⑰超等級繰上試験
月日は流れた。
修行を終えた一等級生徒が、神の庭から久しぶりに学園へと戻ってきた。
試験のために設置された闘技会場へと足を運ぶ。
繰上試験に立ち会うのは理事コユキと試験官マキゼンのみ。
試験開始まで残り1時間。会場に到着したエリカたち。
「久しぶりね。相当腕を上げたようね。」コユキがやってきた。
「おうコユキ。分かるか?あたしの今の闘気の数値が。」と、エリカ。
「ええ。ちょうど100億。それが何を意味するかはよく分かるわ。平常時に極限まで力の消費を抑え、コントロールしている。フルで力を発揮したときの数値は桁違いとゆう言葉ではくくれない程の上昇が見込めるでしょう。」
マキゼンもあらわれた。
「はっはっは。腕を上げたなぁ。どーだ?ダバシ先生とナークラ先生の修行はきつかったろう?」
「うん。何度も殺されかけたよ。その度強くなれたけどね。」と、ミカ。
「早く試験はじめよーぜ。」
「そうね。試験官はマキゼン先生、審査員はわたし1人よ。
その前に。アナタたちに賞賛を伝えるわ。おめでとう。アナタたちは晴れて神の領域へと達した戦士になったわ。幾千の場数をこなし
、度重なる過酷な修行や訓練をうけ、こんにちに至ったその実力を讃え、心から賞賛します。のちに控える魔神マッダとの聖戦のため、最後の繰上試験を行います。」
「ああ。試験はマキゼンとタイマンか?」
マキゼンが前に出てきた。
「ああ。わたしが一対一で闘おう。前にも伝えた通り、わたしは強いぞ。ただし、闘うのは四人のうち1人だけだ。その1人との闘いを公平にコユキお嬢が審査し繰上の合否を判断する。合格が出された時点で四人全員が超等級クラスへと繰上になる。
代表選考は自分たちで自由に決めなさい。」
「重要な役割を負った代表だな。誰がいく?
」
「わたしの神の拳で一瞬で終わらせてやろうか?」
「わたしかエリカのどっちかにしようよ。ガクトと嵐は才能型。マッダとの聖戦までその奥の手は誰にも見せないほうがいいと思うよ。そっちのほうがカッコいいじゃん。」
「はっ。なるほどな。じゃーどっちが行く?」
「ガル…。俺、闘わない。狩る、マッダ。マッダ狩る…。」
「どれだけ腕あげたか見せてもらうよ。ミカ、お前に任せた。」エリカが言う。
「うんいいよ。」
「代表は海賊ミカで決まりか?ファイナルアンサー?」マキゼンが問う。
「わたしがやるよ。先生、よろしくね。」
「海上、水中で本領を発揮する海賊ミカか。なかなかやりづらい相手だな。だが、先生は強いぞ。はっはっはっ。」
「決まりね。両者闘技台へ。」コユキが仕切る。
最後の繰上試験がはじまる。圧倒的数値をもつ最強の先生マキゼン。
神の庭にて限界を極めた大海賊ミカ。
激闘の予感。
「それでは、試験開始よ!!」




