二人目
少しずつ展開を変えていこうと思います。
かなりゆっくりとしたペースですが、どうか気長に読んでみてください。m(_ _)m
えりか達と別れ自分の家に着いた時にはもう7時になろうとするところだった。
そこからはいつも通り、夕食を食べ、風呂に入って、勉強して、寝る。ごく普通の事をこなしていく。これは学生にとっての義務であり、日課だ。
しかし、ここからの時間は私だけの時間だ。世界のしがらみを抜け出して自分だけの世界を入り込める時間。そう、夢の時間だ。
「さーて、今日はなんの夢を見よっかな〜」
時計を見れば午後12時になるところだ。そんな時、ふと携帯を見ると一通のメールを受信していた。
えりかかな?と思い受信していたメールを特に何の意識もせずに開いた。そして私は見た。その中にあった写真と今日のあの一言が…
< 夢の中で会いましょう >
そして写真には私やえりかが通っていたはずだった小学校の卒業写真に私とえりかがいなかった……
あまりにも唐突に、そして衝撃的なこの写真は眠気に襲われていた私を覚醒させるには十分すぎた。
「え、え、、」
私は何も考えられなくなってしまっていた。もう一度私とえりかを必死になって探した。私たちがいると信じて…
だが、現実は残酷だった。何度探しても私たちは何処にもいなかった。そして、もう一つ分かったことがあった、それは私たちの代わりに土屋めいがこの写真に写っていることを…
その時、メールにあったあのメッセージが誰のものなのかをようやく思い出した。
私はすぐに転校生に返信をした。
< あの写真は何!あなたは一体誰⁉︎
あなたは一体、私たちの何を知ってるの⁉︎ >
すぐには返ってこないだろう、そうを思った時、携帯はメールを再び受信した。それはまるで私が返信をすることを事前に知っていたかのように…
すぐさま私はメールの内容を見た。そして解った、転校生、土屋めいは私と同じ明晰夢を使える、夢の住人であると。
< 夢で待ってる >
私はすぐにベットに潜った。