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第十三話:中途半端な学生と揺れる騎士と その1

拙い文章ですが暇つぶしに貢献できたら幸い。

 春のそこそこに長い休業が終わり、始業式を済ませた。となれば生徒達は様々な“新鮮感”に出会っていくことになる。


 今まで同じ学舎にいた先輩の姿は消え、代わりに真新しい制服に身を包んだ後輩達の姿を見るようになったりと、他にも様々ある変わったことに新鮮感を抱くのだ。

 場所が変わった教室、いつも顔をあわせていたクラスメイト、担任教師………。


 そして、学園での一番の新鮮感と言えば、やはり学年が上がったことで変わった授業の内容だと言えるだろう。

 中でも、特に二つの学年が強い新鮮感を味わっていた。


 まず、中等部から高等部に上がった生徒……。いわゆる高等部一年の者達。この一年生達は中等部の頃の応用である授業とは言え、『本当の意味での授業は二年生からの選択授業、実質一年生の間はただ量が多くなった授業だ』と考え、軽い気持ちで授業に臨んだ。


 だが、それは大きな間違いだった。


 二年生から選択授業になり、基礎を固める最後の学年である一年生の間は言わば追い込みの期間。当然、学園の教師陣がここで何もしないわけがなく、徹底的に鍛え上げていく。 あまりに今までの授業との質の違いに、音をあげる生徒も毎年多くいる。

 

 しかし、この学園にいる生徒のほとんどが、親の期待を一身に背負う貴族の子供達、自分の将来に賭けて大枚を払ってでも腕を上げようと決心してきた庶民・平民の子供達なのである。

 故に、ある意味逃げ場のない者達ばかりなのだ。


『退学など論外』


 それを頭に置いて行動するので当然必死になって授業について行く。

 

 また、教師陣もただ厳しいだけではない。未来ある若者達が基礎作りの過程で心と体、どちらも壊れてしまわないようにしっかりとサポートしているのだ。

 保健室にいる治癒術者が国の基準で最高レベルなのはもちろん、精神的な悩みも多い年頃なので、特殊治癒術と呼ばれる精神的な治療を行う術者も存在している。

 この他にもある様々なサポートによって、生徒達は半端な理由で脱落することなく次の学年に上がって行くのであった。


 そして、もう一つの学年……。選択授業が始まるという高等部二年はというと―――――








 「では、何度も言うようだが、期限は今日の十八時までとい事を忘れないように。……以上だ」


 そう言って、2-Aの担任教師であるミシェル・フィナーリルは振り返ることなく教室を後にした。ミシェルが出て行った途端、緊張していた生徒達が一気に弛緩していった。

 始業式から一週間経ち、新しいクラスメイトに慣れ初めて来ていた2-Aの生徒達だが、流石にミシェルの鋭い空気になれる事はなかったようだった。


 「ミシェルンは本当に隙がないって感じだねぇ~」


 そう言って、周りと同じように緊張感から抜け出した喜びを表しているかのように、両手を真上に上げ伸びをするロンが隣のコウに話しかける。それに対してコウは、机に頭を伏せ目だけを向けて答える。


 「とか言いながら密かにミシェルンとか呼んでるお前はある意味に凄いよ」


 本人が聞いたらタダでは済まない事を『俺は美女を差別しない!』と言って、ばれないように隠れてそう呼んでいるのだ。

 

 コウの言葉には褒めるように言いながらも、呆れているというニュアンスが隠すことなく言葉に混ぜてあった。


 「いやいや、ミシェルンの前でこの一週間の殆ど寝てる姿しか見せてないお前の方が凄いから」


 最初は授業やHRの中に寝続けるコウにミシェルも注意したり、抉るような視線を送ったりしていたのだが、それでも隠れて寝ているコウについにはミシェルが折れたのだった。


 「あのミシェルンに譲らせるなんて……。流石俺の親友!!」


 「……あれはコウに構ってるのが時間の無駄になるって、合理的に考えただけだと思うのですけど」


 笑いながらも何処か申し訳なさそうに言いながらリーネが会話に入ってくる。

 HRの時間は四人がけの机にロン、コウ、リーネ、アヤの順に並ぶのがここ一週間で四人の中で自然なルールとなっていた。もっとも、ロンはアヤの隣に座りたかったのだがアヤ本人に断固拒否されてしまったのだった。


