1-?? 《!自称俯瞰者のメモ帳-用語!》
「一口目」の時点で判明した情報についての記録その2。今まで読んでいてわかりづらい所のあった読者の為、作者本人の確認の為にまとめられたもの。補足の説明がある場合もある。
必要無ければ、読み飛ばし可。
#用語
《蜜》
「単純に言ってしまえばそれは『思い通りにする力』。使用者の精神力というか心というか気合というか感情というか……まぁーそれっぽいものを源にするの」というリリィの談の通り、ご都合主義な印象のあるエネルギー。
この“蜜”を使ってマアリは生命体を創り出せるが、それも『思い通りにする力』なのでその一側面を使っているに過ぎないとも言える。もしマアリ並みにこの“蜜”を使いこなせれば、同じ事が出来るのかも知れない。
この話に出てくる不可解な事は大体コレのせい。便利にも程がある。
欠点は、生きている地球人に与えた時に生じる反応で、最悪の場合その地球人は死に至る。しかし、死に至る程の危機を乗り越えるからこそ、『思い通りにする力』が使える、と言うべきか。
“蜜”を自分のモノにしたのなら、その人間には血液の変わりに“蜜”が体中に流れることになる。その体にやけに黄色いソレこそが、『思い通りにする力』を得た証拠と言われている。
《ゲーム》
マアリ率いる『キブカ惑星調査隊マアリ班』より地球人全体に提案されたもの。
マアリ達は地球人を一人残らず絶滅させるつもりだが、この“ゲーム”をクリアした地球人が現れれば、それを取りやめる、と宣言している。
内容としては彼女達マアリ班の戦士達と地球人の代表者が決闘を行うこと。
戦士達はZ~Aのランク付けがされている26人。最低ランクのZから最高ランクのAの戦士まで勝ち抜けば地球人側の勝利。
実際に決闘を行う地球人は、宣戦布告前はスカウトされ、その後は立候補が基本的な決められ方。
「地球人代表者として戦ってもらうためにこっちからスカウトした人が今まで全世界で100名ほどいらっしゃいまーす!」
「ボクシングの世界ランカーとかー、何かスゴイ賞もらった小説家とかー、あらゆるメディアに引っ張りだこ!な芸能人とかー、世界で活躍するトップモデルとかー、超エリートな政治家とかー、今だ捕まっていない指名手配犯とかー……あ、そういやさっき潰したスターなんちゃら建てたトコのトップの人にも、ちょびっと未来予知できた人にも挑戦してもらいましたよー」とはマアリの談。
しかし、大体の者は既に脱落してしまった。
栄田利里は布告前の様子を探りながら春野花子をスカウトするタイミングを狙っていたようだ。
“ゲーム”に参加する地球人の代表者には“蜜”の力が与えられ、そのままでは対抗できないマアリ側の用意した戦士達と戦うことが出来るようになる。その決闘は『真価の闘技場』というマアリ側の用意した場所で行われ、その入り口は世界各地に存在する。
すぐにでも地球人を絶滅させられるマアリ側が“ゲーム”を行う理由は、「一つの種族を滅ぼすってのはコトですからねー!最終確認ってやつです!生かすに値する、ということを勝ってあたし達に証明して下さーい!」というマアリの談から分かるように、地球人の「真価」を見極めるためである。




