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4-? 《!自称俯瞰者のメモ帳-人物!》

 「四口目」の時点で判明した情報についての記録。今まで読んでいてわかりづらい所のあった読者の為、作者本人の確認の為にまとめられたもの。

 必要無ければ、読み飛ばし可。補足の説明がある場合もある。

 この項では特に、「四口目」で判明した事実を中心として記録する。

#人物



《春野花子》


・概要

 33才無職独身無乳女。「絶妙に微妙」な本作主人公。

 栄田利里のスカウトにより“ゲーム”に参加。

 「四口目」では、その栄田利里とCランク戦という名目で対決した。

 他の“ゲーム”に参加していた地球人の代表者が栄田利里に殺害された今、確認できる限り、ただ一人の“蜜”の力を持つ地球人である。


・栄田利里との関係性の変化

 栄田利里は、マアリと綱木野賢人との戦い、そしてマアリ自身の思いを知ったことで、その思想を変え、春野花子と敵対する。

 栄田利里の急激な態度の変化に戸惑っていた春野花子。……ここで、彼女の両親の助けが無ければ、また違う結末があったのかも知れない。


・春野花子の母、父の助け

 春野花子は“蜜”やリリィの変化等、この時期の異常な状況について全てを親に打ち明ける。

 それに対し、二人の親は彼女に全力で向き合い、彼女の意思決定を助けることに成功する。

 「やりたいことをやるしかない」……その言葉が、春野花子の背中を押したのだろう。


・栄田利里との決戦

 4月の1日に、春野花子は栄田利里と“ゲーム”のCランク戦という名目で決戦した。

 「無限」の“蜜”の力を振るう栄田利里に追いつめられるも、彼女自身も“蜜”の力を引き出し、逆転に成功、勝利を収めている。


 ・栄田利里との決戦時の春野花子の変化について

 元々、彼女は“蜜”の力を行使するときに、石で出来た大鎌と形、大きさ、枚数すら一定か定かではない

正体不明の黒いボロ布を纏った姿をしていた。

 今回、「4-9 《?死神?-1》」にてその黒いボロ布から「針」が出せることが判明した。

 その「針」には死に至る毒が含まれているようで、その「針」を敢えて自分に突き刺し、「死」に追いつめることでそれに対抗するためのさらなる力を無理矢理に手に入れる。

 それを何度も何度も行って、自分の戦闘力を増加させ、栄田利里を超える力を手に入れた。

 ちなみに、「死にかければ“蜜”の力が強くなる」というのは、はっきりと証明されていることではない。春野花子の信ずる理屈が、“蜜”によって「思い通り」になり、実現した結果と推測される。

 その時の姿は、黒いボロ布と大鎌は共通だが、本人は骨が剥き出しになった骸骨の姿をしており、その身は真っ黒い炎に包まれている。



《栄田利里》


・概要

 「リリィ」という生前のニックネームを名乗っている。「四口目」から、マアリの思いを知り、地球人を絶滅させる計画を主導する立場となる。その旨を伝える宣言をテレビ番組に乱入して行い、地球において破壊、殺戮を始める。


・戦闘能力

 マアリと綱木野賢人との戦いから、“蜜”の力が「無限」の力と信ずるようになり、その結果、以前と比べ物にならない程“蜜”の力に熟達している。

 地球人代表者達が結成した「代表者連合軍」を、圧倒的な力で全滅させており、その戦闘能力の高さが窺い知れる。

 春野花子との決戦時にも、その力を存分に発揮し、戦闘を圧倒的に優位に進めていた。

 「針」が彼女の武器である。指先から射出する小さなものと、槍のように扱う大きなものがあり、それにはある毒が含まれている。

 その毒の効果は、地球人が“蜜”の力を手にした時に感じる苦痛を再現するものである。


・「無限」

 春野花子は、栄田利里との決戦時に急激に変化した。それにより、その力は栄田利里を超えた。

 彼女は、“蜜”を「無限」の力を考えていたようだったが、戦闘の途中から自分の武器の「針」を出現させることも出来なくなってしまう。

 “蜜”が結局「無限」の力では無かったのか、それとも彼女の心が変化した春野花子に折られてしまったせいか―――詳細は不明。



《春野花子の父、母》


 春野花子から全ての事情を打ち明けられた後、その娘を助けるために尽力した。

 特に春野花子に取って意外だったのは父の行動で、彼女と酒を飲み交わしながら花子にアドバイス(?)をし、彼女の意思決定を助ける働きをする。

 「やりたいことをやるしかない」……父は、自分の人生からそのことを学び、それを娘に伝えたのだった。

 この二人がいなければ、春野花子は栄田利里と戦うことができなかったのかも知れない



《マイクン》


 “ゲーム”の実況役。ちなみに立候補。

 地球人絶滅の計画に反対したり、地球人の味方をするほどでは無いにしても、地球人の「代表者」が死力を尽くして戦う“ゲーム”を観るのは好きだったようで、栄田利里が“ゲーム”の中止をしたことを残念に思っていたらしい。

 栄田利里との決戦に挑む直前の春野花子を訪れ、激励の言葉をかけていた。

 ……最後の“ゲーム”が、どちらが勝利するにしても、彼を最高に楽しませてくれることを祈って。



《代表者連合軍のみなさん》


・かませ犬役だから覚えなくていいんじゃね

 “代表者連合軍”とは、“ゲーム”の中止の報された“ゲーム”に参加していた地球人代表者達が結成した軍隊のようなもの。

 一応、至急かる可能な限りかき集められた世界中の国の軍隊のサポートを受けているが、その打倒する対象、「リリィ」には通用しないことが予想されたため、ほとんどオマケ扱い。

 あくまで“蜜”の力を持つ代表者達で地球人の絶滅を目論む「リリィ」の打倒が彼等の狙い。

 「リリィ」の宣言からの短い期間で結成できたのは、「思い通りにする」“蜜”の力を応用した意思の伝達手段を編み出した者がいたから、と推測される。

 ちなみに春野花子はその期間中は1週間の長い眠りに就いていたためか、彼等連合軍に属していない(仮に眠っておらず、その誘いを認識していたとしても、春野花子が連合軍に加わるとは思えないが)。

 “ゲーム”に参加するような者達の集まりで、一人ひとり興味深いパーソナルを持つのかも知れないが、既に栄田利里に全滅させられているので、ここでは深く掘り下げない。メンドイじゃん?そんなん。


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