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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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114話 パーティー準備

リーフ王国王都


貴族「陛下問題ですぞ、小国とはいえ、リーフ王国貴族が王を名乗るとは、大問題ですぞ。」

貴族2「左様です陛下、王ではなく侯爵、嫌イシタリカは伯爵ですな、あの女は、たまたま運よく没落貴族から逃れただけの女です、没落した者が国を名乗るなどリーフ王国に威信に関わります。」

貴族3「陛下、イシタリカでは役不足です。小国の管理はリーフ王国が行うべきです。」

貴族4「このたび発足した、貴族議会にてイシタリカを糾弾すべきです。」


リーフ王は、貴族達の意見という名の権利を寄こせ攻撃に嫌気がさしていた。


陛下「イシタリカ侯爵は民に頼まれて王を名乗る事になった。そしてリーフ王国にも筋(王国法)を通し、きちんと税を納める事になっている。何の問題がある。お前たちも小国を名乗っても構わんぞ、その代りに税の免除も遅延も許さんがな。」


貴族達「・・・・・・・」

貴族2「で、ですが。リーフ王国として王を名乗る事は不敬ではないですか。」

陛下「不敬にはならん。リーフ王国の侯爵が、(国外)別の場所で王を名乗っただけだ。リーフ王国内ではない。それと税もリーフに納めるのだ、侯爵が土地を開拓したと事と同じだ。」



リーフ王国貴族達は、イシタリカから利権を奪おうと画策する者とイシタリカを蹴落とそうとする者に別れていた。守ろうとする者はいなかった。

権利を奪う者達は、ドロイド王国をリーフ王国の属国として承認を取る事で利権を確保しようとした。

イシタリカを蹴落とす事を考える者達は、ドロイド王国を国とは認めずに反乱軍とするために動いている。ドロイドはともかくリーフ王国内のイシタリカの領地は手に入ると思っている。

どうしたら反乱軍になるのかが不思議であるが、貴族達は真剣に考えているようであった。


没落した貴族との思いがある為に、軽く考えているのだろう。


貴族達はアンネローゼの夫が誰なのかを完全に忘れている。それにアンネローゼに勝てると思っている方がおかしい。


リーフ王国とドロイド王国、ギルバード公国との関係は、リーフ王国の貴族であるギルバート侯爵とイシタリカ侯爵が、リーフ王国外で王として君臨している。この事はリーフ王は承認をしている。国外の事であり、単独(一貴族家として)での戦いを制し勝ち取った物である。リーフ王国が戦争を指示した事ではない。

貴族が領地を増やしただけの話である。増やした領地分(王国法)の税をリーフに納める事で貴族が手に入れた新しい土地は、貴族の物であり、貴族が自由に采配す事に何の問題もない。たとえその地で王と名乗ろうと問題はない。これがリーフ王国内で名乗れば反乱として処理をされる。リーフ王国内とは、国が定めた国境をいう。ちなみにアルが見つけた島は正確にはリーフ王国内ではない。だがリーフ王国貴族は島はリーフ王国内と誤解をしている。


城でそんな話をしてる事等思いもしないアルとアンネは、リーフ王国内で開かれる。パーティー準備に大忙しだ。ギルバート家とイシタリカ家の合同ではあるが、アルが担当となっている。

アンネとアルは、凝ったパーティーにしようと色々と考えて工夫している。


アンネ「ねぇ、アルぅ、お客様に渡すのは剣、槍、弓のスキルオーブでいいの。」

アル「いいよそれで、後は抽選くじで再生スキルと治療魔法を3つ渡す。絶対に盛り上がるよ。」

アンネ「そうよね。盛り上がらないといけないわ。私たちが主催する初めてだもの。フフフ。」

アル「そうだ、獣人達もパーティーに呼んで盛り上げよう。あいつらの踊りは最高だ。」

アンネ「フフフ、そうよね。あの腹踊りは、笑えるわ。」

アル「あれはやらないよ。さすがに貴族の前では拙いでしょう。曲芸だけだよ。」

アンネ「えーーーあれみたいよー、面白いのにー。」

アル「今度子供たちと島へ行こう。その時にやってもらうよ。」


アンネ、(モジモジくねくね。)



タリー王国


王「宰相、宰相はおるか。」

宰相「如何がされましたか。」

王「こここれを見よ。」

宰相「パーティーの招待状ですな。」

王「ギルバート家からのリーフ王国で行なわれる招待状だ。」

宰相「ほーっ、リーフ国内で開かれる招待状ですか、行かれるのですか。」

王「行かれるとは、行きたいが大丈夫であろうか。」

宰相「リーフ王国貴族達の事ですな。」

王「そうだ、いい噂を聞かない。この小国の国々をいつもバカにしている。大丈夫だろうか。」

宰相「心配いりません。ギルバート家とイシタリカ家が主催です。他の者たちが主催であれば考えますが、この2家であれば問題はないでしょう。」

王「そ。そうだな、イシタリカを怒らせれば王都は灰になるしな。」

宰相「左様です。あのご婦人だけは怒らせてはいけません。感情で生きておられる方です。お気をつけください。」

王「分かっている、タリー王国が無くならないように気を付ける。」


7連国の王たちも招待状が届きリーフ王国、ギルバート領へと向かう。ギルバート家では招待した高位の者たちには送迎を行なう。飛竜とワイバーによる。送迎だ。特別仕様の箱を作成している。

高位の者は7連国の王たち、リーフ王国、宰相(第一王子)王は欠席。

ロング帝国外務大臣、セレン王国宰相、ダルメシア王国宰相、ガリレオ王国王子と宰相、テトラ王国王女と外務大臣と早々たるメンバーがギルバート家、イシタリカ家の合同パーティーに出席する。

後は各国の貴族とリーフ王国貴族が出席となる。他国の貴族は両家の招待だが、リーフ王国貴族の多くが、王国とギルバード、イシタリカとの関係貴族に頼み込み出席する。招かざる客である。



リーフ王国王都に特別に建設された。迎賓館(使用後はリーフ王国に献上)でのパーティーだ。

この迎賓館は、各国の王たちが滞在しても何の問題にならない程の作りである。今の技術の最高傑作である。美術的価値もあるが、何といっても機能が凄い。厨房には、水道とコンロ、オーブン迄ある。冷蔵庫に冷凍庫、そして各部屋にはお風呂とトイレがあり、トイレは水洗だ。このリーフ王国でも水洗トイレはは初めてのお披露目となる。アルはみんなの驚く姿を楽しみにしている。

お風呂も24時間かけ流しにしている。滞在中だけという事でかけ流しにした。いつでもお風呂に入る事が出来る事は普通はありえない事なのだ。


そして各国から招待者がチラホラとやって来る。








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