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神々戦線2nd  作者: 110隆
33/34

26 マッダ現る

コユキのつくりだした世界を抜け、ガクトは学園へきたとき以来ぶりに元の世界へ帰ってきた。


「親父元気してっかなー。に、しても、昼間なのにすげぇ暗さだな。」


「インの影響よ。次元の向こうは恐らく見るに耐えない残酷な状況になってるでしょう。行くわよ。」


太平洋沿岸に出た6人は、ミカの呼び起こした津波に乗り、マッダが現れる無人の島へと向かった。


しばらくすると島へ到着し、島中央の岩壁だらけの高台へと6人は登りついた。


「ここにやってくる。間違いない。」


「ガクト、ミカ、嵐。何度も言うようだけど、アナタたちの力なくしては世界はマッダが現れると同時に消えてなくなってしまうかもしれない。頼んだわよ。」


「うん。大丈夫。」


それから沈黙が続いた。皆これから始まる聖戦に対し、緊張さえしなければ気持ちが高揚することもなかった。ただ静かにその時を待っていた。












ピキピキピキ…………………


「!!!!」


突如上空に激しい気流が現れる。稲光が気流に吸い寄せられ辺りの空間をねじ曲げる。


「ガクト!!!!」


「うるせぇ!分かってるよ!!魔眼~陰陽~!!」


ガクトの第3の目魔眼開眼。陰陽の型をした目が力を発する。ねじ曲げられる空間を修整し気流の流れをかき消した。


「はああああ!!!」異質な力を操り次元の壁をこじ開けた。そして現れたのは神エツコの産み出した凱旋門のような形をした転生の門。


「いよいよかぁぁぁ。」


「くるわよ!!」







ヴ、ヴヴヴぅぅぅぅぅぅ………


ヴああああああらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!

闇に包まれた異形の怪物が門から顔を出す。


「ぐ、ぐおぉぉぉ!!!」


転生の門の強化に力を注ぐガクトの腕が、反発される力によって斬り刻まれる。


「く。な、なんて力だ、、、、!!!」


門が膨張し始め大爆発を引き起こしそうな状態となった。


「全力でやりなさいガクト!!!」


「クソ~!!!!魔眼~極み~!!!」


真っ赤に燃える第3の眼、魔眼極の力により門は元の大きさへと抑えられ、入口付近にいる異形の怪物のオーラを制御する。




ヴ、ぁぁぁぁぁぁ!!!!






ポン!



…………。




ニワトリが、卵を産むかのように、怪物は人間の姿へと変化し門から静かに出てきた。


マッダがヨウ世界へとやってきた。

次回二部完結。

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