⑦修行が難しいよ~
マキゼンから課せられた次なる試練。
なん百球と投球を繰り返し夜が明けてしまったガクト。なんどおもいきり投げても300キロには程遠く、100キロを越えることも未だできない。30キロのフォークにも挑戦したが、極端に速度を落としコントロールすることが難しく、ストライクゾーンに入れることも、球威に変化をつけることもできない。
「く、くそ。こんな難しいのか。それにしても遅ぇな他のやつら。この調子でいけば俺が一番先に修行終えて強くなるんじゃねーか♪よし!!」
気合いを入れ直して投球を繰り返すガクト。
一方、エリカ、嵐、ミカの3人は未だ闘気を分析する力を身につけることに手こづっていた。
「一晩中やってたのか、もう朝か。」
まばゆい日の出がさす。一見のどかで、なんの変鉄もない平和な世界の朝。しかし刻一刻と恐怖の魔神マッダの到来の時期は迫る。
3人の元にマキゼンが表れた。
「おはよう諸君。どうだ?ちょっとはコツをつかめたかね?」
「こんなアリやら蜂に囲まれて、わけのわからん修行してる場合じゃねーんじゃねーか。」
エリカが愚痴をこぼす。
「敵の強さが分かるのも強さのうちだ。こんなとこで妥協するようではガクトに追い抜かれる日はそう遠くないだろうな。」
「は!!あんな雑魚に抜かれてたまっかよ。」
「わたしはだいぶ分かるようになったよ。たぶんガクト程正確に分析するにはまだかかるけど。」
ミカはもうじき一段階目の修行を終える模様。
「ほう。」
「!!マジか。くそ。」焦るエリカ。
「ガル。難しい、、、」嵐の場合、闘気を察知はできるが方程式自体を覚えるのに苦戦していた。
「何度も言うが自分や相手の力を分かること。基本的な力を格段に上げること。いまのままでは100%半年後に控える繰上試験は合格できないとだけ言っておこう。なんせ今の君たちと私では実力差がありすぎることを先に方程式のこたえをだした結果で伝えたはずだ。」
「先生がそこまで強いとは知らなかったよ。」
「マキゼン、、いずれ、、、ガル」
「まあ焦らずとも、今ガクトが行っている二段階目の修行はちっとやそっとじゃクリアできないだろう。ガクトに負けないよう頑張りなさい。」
そう言うとマキゼンはガクトのいる校庭の奥の方へと消えていった。
「どれ。魔王くんはちょっとは投げれるようになったかな?」
ガクトの元へたどり着いたマキゼン。
「!!」
雰囲気の違うガクト。
「先生よぉ。なんか俺、一気に強くなり始めたみたいだ。」
史上最強を誇った、大魔王の血が覚醒し始めたようだ。




