俺誕生
イレーナ:前世で事故にあい、転生するかと思ったが、死んでしまったのは病院の病室。安心したのがダメだったらしい。
母ディーン:元冒険者。現在は父のアンナに惚れ、一気に結婚した。
父アンナ:現騎士団第2団長。王都でも5本の指に入るくらいに強い。性格は明るく、王都中に名を響かせ、皆にしたわれている。
王都インディオ:ヒューマンの王が統べる国。ヒューマンのみが暮らす大きな国。
悪魔:この世界蔓延る魔物のような存在。下位から王までいる。下位は騎士団の兵士5人で倒せるレベル。
上位になると騎士団各副団長で倒せるレベル。
うん。
どうなってんだこれ?
体の大きさから、生後1歳未満だな。
???「&@%#%¥^」
?
何を言ってるんだ?この女は。
俺「えーん!えーん!」
!?
意思に反して勝手に泣いたぞ!?
どうやら救済措置とやらかな?
何もしなくても今は良いらしい。
このままゆっくり世界を学んでいこう。
ーーーーーーーーー5年後ーーーーーーーーーーーーーーー
うん。
長いね。まぁほとんどが睡眠だったから考える時間もなかったけど、
あと痛覚がしっかり通じてるのは先に言って欲しかったなぁ。
この5年間で言語を学んできた。
どうやら俺の名前は「イレーナ」らしい。
初めは聞き間違えか?とも思ったが、この世界ではこれが普通らしい。
地球でいう、男性のような名前は女性みたいに。女性みたいな名前は男性みたいに。
逆転してるらしい。
今はもう慣れたが、初めは困惑した。
そしてここは、王都「インディオ」
特に地区名はないものの、王城を中心とした八方をそれぞれの地区として表してるらしい。
どうやら初代が大変名前を覚えるのが苦手だったそうな。
まぁどうでもいいが、地区名くらいは考えてくれたっていいんじゃないか?
あと国は6つあるらしい。国が7つとは、よく内戦が起きないものだ。
また、俺は貴族ではないらしく、勉強や剣術は両親から教わっている。
母「ディーン」父「アンナ」...前言撤回だ。やっぱり違和感しかない。
母は専業主婦。父は騎士団の第2団長。父はこの王都でも5本の指に入るくらいには強く、母から延々父のことを聞かされる。
なんせ、上級悪魔を倒したのだとか。
ん?上級悪魔って何かって?
まず、悪魔を紹介しよう。
キリスト教聖書に書かれる...。
なんだよ。俺だってしらねぇよ。
勉強してるんじゃないかって?
今はまだ勉強が始まったばかり。なんにも分からない。
この世界は謎すぎる。
剣術に悪魔。しまいには人間じゃなくて、獣人?やエルフ?ドワーフ?やらなんやら。種族が沢山ある。
俺の種族はヒューマン。
因みに人間という種族はない。なぜ英語なのか分からないが、ヒューマンらしい。
ヒューマンの特徴は地球人とさほど変わらない。
真っ白な人から、日本人のように黄色がかっていたり、真っ黒だったり。そこは地球とそんなに変わらないが、どうも子の色は遺伝ではないらしく、完全にランダムらしい。
その証拠に母は黒く、父は日本人ぽいのに、俺は真っ白だ。
アルビノか?ってくらい真っ白だ。
話を戻すが、ヒューマン最大の特徴は頭脳にある。
全種族中トップに位置し、その頭脳使ったずる賢い戦術を得意とする。
また手先が器用で、剣術の技術は種族の中で1.2位を争うくらいだ。
ヒューマンはその頭脳と器用さで昔は蹂躙していた。
訳ではなく。
神は人の上に人を...。のように、全種族得意な分野が異なり、さほど実力に差はなかったそうな。
そこで種族で不戦条約締結し、7種族あるうちからそれぞれ王を選び、それぞれの王国を建てたらしい。
んと。今日はここまでらしい。
今日も頑張った。疲れた。寝よう。
歴史書、地理書は絵本じゃないんだがなぁ。