表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/46

対決!?フラワーマスター!上


みてみんのほうで、知り合いに書いてもらった春花の絵を公開中!

「これで…よし」


そう言いながら、私は看板を立てかけた。


「春花様、就職おめでとうございます。これでようやくニート脱却ですね」


グサッ(霊果の言葉が心に刺さる音)


「れ、霊果ちゃん?どこでそんな言葉覚えたの?」


「水花様に教えていただきました」


「………水花、あとで覚えてなさい(小声)」


side水花


「(ビクッ)な、なんか背筋に悪寒が………」


side春花


「まあ、何はともあれ、これで開業できるね」


と、ここで来客。


「お、ようやくできたのか」


「あ、慧音。最近寺子屋の調子はどう?」


慧音が来てからもう三年がたった。


慧音は一昨年の四月に寺子屋を開き、今では村のみんなに慕われている。


「順調だ。最近は妖精も入ってきて、凄く賑やかになってきたよ」


「ああー、妖精は悪戯好きだから、いろいろと大変でしょ?」


「まあな(微笑)、特にチルノとかいう氷の妖精には手を焼いているよ。幸い、チルノの友達の大妖精という妖精が手伝ってくれるから、今のところは大丈夫だ」


「そう?でも、困ったことがあったらちゃんと言ってね?相談にのるから」


「ああ、そのときは遠慮なく相談させてもらうよ」


「ところで、これの名前は決まったのか?」


「うん。名前は、『万屋 狐月堂』だよ」


そう、私がこれから開業するのはいわゆる何でも屋。


これでもう誰にもニート神なんて呼ばせない!


「いい名前じゃないか」


「ありがと。何かあったら、そのときはどうぞご贔屓にね」


「はは、商魂たくましいな」


「そりゃあ、始めたからにはちゃんと働くよ」


「本当か?」


「ほ、本当だよ!………多分」


「まあ、頑張れよ」


「ありがと」


「じゃあ、私は寺子屋の準備があるから、これで」


「じゃあね~」


「慧音さん、楽しそうですね」


「なんか生きがいを見つけたって感じだね」


「じゃあ、張り紙もしてきたし、これで狐月堂、本格的にスタートだよ!」


「これからがんばりましょう!」


と、そこへ。


「あの~。すいません」


「(お、早速来た来た)」


「はい、どうしました?」


「ちょっと依頼があるのですが…」


「わかりました。ここではなんですから、まずは中へどうぞ。霊果ちゃん、お茶の準備しといて」


「はい。わかりました」


「それでは、話は中でお聞きしますね」


「ありがとうございます」


移動中


「では、内容をお伺いします」


「実は、村から少し離れたところに、花畑があるんですが、最近、そこに妖怪がでるという話を聞きまして、それについて調べてきて欲しいんです」


「………わかりました。その依頼、この鈴風春花が責任持ってお請けしましょう。開業初のお客様ですから、今回だけはサービスでお代はいりません」


「ありがとうございます」


「では、調査が終わりましたら後日そちらへ御連絡致しますので、こちらに住所をお書きください」


そう言いながら、紙と筆を渡す。


「………はい。確かに確認しました。それでは、後日そちらにお伺いします」


「よろしくお願いします」


頭を下げた後、依頼人は帰っていった。


「霊果ちゃん、今からその花畑に行くよ」


「わかりました」


「っと、その前に、これを渡しとくね」


「……これは、何ですか?」


霊果ちゃんの手にあるのは黒い玉。


大きさは大体卵くらいだが、


「それに霊力を少しずつ込めながら、大きくなるように念じてみて」


「……こう、ですか?」


その瞬間、玉に変化が起きる。


「……きゃっ!?いきなり大きくなりました!」


「これは、陰陽玉と言って、霊力を込めた人のイメージに合わせて動く武器だよ。普段からこれに霊力を溜めておいて、戦闘時には溜めておいた霊力を弾として放つ砲台として使えるよ」


「凄いものですね……」


「よし、準備も終わったし、花畑に出発~」


さて、一体どんな妖怪がいるのかな?




感想とか、いろいろ待ってるよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