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1-? 《!自称俯瞰者のメモ帳-人物!》

 「一口目」の時点で判明した情報についての記録。今まで読んでいてわかりづらい所のあった読者の為、作者本人の確認の為にまとめられたもの。補足の説明がある場合もある。

 必要無ければ、読み飛ばし可。

#人物



《春野花子》


・読み:ハルノハナコ。

・ニックネーム:「花ちゃん」

・年齢:33


・外見上の特徴

「美人でも不細工でもなく、かといって普通というにはなにか足りていない」「絶妙に微妙」というのが彼女の親友、栄田利里の評価である。

 彼女は顔や体を美しく保とうとし、ファッションに精を出す人間でもない。

 基本的に身につける衣類は体より大きめの物を選んでいるので、不格好。

 髪型は「邪魔にならなければ良い」と言う考えで、適当なショートカットにしている。

 スタイルも魅力的とは言えない体つき。

 異性から見て魅力的だと思わせる努力をしておらず、する気も無い。

 その当然の帰結として、異性との交際経験も無し。


・“蜜”との関係性

 “蜜”力により蘇生した栄田利里……リリィの手によって“蜜”を与えられ、その力を使うようになる。

 岩を切り出して作ったような大鎌を持ち、形、大きさ、枚数すら一定か定かでは無い黒いボロ布を纏った、まさに『死神』と言うイメージの装備が春野花子が“蜜”に目覚めた際に手に入れたモノである。

 その際、「暴走」と呼ばれる状態に陥るものの、そのまま“ゲーム”には勝利する。

 “蜜”との相性は良好の様子。

 

・その他備考

栄田利里とその家族が経営する「喫茶サカエダ」に勤務していたが、4年前に栄田利里が事故死してから退職、そのまま無職、ニートの状態へ。大雑把に表現すれば、無気力な性格。その原因としては、親友栄田利里の死を間近で見た事が深く関係している、とも考えられるが、元々そのような気質は持っていた、と考えられる。

 蜂が大の苦手。……だったのだが「一口目」での圧倒的な展開で「ワリとどうでも良くなってきた」と考えるようにもなってきた。



《栄田利里》


・読み:サカエダリリ

・ニックネーム:リリィ

・年齢(享年):29


・死亡事故とその蘇生

 4年前に、栄田利里はその夫と娘と共に自動車事故で死亡している。

 ……しかし、マアリの“蜜”の力によって蘇生する。


・外見上の特徴

 蜂プラス人間。蜂の擬人化。そう呼べるような奇怪な外見。

 背には2対4枚の翅。

 体は西洋ファンタジーで表現されるような鎧に似る。カラーリングは黄色と黒のツートーンカラー。

 手足は真っ黒でやたらに細い。手2本足2本以外に腰あたりにもう2本あり、まさに「蜂」らしいと言える。全体的にスリムなシルエット。


・生前のコンプレックス

 生前の学校の成績はクラス全体でも学校全体でも寸分ずれずに平均点。

 身長と体重もそれに同じ。

 顔立ちは整っている方……というより整い過ぎなくらいである。

 顔のパーツ一つ一つが皆が「そこにあるべきだ」と思うであろう位置に寸分違わず置かれていて、「そうあるべきだ」思うであろう形になっていて……逆に全く印象に残らない。

 「異常な程普通」……それが春野花子からの印象である。一日で飽きる美人。

 しかし栄田利里自体はその事を良しと思っておらず、彼女なりにそこからの脱却を目指した。

 彼女は周囲に自分の事を「リリィ」と呼ぶように求めた。あるロックバンドの曲名から取った、その名前を使う事実を普通からの脱却の手段にしようとしたのだ。結局、最後までそう呼んだのは春野花子一人であったが。


