⑬開けてはならないパンドラの箱
突如学園にあらわれた小さな女の子。見た目からして小学1~2年生くらいの年の女の子だ。
立ち上がったエリカ。
「ざけやがって~!!なんだこのガキは!!!」
子供はゆっくりとエリカに近づいていく。
「うるさいなー先に手ー出したのアンタだからねー!!」
「!!」
口から波動砲のような、目に見える邪気の塊を吹き出した。その波動に包まれたエリカは全身火だるまとなり物凄いスピードで遠くへぶっ飛ばされた。
「こ、この子供は、、、技の系統からして、魔人、いや、転生の門からきた元魔人に間違いない!!!じぇじぇじぇ!」マキゼンが驚く。
「なに?そのインとかゆう世界のガキだってゆうのかコイツが!?」ガクトが問いただす。
「そして、恐ろしい程の実力を持っている。人間となり、本来の3割程の力に落ちているはず。……にもかかわらず、エリカ同等の力を見せるとは。」
「おいガキ!!なんなんだおめーは!!何者だ!!」
「何者だじゃないよ!!やっとの思いで母ちゃんから逃げ出して遠いとこにきたのに!!ちょっかいださないでよー!!」
再び波動砲を放つ子供。
「く!!」
魔眼の見極めによりかろうじて交わすガクト。
「言っとくけどねー!!母ちゃんに見つかったらアンタらもただじゃ済まないよー!!!母ちゃんは世界で一番強い神様なんだからねー!!」
「!!!」
「な、まさか。魔神マッダの…………!!?」
全員が恐怖で顔を引きつらせる。
「みんな!!少しの間持ちこたえててくれ!!私はコユキお嬢にこの事を知らせにいってくる!!」
マキゼンが走りだそうとしたその時!!
暗雲がたちこめる。
雷雨がふりそそぐ。
「はぁぁぁあ!!!」
空からゴウキが現れた。
「あ、、あ、、、!!」二等級、三等級の生徒は初めて番長ゴウキを目の当たりにする。その威圧的な邪気に押し潰された何人かの生徒は気絶してしまった。
「ゴ、ゴウキ…!!」
「俺様が魔神だぁぁぁ。どうやらマッダってぇぇぇヤツのガキらしいなぁぁぁあ。おもしろい、かかってこいぃ」
「何言ってんのもじゃ毛!!ぶったたいてやるー!!」とてつもない早さでゴウキに突っ込む子供。
!!!!!!!!
大きく振りかざした拳に雷がふりそそぐ。次の瞬間、子供に鋭い拳打をあびせる。破裂するようなインパクト音と帯電する雷の衝撃と共に、弾けとんだ子供。
「ぐあああー!!」
宙に舞った子供にそのままカカト落としを脳天にぶちこみ地に叩きつける。
大地がくだけ散った。
「カスがぁぁぁあ」
子供は気を失ったようだ。圧倒的強さを再度見せつけたゴウキ。
するとコユキもこの場に現れた。
「とうとう、パンドラの箱を開ける鍵がきてしまったようね。」