 「ところで、コウはちゃんと決めてありますか?」


 そう言って、リーネが一枚の紙を示す。

 そこには長々と選択授業に関する説明が書いてあり、紙にはいくつもの書く欄があった。


 「どの授業を選択するか最終決定しろって紙だろ? まぁ、大体は決まってる」


 それは本日のHRでミシェルより配布されたプリントで、その紙に書いて提出した授業が今後自分が受ける授業となるのだ。教室内には珍しく生徒の姿が残っており、どの授業を受講するか話し込んでいるらしい。

コウもリーネからプリントを受け取って書き始める。


 「この一週間を見た様子だと、やはりどちらの授業も受けるのですか?」


 リーネに次いで話に入ってきたアヤの問いにコウが書きながら頷いた。

 始業式から約一週間、この間に他の学年は通常の授業を開始するのだが、コウ達の学年は二学年から始まる選択授業の体験授業を受けていた。生徒達は一週間の間に興味を持った授業を受けてみて、選択するか否かを決めるのだ。


 「コウは魔術系授業と、武術系授業のどちらも見てましたからね」


 期間中コウはリーネと魔術を学べる授業をアヤとは武術を学べる授業を見学していたのだ。ちなみに、ロンが学びたいと思っている魔具を扱う授業はコウにとって興味のないものだったので、彼とは期間中は自然と別行動になっていた。


 コウ達の学年である高等部二年生からは自分たちの時間割を自分たちで作ることができる。どういう事かというと、何個か全員共通の科目があるものの、基本的には自分が必要とする科目を一日六時間、週五日の時間割の中に組み込むことができるのだ。もっとも、ある曜日のみに選択が可能だとか条件付きの選択が多数なので 、一種のパズルのように考えながら選択しないといけないのではあるが。

 

 逆に言えば一つも授業を選択しないで共通科目だけ参加し、時間割を空欄だらけにする事も可能なのだが、死にものぐるいで二学年に上がってきた生徒達がそのようなことをするはずがなかった。


 「別に全部空欄で提出してもいいんだけどな」


 学園の歴史上初の例外が生まれそうになったが、それは慌てて止めに入ったリーネによって阻止された。

 その様子をアヤが探るかのように見ていたのだが、それに気づいていたコウは内心溜め息をつくのであった。





 「しかし、アレだな。この時間割だけ見るとまるで魔法戦士になりたいみたいだな」


 コウが書き終えたプリント見た素直な感想をロンが言う。

 魔法戦士というのは想像できる姿通りに、魔法を使って敵を蹴散らして武器を持って戦う戦士である。その万能で強固な姿は昔から英雄伝の戦士などとして、御伽噺などに登場するため、誰もが一度は夢見るような存在である。


 「まぁ、周りからそう思われるようにはしてるからな」


 しかし、現実は厳しい。まず、魔術を扱うには血筋や才能……。魔力を扱えなければ話にならない。これによって大多数の者が諦める。では、幸運に恵まれ魔術が扱えたら目指すのか? それこそ現実の厳しさを知ることになるのだ。

 

 最高位の魔術師と呼ばれる魔術師の多くが高齢の者ばかりである。それは年齢に制限があるとか決まりがあるわけではない。単純にそこに達するのに時間が掛かってしまうのだ。

もちろん、絶対的に魔術師を目指す者がいるわけではない。中には才能があるのに騎士になったり、魔力を使った精製物を作る仕事に惹かれていく者もいるのだ。

 その道筋を皆辿り魔法戦士という道を諦めていくのである。

 しっかりと魔術師としての修行を積むか、一つや二つくらいの補助的な意味で魔術を覚えて武術を学んでいくかである。


 「しかし、それだと逆に目立ってしまうのではないでしょうか?」


 必然的に魔法戦士を自称する者は自分の力を過信している者、夢見がちな者だと言われるようになったのだった。

 それ故にコウのやり方は過信していると言われても仕方がない。

 

