⑳ 決着
超等級繰上試験。最強の先生マキゼン、対するは海賊ミカ。壮絶なオーラを凝縮したマキクラッシュの散弾により、海や大地もろとも
ミカは弾き飛ばされてしまった。
「はっはっはっ。生きてるかな?………ん?」
凄まじい水渋きが破壊された大地から湧き起こる。
「はぁ…はぁ…。さ、さすがだね先生。」
ミカが現れた。
「はっはっはっ。君もアレをくらってその余力とは。恐れ入ります!」
再びマキクラッシュを掌に生み出すマキゼン!
「!!」即座に津波を引き起こし再び大地を海に変えるミカ。
「マッダとの闘いまで見せたくなかったけど、とっておき使わせてもらうよ。」
海を自身の回りに覆い被せ、水を吸収しはじめたミカ。
「なんだなんだなんだなんだ?!!!体が水みたいに半透明になっていくじゃないか!!なんとアンビリーバブルな技だ!!なにをする気だ!!?」
危機を察知したマキゼンは、おもいっきりマキクラッシュをミカに投げつける。
「先生…海の力を思い知れ!!」
「!!!」
マキクラッシュはミカの体をすり抜け、遠くの地へ激突した。完全に水と一体化したミカ。もはや水そのものとなってしまったようだ。
「水はかける圧次第でどんなものにも変化できるんだよ。ほら、こんな風に。」
人差し指でマキゼンを狙いうつ。ピストルの引き金を引くように、凄まじい圧をかけた水の弾丸が発砲され、マキゼンの脇腹を撃ち抜いた!!
「ぐお、く、やるな!」
試験をひたすら沈黙を貫きながら傍聴するガクトたちも、ミカの神の領域に達した強さに固唾を呑んでいた。そしてまたもや津波を引き起こすミカ。波はミカの手に吸い寄せられ、巨大なハンマーのような形へと変形した。
「いくよ。」
「ぐっ!!」
振りかざすハンマーに、渾身のマキパンチを合わせる。とてつもない衝撃をうみだす力のぶつかり合い。もう一度ハンマーを振りかざしたその時、
「そこまでよ!!」
コユキが試験に割って入ってきた。戦いを混ぜくるのが大好きなコユキ。
「お嬢。」
「ええ。充分よ。ミカ、よくこれほどまでの強さを身に付けたわね。試験の結果は既に出ているわ。」
「それじゃ、、、」
水化した体を元に戻す。ミカの元にエリカ、ガクト、嵐が歩み寄る。
「これで私やゴウキと対等の、超等級クラス進級を認めるわ。闘気量も随時探っていた所、目標値の1000澗を遥かに上回っていた。あなたたちの聖戦における活躍を期待します。」
「やったねぇ!!」
長い学園生活を経て、遂に最大の難所、超等級繰上試験を合格した四人。
「はっはぁぁぁぁ。少しは使える駒になったようだなぁぁぁ。あいつら。」
ゴウキは笑みを浮かべながらその場を去っていった。
ついに世界を、天と地を全てをかけたマッダとの聖戦が始まる。
マッダ到来まであと180日。




