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それと同時に俺たちは動き始める。
俺たち1年は、先輩たちの後ろについて行ってる。
10分後、俺たちは体育館前についていた。
周りに人影はまったくない。俺たちはすぐに体育館の中に入った。
体育館の広さは東京ドーム0.8つ分くらいだ。ゆえに3学年集まっても余裕がある。
「よし!! これから体育館の中を捜索するよ。そうだ、ここでもバラバラになると棄権ってことになるから、気をつけて固まって動くこと。それじゃぁ、捜索開始!!」
「ハイ!!」「は〜い!!」「ハイ」
俺たちは返事をすると散らばった、しかし、離れすぎないで。
まず、俺は、隠せる場所を探す。 ステージの下、体育倉庫、放送室、壁際の窓のカーテン、
2階にある窓のカーテン、ステージ前の階段の中、ステージの垂れ幕、バレーボールの棒立ての穴、ステージ脇のドアを入った中の天井近く。etc・・・・
これだけ隠す場所はある。
俺はその中で入り口から近い体育倉庫に向かう。
「う〜ん、ここの体育館にあると思うんだけどな・・・・・・・・うん?こは・・・・・・・暗いな、まぁ、扉あけてやるか・・・・・・・・よっこいしょ!! えっと、ここで隠せそうなのは、マットと跳び箱だな。よし探すか」
俺は探し始める、まずマットからだ・・・・・・・・・俺はマットを1枚1枚見て探している
と最後の1枚の裏に何か紙みたいなものが見えた。
「うん?・・・・・・なんだこれ?えーっとなになに?【これは、【どこでも使える1万円券 です】この紙を最後に担当の先生に渡してください、渡すことにより、景品と交換いたします】なに!!!!!!!!」
俺は、はじめビックリしていたが、すぐに皆を呼ぶ。
「みなさーん!!!!!!ちょっと来てください!!!!ありました!!!!宝です!!!!」
「え!?」「何!?」「マジか!?」「よくやった瀬戸!!!」「ナイスです、凌!!」
みんながそれぞれ返事をし、皆が俺の近くに集まる。
「みてください!! これです!!! 【どこでも使える1万円券】 みたいです!!!!」
「どれよく見せてみろ。」
そう言って徳川先輩が俺から受け取った。
「ほう!!・・・・・・・確かに、宝みたいだぞ!!!でかしたぞ!!!瀬戸」
「見せて見せて!!!」「俺も」「私も見せて」
みんなが徳川先輩の持っている紙に群がる。
「よし 幸先いい調子だ!!このままの調子で行くぞ!!!」
黒木先輩が言うと放送が鳴った。
ピンポンパンポーン
『えー・・・・・宝が1つ見つかりました。見つけたのは10グループの瀬戸 凌君です。 後残りは・・・・・・・です。 がんばって見つけましょう。』
放送は、見つけると放送されるようになっているようだ。
「でわ、このまま体育館の探索を続行する、しかし離れすぎないように気をつけること!!」
「ハイ!!」
黒木先輩が指示を出すと俺たちは返事をする。俺たちは宝を見つけたおかげで士気が高い。
俺たちは探索を再び開始する。
俺は今度も体育倉庫に向かう。そこで跳び箱を調べるが特に怪しいものはない。ほかを見て回るが特に見当たらない。
俺は体育倉庫をあきらめて今度は壁際の窓のカーテンを調べる。
しかし、ここにも何も見当たらない。
俺は、次の場所に向かう。俺が向かったのは、ステージ脇のドアだ。
俺はドアを開けて中の天井を見る。紙が張ってあった。しかし、それには、ヒント、と書かれていた。
俺はその紙を取ると中を見る、そこにはなぞなぞが、書かれていた。
【 なぞなぞ
1番 家にあるもので、ついニオイを嗅いでしまうものは何?
2番 イカダの上に乗っている生き物は?
3番 段差でつまずく人は?
4番 お城の色は何色?
5番 あたってもいたくない。ぎゃくにうれしいものは?
答えから頭文字を1文字ずつ取り言葉を完成させなさい *ただし、1つだけ頭文字を2文字使うものがあります】
俺はこれを見つけたのでまたみんなを呼んだ。
「みんな〜〜〜 ヒントがあったよー」
「わかった。今行く。」
そういって皆が集まってきた。
「これです。えっと、ヒントはなぞなぞみたいです。」
「なぞなぞ、ですか?」
石川が尋ねる。
「うん、なぞなぞ 問題はこれなんですよ。」
「じゃぁ、これどれでもいいからわかる人いるかい?」
徳川先輩が皆に尋ねる。
「・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・」
みんなが黙って考え始めている。
俺も考え始める
「はい、私、わかる」
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