プロローグ
「平和だな。」
目の前を過ぎ去る蝶々を見てふとそんなことをぼやく。
「あれからもう数百年も経つのか…。」
それはかつて、俺が俺以外のものを全て破壊しようとして見事に打ち砕かれてから経つ年だ。俺は当時、自分以外の物や生き物を認めることができず闘争本能が優先され幾度となく物を壊し生命の灯火をこの手で消してきた。当然、それは許されざる行為だ。だから、俺を止めに来た同族もいた。が、すべてをなぎ払った。だが、罪はいずれ裁かれるものだ。だから、俺もあいつに裁かれた。そして、今こうしてのんびりと暮らせているのもあいつのおかげだと思っている。そんな、昔のことを思いながらまたこのだだっ広い草原の真ん中で寝ようとする。しかし、それを許そうとしない人がいた。
(また来たのか…。)
遠くから聞こえてくる足音に溜め息をつきつつまぶたを閉じる。そうして、耳だけをすましているとだんだんと足音がこちらに近づいてくるのがわかる。そして、俺の近くまで来たのだろう。足音は俺の近くでまできてなりやみ大きく息を吸う音が聞こえた。そいつはすぅ〜っと息を大きく吸うと次に大声が飛んできた。
「起きろぉーーーーーーーーーー!!!!!!!」
こうしてまた、俺は厄介事に巻き込まれるのだ。
初めて小説を書いたのでまだまだいたらないところが多々ありますが頑張っていきたいと思います!
小説のほうでなにか不備があったり気に入らないところがあればばしばし言ってください(。>ㅅ<。)
できる限り直せるように努力します!(*゜∀゜*)