春花、神に喧嘩を売る
やっぱり内容が薄い。
皆さん、こんにちは。
鈴風春花です。
あれから十年が経ちました。
えっ?経ちすぎだって?
そうはいってもその間は特に言うようなことはないんですよ。
その間にあったことといえば、せいぜい私が家事スキルを手に入れたくらいです。
……だって永琳が全部私に任せてくるから、そりゃうまくもなるでしょ。
そんなわけで、私は今、朝ご飯の片づけをしています。
永琳「春花~。それが終わったらちょっと来て」
春花「はーい」
おやっ?どうやら永琳が私に用があるようです。
春花「永琳。どうしたの?」
永琳「今から出かけるわよ。あなたも一緒に来て」
春花「わかった。今支度するね」
―――少女支度中―――
春花「永琳、準備終わったよ」
永琳「そう。ならさっそく行くわよ」
そういうと永琳は車を呼び、私が車に乗るとすぐさま出発した。
春花「ねぇ永琳、今からどこに行くの?」
と、私が聞くと、
永琳「あなたに会わせたい人たちがいるの」
会わせたい人?いったい誰のことでしょう?
春花「そっか。わかった」
永琳「でも相手の前にでたらしゃべり方には気をつけて。あなたのことをあまりよく思ってない人もいるから」
……永琳はいったい誰に私を会わせようとしているのだろう?
永琳「っと。着いたわね」
そう言いながら私達がたどり着いたのは、街の中心にある大きなタワーだった。
永琳「さぁ。入って」
そういうと永琳は扉を開け、私と共に中へ入った。
春花「…ここは?」
永琳「この街の人の中でも重要な人たちが集まるところよ」
つまりはVIPルームのようなものなのだろうか?
そんなことを考えながら歩いていると、どうやら目的地に着いたようで、永琳が大きな扉の前で止まった。
永琳「…八意永琳です。例の者を連れてきました」
?「入りなさい」
永琳「はい」
そういうと、永琳は私を手招きしながら部屋の中に入った。
?「よくきましたね」
春花「えっと、初めまして。鈴風春花です」
月読「私は月読と申します」
春花「………えっ?」
月読って、あの月読?
月を司る神様で天照の妹の月読?
春花「す、すいません!」
そう言いながら、私が頭を下げようとすると、
月読「まぁ、そんなに畏まらなくても大丈夫ですよ。自然体で接してください」
…月読様マジ天使!
春花「は、はい。ありがとうございます!」
私が月読に礼を言った瞬間、
?「おい、そこの者」
春花「はい。何でしょうか?」
?「少しはほかの者にも敬意を払ったらどうだ?まあ所詮少し知恵が回る程度の小娘の助手などに礼儀などは言うだけ無駄か。」
その言葉に他の神も同調したのか嘲笑をする。
月読「素戔嗚!やめなさい!」
そういって月読が素戔嗚を止めるがもう遅い。
永琳「……春花?」
春花「今なんて言った?」
素戔嗚「はっ?」
春花「今なんて言ったかって聞いてるのよ!」
素戔嗚「っ!」
春花「別に私を嘲笑するだけなら構わない。でも、永琳を馬鹿にするのは許せない!」
そう私が言い放つと、永琳が驚いたような目でこちらを見た。
永琳「春花…あなた、私のために怒ってくれたの?」
神A「貴様!神に向かってなんたる暴言!」
そういうと、その神は刀を抜きながら私に切りかかってきた。
永琳「春花!」
春花「遅いよ!」
私はそう言いながら、空中から(・・・・)刀を取り出し、その神の刀を受け止めた。
神A「っ!」
まさか刀を受け止められるとは思っていなかったようで、神は戸惑いながらも再び攻撃を仕掛けようとする。
するとその瞬間、
月読「二人共止めなさい!」
月読の激しい怒りの声がとんできた。
春花「…ごめん。月読」
神A「ぬぅ。月読様がそうおっしゃられるのなら」
そう言いながら、私は刀を消した。
月読「素戔嗚が失礼しました」
春花「こちらこそごめん。少し熱くなりすぎた」
そういうと月読は少し安心したように、
月読「そうですか。素戔嗚にはあとできつく言っておくので」
春花「いや、それは別にいいよ。ただ、そのかわりお願いがある」
月読「お願い……ですか?」
春花「うん。」
月読「いいですよ」
春花「ありがとう。私が望むのは、」
私はそこで軽く息を吸うと、その願いを言った。
春花「素戔嗚と戦わさせてもらう!」
作者「…ついに春花の戦闘描写をするのか。正直めんどい。」
春花「作者♪頼んだよ♪」