃手段がない。最後の一撃は騎士がやればいい無敵の騎馬隊が出来ると思わんか。」

騎士「出来ます。このバトルホースが100頭もいれば、1万の兵を蹂躙できます。」

アル「だろうな俺もそう思うよ。」


ギルバート家の面々にもお披露目を行ない、バトルホースの繁殖も行う事となった。三か所での繁殖でも多分需要には追い付かないだろう。

追加でこバトルホースの繫殖をギルバート家家臣たちにもやらせる、主要産業のない領主たちに主にやらせる事になった。


後日、リーフ王国から待ったがかかった。このバトルホースの販売を国外販売禁止しと通達がきた。

ギルバート家としても従うしかない。戦闘能力のあるバトルホースは脅威となる、外国に輸出禁止は仕方のない事だ。




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