 アヤが当然とも言える疑問をぶつける。それに対してコウは一度頷き、それも考えた上での事だと説明する。


 「普通に授業を受けていれば……。そうだな、武術系一筋の授業を受けていれば基礎、技術、精神とかが半強制的とも言えるくらいに身につくんだ」


 それがクライニアス学園であり、最悪エキスパートと言われなくても最低でもそれなりな実力を持って卒業できるのだ。


 「そうなると編入してきた俺が成績最下位だという事が説明できなくなる」


 そう、コウは高等部一年から編入してきているのだ。編入してきたという事は中等部から基礎鍛錬を繰り返してきた他の同級生と同等の実力を持っていると判断されたことになる。むしろ、平均よりやや上回るくらいでないと駄目だとも言われていると言ってもいいくらいだろう。


 「それを隠すために取った行動が中途半端な学生になること」


 「中途半端な学生……ですか?」


 中等部から高等部一年の間に行われる基礎鍛錬という名の授業。その授業の方法は少々特殊な物だった。

 授業の内容は主に二つに分けられる。


 魔術系か武術系か。


 普通に考えれば、魔術師を目指す生徒ならば魔術知識を増やす等と主に机上で学ぶ魔術系の授業を、騎士を目指す生徒ならば武器の扱いかた等と主に室外で学ぶ武術系の授業を学ぶ事になるだろう。


 しかし、クライニアス学園のやり方は違う。


 クライニアス学園では全生徒は同じ内容の授業を受ける事になる。

 つまり、魔術師志望の生徒も室外で走らされ、騎士志望の生徒も机に向かい知識を溜めることになるのだ。

 この一見無駄に思える授業過程に生徒達は疑問に思うことはあるが、それでもその道のエキスパートを生み出すこの学園のやり方にケチをつけることができないというのが生徒達の心情なのであった。

 「俺はどちらの授業も次の学年にギリギリ進級できる評価をとったんだ」


 自分の専門分野じゃないことをやらされるので、学園の方針としてどちらかの授業の総合的な成績が基準値以上の評価を得れば片方の系統の授業が壊滅的でも進級できるのである。

 これによって全生徒が最低限のノルマをこなして高等部二年へと辿り着くのである。

 そして、この授業形式であるのに拘わらずコウは全体で成績が総合最下位であった。

 この総合最下位というのは、全成績の評価の平均値を基準にしたもので、仮に騎士志望の生徒よりも魔術の授業の評価が僅かに高くても、総合的な平均値で負けているという事を意味している。



 コウがここで一旦口を止め、一度説明したことのあるロンを除いた二人がどのような反応を示すのか窺うと、この時点でリーネはコウの出したキーワードが結びつきおおよその見当がついたと目で語ってくるのに対して、アヤはまだ疑問に満ちた表情をしていた。


 「なぜ、コウ殿の成績が最下位であることが編入して来た生徒として問題なのですか? それにそれを隠すために中途半端な学生であることを装ったのですか?」


 コウが様子を窺っている時間をはぐらかされていると思ったのか、再びアヤがコウに疑問をぶつけてくるが、それに答える前にリーネがコウに問うてくる。


 「コウは貴族でないことになっていませんか?」


 リーネは形こそ問いかけではあるが言葉には自信があるようであり、実際、学園に登録してある偽装情報でコウは平民・庶民と分類される側にいることになっていた。

 

 「それがどう関係するのですか?」


 コウが問いに頷き、自分の推測が当たっているであろう事に喜んでいる様子のリーネにアヤが不思議そうに聞くと、リーネが口を開くより先にアヤに気に入られたい男が口を開いた。


 「つまりだな、わざわざ編入して来てまでやってきた平民の奴の成績が中途半端……。この時点でおかしいんだよ。このクライニアスは授業の充実ぶりから想像できるように学費が高い! まぁ、学園長が門を広くしようってことで色々と奨学金があったりするんだけど……、それでも高いと言える! そんな大金を払ってまで来た奴が技術的向上心がないはずがないんだ。 それなのに、コウの成績は低い。当然疑問に思うだろ? そして、あだ!」


