22 ゲートキーパー
会議を終え、ガクトはコユキに呼び出され、再びダバシ、ナークラのいる神の庭へとやってきた。
「よう魔王。ここ出て数日しかたってねぇのにまた強くなったんじゃねーか?お?」
「そーすねぇダバシ先生」
「分かってるから。黙ってよ。コユキきてない?」
「ふてぇ態度だなコノヤロー」
「そーすねぇダバシ先生。」
殺気を剥き出しにするダバシとナークラ。するとコユキが現れた。
「先生方。ごきげん麗しゅう。ガクト。のんびりしている時間はないわ。アナタ自身へ課せる最後の試練です。次元を操る力を開花させてもらう。陽の人間でありながら陰の魔人の力を持つアナタにしかできないと確信している。」
「前置きはいいからどうすりゃいんだよ。」
「次元は異質な力を持つ衝撃で歪み、破壊することができる。マッダの娘ギャンザッ子は、実の親であるマッダに極限まで追い詰められ、その嘆きの声を空間にぶつける事で壁を破壊した。
そしてここからが重要よ。次元の壁にはママが魔人を人間へと転生させる、転生の門とゆう結界を張っている。インからヨウにくる際は必ずこの転生の門を経由しなければならない。この転生の門の強化をアナタに託すわ。
仮にマッダが次元の壁もろともこの転生の門をぶち壊してしまえば、世界を隔てるものがなくなりインとヨウは混ざりあい世界は大変なことになるでしょう。」
「ふーん。難しいことはよく分かんねーけど、とりあえずどうすりゃいいか教えろよ。」
「異質な力を持つ衝撃を操り、自在に次元の壁をこじ開けられるようになってもらう。そしてマッダが転生の門をくぐる際、再度その力で破壊を阻止する。これにより2つの世界は今の均衡を保ち、維持することができるわ。」
「まあ、2つの世界がごちゃ混ぜになんないようにすりゃいいんだな。」
「そうね。人間にはできない、インの力を持つアナタにうってつけの役割なの。まずは空間を破れるよう修行にはげんでもらうわ。」
ガクトの新たな修行がはじまった。
世界を別つ壁を、門を守るゲートキーパーとしてマッダを迎え討つ。




