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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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101話 アルのダンジョン

6か国協議も終わり。アルは、ある場所にいた。


実験を兼ねたダンジョン作成を行なっている。


アルは色々と実験を行っていた。ダンジョン作成でのスキルオーブの事である。何とか有用な物が出来ないかと試行錯誤している。


アルは閃いた。


そうだアイテムボックスだ。これを誰でも使えるようにできればもっと便利になる。

アルは以前、ある実験をした。スライムに剣のスキルは着けられるのかと物にスキルは着けられるのか。

両方とも出来た。何しろスキルオーブは丸い球だ。物なのだから物に入れ替えは出来ると思っていた。


アルは、カバンにスキルオーブを使う。何という事でしょう。そのカバンは一度光り、その後は何も起こらなかった。だがアルがカバンの中をのぞくと真っ黒な空間となっていた。成功した。

アルはアイテムボックスより能力を落として作れば大量に出来ると考えた。


よっしゃー。


アイテムボックスのスキルオーブは、かなりの力を消費する。生き物に定着させる事と物に定着させることだけでも消費が全く違う。それに亜空間では時間の経過がない。これを固定の空間にする。ダンジョン内に固定された空間を予め作っておく。スキルオーブ一つに空間を割り振る。今のアイテムボックスは、亜空間は何処にあるのかもわからない。だがこれから創り出す空間は、固定する事が出来る。まぁそこを破壊されると亜空間は壊れてしまうが問題なしとした。

そして固定した空間の中にスキルオーブの空間を作っていく。そうすれば固定された中に存在する。要は空間の中にもう一つ空間を作り出すだけである。


この消費量なら浅い階層でも出せそうだな。20層で大量に出すかな。



あっ、そうかダンジョンは人の思い、願いを試しているのか、だから下に行くほど強くするんだな。

それが制限なんだ。そうなるとここをこうしてああするかな。


うんどうしようかな。スキルオーブだけじゃ拙いよな。物に最初からするか。マジっバック、アイテムバック、魔法剣に魔法槍、宝石なんかより絶対いいよな。


アルには宝石は無価値に見えている。だが世間では宝石大好きな者は多い。


腕輪に防壁を作ってもいいな。なんか楽しくなってきた。


アルは物に定着させることでスキルオーブの消費を抑えて大量に創る事を考えていた。ダンジョンでのスキルオーブやお宝と言われている物は、魔力、星の生命力、物質からできている。それを現物の剣や槍、弓、バックと使い。消費を抑え、そして出来たものはその消費量に伴って設置出来る階層が決まっている。

消費10までは1層、20までは2層、40迄は3層、80迄は4層160迄は5層と倍々になっている。


そしてアルが作り出した物は、マジックバック3種類、魔法剣、魔法槍、魔法弓、防御の腕輪

マジックバック 鞄型5M×5M×5M(2種類)   リュック型5M×5M×5M 

魔法剣   斬ったところが焼ける。(炎)

      斬ったところが凍る  (氷) 

魔法槍も同じ

魔法弓   矢が魔力で作り出せる(魔力は使用者負担)

防御の腕輪 腕輪から防壁が出来る。 前面に腕輪を中心に2M×2M 


他のも 水筒、着火筒、冷蔵庫、冷凍庫、


冷蔵庫と冷凍庫は作成消費は大したことがないのだが大きくなってしまう事でマジックバックより下の層に設置となった。


そしてアル自身が作り出した最初のダンジョンは

1層  何もない広場、

2層  農作物類   

3層  薬草類     

4層  魔物、水稲、着火筒

5層  魔物、水稲、着火筒

6層  魔物、鉱石(銅) 

7層  魔物、鉱石(鉄)

8層  魔物、鉱石(鋼)

9層  魔物、鉱石(銀)量は少ない

10層 魔物、鉱石(金)量は少ない、ボス魔物(魔法剣、魔法槍、魔法弓)

11層 魔物のみ

12層 魔物のみ

13層 魔物のみ

14層 魔物のみ

15層 魔物のみ

16層 魔物、(魔法剣、魔法槍、魔法弓) 

17層 魔物 (魔法剣、魔法槍、魔法弓)

18層 魔物 (魔弾筒) 

19層 魔物 (魔弾筒)

20層 ボス魔物 マジックバック(3種)、スキルオーブ(身体強化)


アルは20層までであるが、ダンジョンを作り出した。この場所は、アルの新領地領都の郊外に造られた。

何故この場所かというと、アルの近隣領主たちは、隣がレイモンド、北がカインであり二人は国外にダンジョンを創る為に自領でダンジョンを今は造る事が出来ない。その為にアルは近い場所にダンジョンを造る事にしたのである。

ギルバードの家臣たちも訓練として利用できるように魔物を調整して配置している。1体1,1対多数、多数対多数と色々と工夫している。

2層から9層迄は初心者用としている。10層を突破出来たものが11層(中堅)から15層(中堅でもベテラン)までいける魔物を配置している。

16層からは魔物とお宝が出るようになっている。1日に3個。17層は1日に5個。18層は魔法筒が1日に3個 19層は1日に5個までお宝が出てくる。

そして20層では、ボスを倒すとスキルオーブ(身体強化)とマジックバックが交互に出るようになっている。




アルは一度これで試運転を行ない、問題が出ればその都度調整していく考えだ。

そしてこの場所の領主は、アルであるがトムとアスカのの領堺でもある。そこに共同でダンジョン村(町)を作る事にしている。(平地で便の良い場所である。)


両領民たちは張り切っている。おらが村にダンジョンダーッとなっていいた。


ダンジョン村は急ピッチで作られている。商売をしている者達は店を作り、他のダンジョン村を参考に農民たちも宿屋を作ったり食堂を計画していたりと熱気に押されっぱなしだ。領民以外の者達も出店する商人たちが集まってきている。噂を聞きつけての出店だ。


そしてダンジョン村の開村式が行われたと同時にダンジョン開きも行った。来賓は呼ばなかった。物凄く嫌な予感しかしなかったからだ。

色々と宣伝した事もあり当日は、ガリレオ王国冒険者・探索者たちが押し寄せてきていた、もちろんリーフ王国の冒険者・探索者たちもいる。開村であったが町のようになっていた。もう町だった。


翌日、村が町に変更された。








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