神無月
PV10000、ユニーク2000突破!
「霊果ちゃん、そういえば、今日から神無月だよね?」
「はい。そうですよ」
「あ~。じゃあ、今日から出雲大社に1ヶ月いることになるから、少し準備してきて」
「?」
「前に、天照から、『神無月には出雲大社で集会をしているので、是非来てください』って言われたんだよね」
「そういうことですか、わかりました。少し待ってください」
「わかった。じゃあ私はその間に村長に話を通しておくね」
「お願いします」
「じゃ、早速行ってくる」
村長の家…
「という訳なので、今日から1ヶ月此処をあけることになります」
「それはわかったけど、その間に問題が起きたらどうすればいい?」
「澪や空達は残るので、問題が起きたら三人に任せて大丈夫です」
「……わかった。言う必要は無いだろうけど、気をつけてね」
「ありがとうございます。それでは」
博麗神社…
「じゃあ、準備は出来た?」
「はい」
「それじゃあ、出雲大社に、転移!」
出雲大社…
「…うわぁ。広いねぇ」
「そうですね」
「あ、春花さん、今年は来てくれたんですね」
「天照!久しぶり~。元気してた?」
「はい。こちらは大丈夫です。そちらはどうでしたか?」
「こっちも大丈夫だよ。これからは、なるべく毎年来るようにするから、よろしくね」
「それは良かったです。……ところで、そちらの子は?」
「この子は私の巫女の博麗霊果だよ」
「お初にお目にかかります。博麗霊果と申します」
「これはご丁寧に。私は天照です。これからよろしくお願いしますね」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」
「で、他のみんなは?」
「もう中にいますよ」
「天照~。どうしたの…………って、春花!?」
「諏訪子!それに神奈子も!」
「随分と久しぶりじゃないか」
「そういえば、あれ以来会ってなかったね」
「そうだよ!あれ以来一度もこないから暇でしょうが無かったんだよ!って、その子誰?」
「私の巫女の霊果ちゃんだよ」
「へぇ。春花にも巫女が出来たんだ。……そうだ!これが終わったら守矢神社の隣に春花の神社の分社をおきなよ!」
「いいの?」
「なあに。別にそのくらい構わないさ。春花にはそれ以上の恩があるからね」
「ありがとう。諏訪子、神奈子。あ、これ渡しとくね。何かあったらそれに神力を込めればすぐに駆けつけるから」
「ほう。これは便利だな。なら私達はこれを渡しておくか」
そう言って神奈子が渡してきたのは、木でできた蛇。
自分の尻尾をくわえているので、輪っかになっている。
「それを壊せばこの札と同じ事がおきるよ」
「ありがとう」
「それでは、中に入りましょうか」
「そうだね」
そういいながら私達は出雲大社の本殿へと入っていった。
その中では特に何事もなく、みんなで宴会をしたりしていた。
なかには武道大会のようなものが開かれ、全国の腕自慢の神が集った、神奈子と諏訪子のペアも参戦し、八番の成績を修めた。
あの二人もすっかり息が合っていて、まるでずっと昔から共にいたかの様だった。
感想待ってるぜ!