 「とりあえず落ち着け」


 コウがロンの頭に割と強めに力を入れてチョップを食らわせる。

 ずっと黙っていて静かだと思っていたが、どうやらアヤに良いところを見せる好機を探っていたようだ。

 そして、アヤが理解できていないことを説明できれば好感度アップに繋がると考えたまではいいが、良いところを見せようとしすぎて捲し立ててしまったらしい。


 コウとしては、ロンには前に説明してあるので真相を知っているのは当たり前なのだし、それをまるで自分は推測できたかのように話すのはどうなんだと思ったが、それを口に出さずともアヤの様子を見るとそれを言わなくても良いだろう判断して黙っておくことにした。


 コウの突然のチョップに文句を言いたそうにコウを見やるロンであったが、アヤがロンをうるさそうに見ていることに気づいて今度は違う意味で静かになった。


 ロン・スティニア。努力が空回りする悲しいタイプであった。



 間を置いて、ロンが言ったことを何とかアヤが理解したのを確認し、アヤが頷いてからロンの言葉を引き継ぐ形でコウが話を再開させる。


 「編入してきた俺の成績が低いことで、疑問に思った奴らは俺の普通ではない成績を見てこう考える訳だ」


 『もしかしたら、魔法戦士を目指しているのではないのか』


 そして、物事を連鎖的に考えてしまうのが人間という生き物である。

 どちらもギリギリな成績であるのを見て、普通ならどちらかを捨てるような姿勢で受ける授業の両方を学ぼうとしているように見えなくもない。

 そして、その結果どっちつかずの結果を招き、中途半端な結果になっているのではないかと。


 「俺が珍しい編入生であることも手伝って、俺が魔法戦士を目指しているのではないのかという噂は直ぐに広がっていった」


 噂好きの生徒達はそれを信じてコウに半端者のレッテル貼り付けた。

 そして、そのレッテルはコウが小馬鹿にされるのと引き替えに様々なメリットを与えた。


 中途半端な奴というレッテルはコウの評価を低くしてくれた。そのおかげでコウが編入生なのに成績が悪いのも、今までは上手くやってきたのに学園のレベルが高くてついていけなくなり駄目になっていったのだ。と言う解釈を皆に与えていったのだ。

 


 コウが説明を終えるとアヤは一応は頷いたものの、何か考えているようであり、説明に関して聞いてこない辺り違うことに対する思案なのだろうと察してコウは何も言わないことにした。

 

 (しかし、アヤはよく意見がよく“ぶれる”印象を覚えるしな……)


 リーネといつも共に行動し、リーネを最優先に考え、リーネの為に実行する。

 それは主君に仕える騎士のようであり、そしてアヤもまたリーネの騎士であると公言していた。

 それがこの一週間で分かったことだ。


 (まさに騎士の鏡とも言えるような姿勢だが……)


 リーネの為だけに動くと言うことは、自分の意見をリーネの意見で塗りつぶすという事である。

 では、塗りつぶす前の“自分”は何処に行ってしまうのか?


 (意見が“ぶれる”のは自分の意見とリーネの意見が合っていないから?)


 同じ色なら塗りつぶしても目立つことはない。

 しかし、違う色を混ぜた時は果たしてどうなるのか。

 恐らくは今までリーネとアヤの意見という名の色は同じ色をしていたのだろう。


 (見たことのない色が出来上がりそうな事で戸惑いが隠せないって所、か……)


 そこまで考えて、我ながらキザな考え方をしていると苦笑した。

 そして、リーネが感心した様子で話しかけてきた。


 「でも、凄いですね。コウがやった集団に対するイメージ操作はそう簡単にできることではないと思うんですよ」


 「ん、そうか?」


 「そうですよ! だって、ギリギリの評価を取ったってことはギリギリを狙って取ることが出来るって事ですよね? それってある意味満点を取るより難しいですって!」


 確かに、満点はテストで言えば空欄を完璧に埋めれば良いだけだが、平均より少し下、赤点をギリギリ回避するというのを狙ってやるとしたら、問題の難易度を見極め生徒の解答確率を計算し、そのテストの平均点を予想して得なければならないのだ。