・春野花子との関係

 「親友」、というより「腐れ縁」と称した方が適切か。中学、高校、大学、そして仕事場すら春野花子と同じ。

 生前から春野花子に対し「何かやらかしそう」というある種の畏敬を持っていたようだ。詳細は「一口目」の時点ではまだ不明。

 蘇生してからも春野花子に期待のようなモノを持っているのは変わらず、春野花子を“ゲーム”の代表者に推薦し、“蜜”の力を与える。

 ちなみに、春野花子以外に栄田利里が推薦した人物は無し。


・戦闘能力

 「一口目」の時点では詳細不明。しかし、“蜜”の大元のマアリと同じ「蜂」をモチーフにしていることから、マアリの創った生命体の中でも相当な実力があると予想される。

 もし“ゲーム”に参加する仮定ならば、「少なくともCランク戦までは楽勝」と考えている。


・その他備考

 仕事場は「喫茶サカエダ」栄田利里の家族が経営する店をそのまま引き継ぐ形になっている。

 栄田利里が死亡してからは、その両親とアルバイト数名で経営、という形になったようだ。

 生前に結婚しており、娘も一人いた。

 蘇生してからの行動は、生前と違いアグレッシブな傾向になっている。生前の「異常な程普通」なコンプレックスから解放されたと感じているからか。

 燻っていた春野花子の“ゲーム”を手助けすることを「青春」と考え、注力する。



《マアリ》


・ニックネーム:特に無い。が、“ゲーム”実況役マイクン等から「姐さん」と呼ばれることも。

・年齢:???


・外見上の特徴

 スタイルは相当に魅力的で、いつもサングラスをかけているものの、強烈な印象の美形であることが十分に伺える。

 ……ただし、ファッションは威風堂々と光沢を放つ黄色と黒の縞々模様の全身タイツなので、一般的な地球人の観点で見ると台無しになっている、と判断されるであろう。

 彼女の母星では人は皆多種多様な容姿をもっており、その中ではあまり奇異には見られないのだが。


・戦闘能力

 地球丸ごとと戦っても勝てる、とは彼女の談だが、間違いは無いと思われる。圧倒的な力である“蜜”の大元と言える存在であり、強大な力を持っている。

 “蜜”を使って新たな生命を創り出せる。リリィによると、「例えば生ゴミ、テレビ番組、漫画の中のキャラクターや漫画そのもの、絵画、動物、自然現象、機械……とにかくありとあらゆる事象からマアリは命を創り出せる」ようだ。


・その他備考

 「キブカ惑星調査隊マアリ班」の長。『飛行調査機円盤型』、地球人の間で「UFO」と呼称される物体で惑星間を移動している。詳細は「一口目」の時点では不明。

 「ぶっちゃけ地球人に宣戦布告した理由なんて『もういいんじゃね?滅ぼしても』みたいなノリだし!」「それでもいいじゃん?」と語っており、地球人に宣戦布告をした、という行為のスケールの割に、地球人への関心は薄く感じられる。

 しかし、“ゲーム”の初戦に勝利した春野花子に対しては、少しだけ興味が湧いたようだ。



《マイクン》


・年齢:マアリに創り出されて8ヶ月くらい。5年の使用を経て故障した拡声器が、マアリの“蜜”の力によって生命となった。


・外見上の特徴

沢山のマイクと拡声器をつなげ合わせて出来た体を持っている。大声を出す時はその拡声器を全てを震わせる。


・その他備考

 “ゲーム”の実況役。「空回り」「センスが無い」と評されることもあるがテンションの高い実況はそれなりに好評なようだ(観客達のテンションも元々高い、というのもあるが)。



《ムサロウ》《ブラトビー》


・この人達いる?

 ムサロウはCランク、ブラトビーはZランクで“ゲーム”で地球人に立ちはだかるマアリに創り出された戦士達。

 一応ムサロウは宣戦布告時に“スターハント”を『飛行調査機円盤型』で破壊した実行犯。

 もう出ない、ワケではないが大した働きはもうしない。忘れて良いのでは無いだろうか。


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