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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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118話 ワイバーン第4小隊

俺は、ウイリー・ウイリアム、爵位なしの貴族だ。まぁ貴族と言っても村長みたいなもんだな。

ギルバート家がこの地にきて、あっ、元セレン王国貴族だったんだ。セレン王国が戦争で負けて俺はこの地に残るか、セレン王国内に転付するかを問われた。俺はすぐこの地で暮らすことを選んだ。

そしてギルバート侯爵がこの地で領地替えを行なった。そして新たに与えられた領地が今の俺の領地になる。実を言うと前の領地より増えている。

何か、ギルバート家は人手不足らしいく。俺たちもおこぼれで、領地が増えてしまった。

残った元セレン王国貴族達はみんな喜んだ。だってそうだろう何も功績もたてないで領地が増えたんだ。こんな話何処にもないぞ。元のセレン王国ではありえない話だな。あっ早々、セレン王国でこの地から移転した貴族達は皆、領地なしとなったようだ。土地はあったが金が無い為に開拓資金が無かったようだ。俺はここに残って正解だった。よかったホッ。


俺は働いた。前の領地の倍になった事で収入も増えた。もっと頑張ればさらに倍になる。家臣も数人増えた。まぁみんな平民だけどな。俺が爵位なしだぜ平民以外雇えないのさ。


働いて頑張った結果、俺は村二つから村3つになった。人口も何と1000人を超えた。この1000人というのがミソだな。貴族の中で領地の人口が999人と10000人じゃ全く違う。貴族の伯が違うんだ。

爵位なしでも1000人もいる領地持ちは、下っ端爵位持ちより上に見られるんだ。


そんな時、俺の村にギルバート家のマリー様がきた。綺麗な人だった。


そのマリー様はご結婚されていて、マリー家の騎士団と兵士の部隊を作るとか言っていた。まぁ俺には関係ないと思ったけど関係が大ありだった。俺はギルバート領内の爵位なし貴族だった。忘れていた。


それで俺はマリー様の下につく事になった。それで部隊を一つ造れと言われた。何の部隊にするかは、任せると言う。好きな物でいいとまで言われた。俺は、すぐに答えた男の憧れギルバート侯爵家を見ていて羨ましかった。ワイバーン隊と言った。言ってやった。もう後戻りはできないぞ。どうだ無理だろう。


無理じゃぁなかった。俺が無理だった。

マリー様は、ワイバーン隊を作る為に、俺たちを預けた。カイン様というギルバート侯爵家の次男だ。

鬼だ、悪魔だ、妖怪だ。俺達はダンジョンの中で暮らした。好きで暮らしたんじゃないぞ。あんなところ好きで入る奴の気がしれない。


それでも俺たちは耐えた、耐え抜いた。やったぞ耐えたぞ、ざまーみろ悪魔めー。その結果、俺は強くなていった。


40層でスキルオーブを手に入れて、60層で念願のワイバーンを手に入れた。嬉しかった。俺の家臣二人も一緒に手に入れた。3人で泣いた。ワイバーンも鳴いていた。グワッと鳴いていた。


そして俺たちは地上に戻って来た。農家の神様、太陽ただいま。俺は太陽を見て感動した。何て温かいんだ。頬が気持ちいい。


それからの俺たちは忙しくなった。

ギルバート侯爵軍、マリー家所属ファルコン部隊、ワイバーン第一部隊、第一中隊第4小隊となった。(な、長い)


俺は第4小隊長となった。部下は2人だ俺の家臣たちだ。

俺達の仕事は主に伝令だった。毎日飛んだ。飛び回った。色々な場所に行けて楽しかった。元の領主じゃいけなかった場所にも行けた。島に行った。ビックリしたなぁ島には獣人達が住んでいた。いやーみんないい人ばかりだったなぁ又行きたい。

そんな楽しい仕事を熟していたが、とうとう戦争だと言われた、俺たちも戦場へと向かった。そして戦いが始まったと思ったら終わったと教えられた。俺は何しに来たんだろう。


でもでもでもーーーぅ、俺は何と戦争の功労賞で騎士爵を貰った。何故だ?

俺は戦闘を一度もしていないなのに功績があった。上司(中隊長)に聞いた。そしたら中隊長は、俺が捕虜とした人物がかなり偉い人だったと言っていた。俺が捕まえたのは、ワイバーンで警戒中に瓦礫のしたにいた人だ、瓦礫で動けないところを助けたんだ。そのまま敵だったので捕虜として届けたんだった。

それで騎士爵、ギルバート家はおかしいんじゃないか、セレン王国なら報告して、ご苦労で終わっているぞ。金一封もないぞ。


俺は、騎士爵になった事で、同じ仲間の貴族達にどんな武勲を立てたのかを聞かれる。俺は困った。だって瓦礫の下にいた人を助けただけだぞ。言えるかそんな事、恥ずかしいだろうそんな事で武勲というのは凄く恥ずかしかった。そこで俺は話しを少しだけ盛った。ほんの少しだ。

戦って捕らえたと言ってしまった。戦って瓦礫に埋もれさせたと言い切ったんだ。


みんな感心していた。


俺は又恥ずかしくなって退散していた。


そんな俺も武勲(伝令)を重ね、小隊二つを持つ身になっていた。まぁ俺の家臣たちだけどな。



そんなある日、俺たちは島にいた。伝令が終わり島で休暇を楽しんでいた、イヤー楽しいな。あの商館は、おすすめだよ。

そんな余韻に浸っていると島の役所の人が来た。何でも大型船が島に向ってきていると言うんだ。ワイバーンで偵察をお願いされた。俺も男だ、やる時はやる。

俺達は、ワイバーンで沖にでる。少し飛んでいると大きな船が2,4,6,8、10隻もいた。俺の小隊はその船に近づくと突然攻撃された。俺のワイバーンに矢を放ってきた。まぁ矢は刺さらないけどね。

俺は上空に一旦逃げた。そして周りを見回す。小隊は無事だった上昇したことで遠くに船団を見つけた。

小隊の一つを向こうの船団へ偵察へ向かわせる。俺は攻撃をしてきた船団にもう一度向かった。


俺は叫ぶ。「島のワイバーン隊だ。船の停船を求む。攻撃したらやり返すぞ」

だが船からの攻撃はやまなかった。矢を必死にはなってくる俺は決断する。少しだけ脅してやろう俺は、ワンバーンを上昇させると反転急降下する。船にほぼ直角に急降下だ。はっきり言ってかなり怖いぞ、そしてワイバーンから火球を吐かせる。ぼわっ。


一番大きな船が燃えている。火球の威力もあるが当たり所が悪かったのかもしれない。消えることなく燃えて海に沈んだ。


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