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学園生活  作者: 壬生
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FILE5

俺たち10グループの皆は中庭に向かった。


聞くところによると、この青龍高校の敷地は東京ドーム1つでは納まりきらない、東京ドーム、3、4個はいる敷地の広さだ。ここの高校は金持ちがたくさんいるのでそれのおかげとか何とか。


俺たちは中庭に到着する。ここの中庭は見渡す限り緑がある。一瞬ここはホントに学校か・・・・・と思ってしまうくらいだ。


中庭に着くと、すぐに宝を探し始める。

俺たちのほかにも、中庭にはかなりの人が居る。


俺たちは今、中庭で探している。木の根の部分や、草花の間や、噴水の中や、自販機の下や裏など隠せる場所は探す。


探し始めて10分後。


「は〜〜ぁ・・・ないな・・・・・。それにしても疲れるな・・・・・・」


俺がつぶやくと近くにいた朝比奈さんが寄ってくる。


「大丈夫ですか?」


「え、ああ、大丈夫だよ!」


「そうですか。 それにしても見つかりませんね・・・・・・」


「うん まぁ見つかりやすいとすぐ終わって2,3年とかと仲良くなれないからね。これは仲良くなるためのイベントみたいだからね。」


「確かにそうみたいですね。仲良くなって楽しく過ごす、ですよね?それでしたら、ほかの方にも聞いてみませんか?」


「そうだね ほかの人にも聞いてみよう」


俺たちは近くにいる人を探した。近くにいたのは天持先輩と小林先輩だった。


「あっちに、小林先輩たちがいるから、聞いてみよ」


俺たちは小林先輩と天持先輩に近寄ると声をかけた。


「小林先輩、天持先輩いいですか?」


「ふぇ?・・・・あ!えっと君は・・・・・・瀬戸君だったけ?そっちのが・・・・・・・朝比奈さんだね!」


天持先輩が俺たちの名前を当てた。


「あ、はい」


「フフフ そんな硬くならなくてもいいわよ」


小林先輩が固くなっている俺に話しかける。俺はソプラノボイスで癒される。


「はい わかりました。」


「それから私のことは、美雨、と読んでくださいね。」


「じゃぁ!! 私は浅海ってよんでね〜!!」


先輩方を名前で呼ぶことになったので俺も申し出る。


「じゃあ俺のことも、凌、って読んでください。」


俺が言うと隣の朝比奈さんも

「私のことも名前で呼んでください、あと瀬戸君私のことは、桜、と読んでくださるとうれしいです。私も、凌、とお呼びしますので」


「うん。わかったよ。桜、美雨さん、浅海さん」


「ところで凌何か用だったの?」


「あ!はい、まだ始まったばかりだけど そっちはどうかな?と思って見に来きたんです」


俺は浅海さんと美雨さんに用件を伝えると、


「こっちもまったくだめだよ。それに〜時間はまだあるんだから〜のんびり〜探そうよ〜 ね?」


「そうですよ。急がなくてもほかのグループもそう簡単に見つけれませんよ」


「そうなの?」


俺は2人に聞いてみる。


「ええ 前回も見つかったのは何時間後でしたっけ?」


「うんとね 確か4時間か5時間だったと思うけど? まぁ1つ見つかるのにそれだけかかったけどね」


俺は唖然とした。1つで4,5時間って全部で見つけるなら何時間かかるんだよとおもったが口には出さない。美雨さんたちに言っても仕方ないからだ。


「大丈夫よ。だってこのグループには生徒会長がいるのよ。たしか前回も生徒会長のグループが1つ見つけてましたね」


「うんうん!!生徒会長のグループが見つけてたね〜!!だから今回は会長が私たちのグループにいるから大丈夫だよ!!」


俺は唖然とする。隣の桜もビックリした顔をしている。黒木先輩はいったいどんなにすごい人なんだろう?と思ってしまう。

そしていろいろ考えているとふと俺は前回どこに宝があったのか気になったので聞いてみると 

「え〜っと前回は、1つは校長室の先代の校長の額の中にあったみたいだよ、ほかは・・・・・・・天井だったかな?えっとどこかの教室の天井の中だったとおもうけど・・・・・・それから・・・・・体育館だよ」


俺は、どうしてそれが見つけられなかったのか気になった。

そういう見つけやすいとこは1番に探すと思ったからだ。

もしくは、みなが裏を掻いて逆に裏を掻かれたのかどちらかだ。


「へぇー、じゃあ今回はまた同じとこにあるかもね」


「いや〜ないでしょ〜」


「そうかな?裏を掻くなら同じ所に隠さない?」


「そうですね、そういう考えもありますね」


「会長に聞いてみるってのはどうでしょ?」


桜が言うと俺たちは黒木先輩を探した。



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