③才能型と努力型
校庭に出たガクトら一等級の生徒たち。
心を無にし、
相手から感じる闘気を感じ取る修行がはじまった。
「蟻が1、
羽蟻が10、
雀蜂が1000!!
肌に神経に五感に叩き込め!
おのずと分析能力が高まり、
やがて量ることができるようになるだろう。」
あたりにはハネアリとスズメバチが無数に飛び交う。
アリも校庭の砂地で巣作り♪
まさに昆虫たちのオンパレードや♪
「難しいなぁ。
てゆーか先生よ、
アポロどうした?
あいつも1等級だろ?
GOD6たらには選ばれなかったけど。」
ガクトが質問する。
「彼は、
才能により一等級まで登りつめはしたが、
そこからの飛躍が困難であると判断された。
まあ今は、
君に学園祭でやられた体を
別棟の病棟で療養中だ。」
蛇野の新入生洗礼の報いを受けた生徒が、
大概病棟へ運ばれ、
四等級クラスからスタートされる。
「話を聞きながらも集中力を欠くな~。
ここで自分の系統を理解してもらう。
人は『才能型』と『努力型』の、
二大系統のどちらかに必ず属する。
たった今、
才能のみで一等級へ進級したと話したアポロ。
アポロを例としていえば、
もちろん才能型。
食べた生物の遺伝子を、
自分のものとし、
力として発揮する。
これは他の誰にも真似できないであろう、
立派な才能だ。
しかしアポロの場合、
ガクトとの戦いで浮き彫りとなった、
自分の力を上回る強者は食べれない!とゆう、
極めて弱い才能なのだ。
これでは結果論、
自身が最強でない限り、
その能力は無いものに等しい。
よって、
修行により今以上の強さを得ることは可能だが、
1年後のマッダ戦において、
充分な戦力にはならないとゆう判断を下した。
GOD6の6人で言えば、
ガクト、
嵐、
そしてコユキお嬢とゴウキは、
才能型。
ミカ、
エリカは、
努力型に分類される。」
エリカがちょっとムカついた表情で、
「それはなんだ?
才能がねぇってことか?」
「バカモノ。
どちらの系統から山を登りはじめても、
頂は同じ。
自分の系統を熟知し、
より早く頂を目指すことができる。
努力型は、修行で得るものが大きい。
仮に全員が全く同じ修行をすれば、
才能型と比較すると、
歴然とした差が出るほど上達していく。
一方、
才能型は、
自分が生まれもった才能をよく理解することが絶対条件。
才能を生かして、
天才へと登りつめるのも、
才能を無駄にするのも自分次第。
分かるだろう?
魔王、ガクト。
野生児、いや、自然児、嵐。
自分が磨きあげるべき才能が。」
「!!
ああ、そうだな。
魔王だからな俺は。」
「ガル。
自然。獲物。
ガル……
狩る!!!」
「ミカ。エリカ。
君たちは、
ゼロから鍛えた武器を磨きあげるのが最短の近道だ。」
「そっか。
分かったよ。
海賊として今まで生きてきたこと。
それを極めるんだね。」
「そうだな。
殴ることが全てだ。
拳を鍛えるのみだ。」
「よくわかってるじゃないかみんな!
はっはっは!!
先生はごきげんだぞ!
よーしそれじゃ次の授業、行っちゃうぞ~。」
まだまだ修行は始まったばかり。