 「満点取るのだって大変だと思うよー」


 ロンが小さな声でそう言ったが、リーネは興奮していて聞こえてないらしい。


 「そして何より、集団に対してイメージ操作をするという事自体が出来るのが凄いですよ!」


 力強く語るリーネにロンが苦笑すると諭すようにロンが語りかける。


 「まぁ、落ち着きなってリーネちゃん。コウはさっき成功した点だけ話したけど、失敗した点……というか、予想外だった点をまだ話してないよ?」


 ロンがそう言うと、意外だったのかリーネが目をパチパチとさせてコウを見つめる。


 「何で意外そうにするかな。何でもかんでも綺麗に片づくはずがないだろ?」


 「えと、すみません。本当に意外だったので……」


 やや暴走気味だったリーネが落ち着きを取り戻し始めると、一体どんな予想外な事があったのか聞きたそうにするので、ロンはその予想外のことを思い出して苦虫を何十匹も口の中で転がしているかのような表情を作ると。


 「……面倒なものを釣っちゃたんだ」


 「面倒なもの?」


 リーネが不思議そうに聞き返すと、『釣れた』の時点でコウはロンが何を指して話しているのかを理解して苦笑した。

 その様子を見てリーネはますます不思議そうにして首を捻る。話の流れ的、面倒なものとやらを釣ったのはコウであるはずなのにロンの方が面倒そうというか嫌そうにしているのだ。

 考え事に集中していたアヤも気になったのかこちらに意識を向けているようだった。


 「それはね……」


 その時、まだちらほらと生徒の姿が見える教室の入り口から怒鳴るような男の声がした。


 「コウ・クラーシスはいるか!?」


 ちなみに、教室は確かに広いが怒鳴るほど大きな声を出さなくても、少し大きな声を出せば全体に響くように魔術によって声が広がっていく仕組みになっている。

 つまり、怒鳴る必要性はまったくもって皆無であるのだ。


 規定されていた量を超えた大きさの声だったので魔術が発動する事はなかったが、それでも教室に残っていた生徒達の視線を教室の入り口に集めるのには十分だった。


 「げっ! 噂をすれば何とやらだよ……」


 ロンがそう言って、嫌なものをみる目を隠すことなく入り口に立つ男に向ける。

 その様子で、リーネは例の釣ってしまった面倒なものと言うのが彼であることを理解したが、それに構う事が出来ないほど狼狽していた。


 

 視線を彷徨わせるが、意を決してチラリと再び教室の入り口を見ると、男とリーネの目が合ってしまう。

 そして、男が意地の悪い笑いを浮かべたのをリーネは確かに見たのだった。



 

※筆者が後書きを愚痴を書くところみたいな認識を持っているので暇な方だけ見ることをお勧めします。



 過去、インフルエンザの予防接種をしたのにも関わらず、インフルエンザ菌による高熱にうなされた経歴を持っている うましか です。


 最近更新ペースが変なノリですね。

 駄目ですね……。


 文章打ち込むスピードが遅いのに、駄文に蛇足を加えたりしていると本当に予定道理に進まなく、更新ペースが不安定になっております。

 

 そして、今回の話もまた その1 で続ける気満々という。

 読者様にそろそろ呆れられそうな気がしてたまらないです。


 なんか、毎回言い訳を言ってる気が……。


 む、折角こんな駄文に+αな後書きを見て下さる方がいるのに勝手にテンションを下げて話すのも失礼と言うもの……。言い訳はここまでです!!


 ここからは明るく行きますね!☆



 ……まぁ謎の無茶ぶりは置いときまして。

 

 近況報告という訳ではありませんが、自分、受験が終わりましてこれからゆっくりしても怒られないようです。好き勝手やっても怒られないようです!

 ですので、これからは更新ペースを上げられるはず…で、す?(断言できない駄目っぷり


 先ほどから変なことばかり言っていますが、時間に余裕が出来た分、これからは受験と戦っている方、社会と戦っている方、特に何も戦ってなくて暇な方。

 そんな方々が自分の駄文を読み終えた時に、時間の無駄になったと思われないような文章を書けるように精進していきたいと思います。


 ……道程はとても長そうですが。



 最近自分の文章を見る度に拙さを感じ迷走し始めたような気がしている うましか でした。




 


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