ゴウキ外伝~コーコより愛をこめて~
インを統括する魔神。
魔神に仕え、世界各地で争いを起こし、名実ともに力を上げ縄張りを増やしていくコーコ。魔神は人前に現れることは無かったが、魔神の右腕を名乗り、世界を荒らし回るコーコは、魔人たちからして一番の脅威だった。
争いを終え神の宮殿へと戻ってきたコーコ。
「また一つ、縄張り増やしてきたっちっちよ。」
「………ご苦労。」
魔神はコーコを見て、妙な不安を抱いていた。圧倒的な野心を持ち、実質世界を力で支配しているのは、この時点でコーコだったからだ。いずれ裏切る日がくる。そのことを分かっていた魔神は、魔神の座を譲るか、コーコと対峙するかの2択で悩んでいた。
それを察していたコーコは、
「魔神様。あたしはこれから先もアナタに忠誠を誓いますゆえ、妙な不安を抱く心配は一切ありませんよ。いつまでもあたしを右腕としてお使い下さいませ。」
そうゆうとコーコは宮殿を後にして、また別の地へと戦争に出掛けていった。
「………。」
自ら激戦地へと乗り込み最前線で闘い続けるコーコは、自身の力も付け、縄張り増やし、自分の信者を作り続けていった。
月日は流れ、この世界にコーコの名を知らない魔人はいない、それほどまでに自分の名を世に知らしめていったコーコは、魔神のもとへ行き全ての思惑をぶちまけた。
「魔神様。世界を制圧しました。あたしの力で支配し、あたしの名の元、信者共を世界各地につくりだしました。」
「そうか。力ある者のみが頂点に立つ、それこそがこの世界の存在意義。ご苦労であった。」
「………。お褒めのお言葉でおしまいですかい?魔神様」
「なんだ?なにが望みだ?」
「どうも魔神様はお力の方はお有りですが無知で鈍感で困りますね。おーーーい、お前たちや、入ってこいっちっち。」
扉を開け、無数のコーコ信者たちが集う。世界に名だたる強豪たちがそこにいた。
「魔神様。もう一度お伝えしましょうか?世界は制圧したっちっちよ。あたしがね。」
「………。」
魔神はしばらくして、
「やはりお前を野放しにしていたのが間違っていた。だが神であるわたしが、自分がうみだした魔人にやられるわけにはいかない。潔く身を引かせてもらう。コーコ。お前に二代目として魔神に就任してもらおう。」
「ひっひっひ。その言葉待ってたったちっちよ。これよりあたしが魔神だ。もうあんたに用はないっちっちよ。どら、こいつの首を捕ったもんがあたしの右腕、魔神の右腕の称号を与えるっちよ!!!!」
「…!!!な、なにぃ!?なめるなぁ!!!!!」
…。
さしずめ魔神も、何万とゆう強豪を相手に無事では済まなかった。壮大なコーコのシナリオの前に、魔神は散っていった。
この日をもって天上天下を取ったコーコ。
魔神コーコの物語、次回結末。




