⑩家庭訪問
「家庭訪問だぁぁぁ?はぁぁあ!!なに学校みたいなこと抜かしやがるぅぅぅ」
「ここは学園よ。」
おっしゃる通り。
「何企んでやがるコユキィィ。そんなめんどくせぇことに付き合う気はねぇなぁぁぁ。」
「ゴウキ。アナタに伝えておくべきことがあります。アナタの自宅で、アナタと、アナタの親を含めた私と先生四人で話すべきことが。」
「あぁぁ?!なんのつもりだてめぇぇぇ!貴様に俺様の家のことが何が関係ある!?」
「これ以上ここでは何も話さないわ。案内なさい。」
マジマジとコユキを睨み付けるゴウキ。
「うぅぅ……。気に入らねぇやつだ。上等だぁぁぁ。俺様の根城でじっくり話とやらぁぁ聞いてやる。だが、親であるババァがお前らの話を聞くようなぁぁやつじゃねぇ事は覚えておけぇぇ。」
「承知したわ。では向かいましょう。」
部室を出たゴウキとコユキとマキゼン。三人はゴウキの家に向かうべく学園を後にした。
無言のまま歩き続け、やがて薄暗い太陽の光の当たらないおぞましい山の中へと入っていった。
猛獣がそこらじゅうにウヨウヨしている暗い山道を抜け、その奥にポツンと小さな家がたっていた。
「ちっちゃ!!」
おもわず声に出しちゃったマキゼン。軽く顔面に平手打ちを食らわすゴウキ。
「あがれやぁぁ。」
戸をあけ、殺風景な居間のある間に案内されたコユキ、マキゼン。小さなちゃぶ台を囲み座る三人。
「どこかにいやがるがぁぁ、ババァは人前に姿は見せねぇよぉぉぉ。さあ、話とやらを聞かせてもらおうかぁぁぁあ。」
気配を伺うコユキ。
「おいコラ。さっさと話せぇやぁぁぁ。」
「居るなら出てきなさい!!!!!!!
ゴウキの母コーコ!!!!!!!!!!!」
「!!!?」




