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ようこそ、ギルドへ。:202開発チームの場合
「___っということで、つまり今までの説明をまとめると…
こうやって特定のモノを触ると武器が生成されるんだよね。私の場合、この歯車を触ると………」
そういうと彼女は机の上にあった手の平サイズの歯車を持ち、目を閉じるとその歯車は装飾されたメイスへと変化した。
「この街の1/6の人間がこのようなことをできるんだ。その中でもこのメイスを生成できる人間が現在約17人いてその人達のことを〔魔導師〕といって、閉鎖世界に誰の助けも要らずに行ける唯一の人間。その中の一人が私だよーっと…で、その魔導師をリーダーとして作られるミニ組織みたいなのが〔ギルド〕。現時点で同盟を組んでるギルドを一つとして数えて、合計5組いるよ。」
まだまだ少ないねぇ、と言いながら彼女はメイスを歯車に戻し、再度机の上に戻した。
「私たちギルドは閉鎖世界を救出すべく、活動している。」
彼女はそう言うと手を差し伸べ、
「ようこそ、202開発チームへ。私は君を歓迎するよ………_____ 」