スキマとの邂逅
内容が少ない………orz
みなさん、こんにちは。
鈴風春花です。
あれから数百年たって、昔は小さかった村が合併して大きな都市になったりと、いろいろなことがありました。
そんななか、私は守護神として祀られていますが、生活は今まで通りに過ごしてきました。
さすがに周りの人たちはどんどん世代交代していきましたが、それを見守るのも神としての仕事です。
そんななか、私は都にとても美しい人が現れたという噂を聞いたので、村を離れて都に向かっている途中です。
村のことは澪達に任せてあるので、気兼ねなく旅行や観光ができますよ。
旅の道中は、困っている人や、妖怪の手助けをしながら進んでいるのですが、最近、妙な視線を感じるんですよね。
春花「………」
また視線を感じたので、振り返ってみても、そこには何もないんですよね。
春花「……しょうがない」
あまりじろじろ見られるのも好きではないので、正体を見せてもらいましょうか。
まずは場所の特定。
周りに妖力を張り巡らせて、相手が出てくるのを待ちます。
春花「………」
おっと、反応あり。
これは……、右斜め後ろ1.5m先、まずは引きずり出させてもらいましょうか。
春花「………そこ!」
私はなにもない空間に手を突っ込む、肘まで見えなくなった(・・・・・・・)ところで、何かをつかんだ感覚を得る。
そこで手を思い切り引っ張るとなにもない空間から人の形をした妖怪が出てくる。
?「キャッ!」
その妖怪は小さな悲鳴を上げてしりもちをつく。
春花「今までずっと見てきたみたいだけど、一体、私に何の用かな?」
紫「そのことについては謝るわ。私は八雲紫。紫でいいわ。最近生まれたスキマ妖怪よ」
スキマ妖怪?
聞いたことがない名だね。
春花「私は鈴風春花。ところで、スキマ妖怪って何?」
紫「私みたいに自分と同じ種族の仲間がいない妖怪は、それぞれ固有名称を持つのよ。私は自分の能力から名前をとったわ」
そういうと、紫は謎の空間を開く。
空間の左右にはリボンがつき、中身は紫一色で、所々に目があり、正直言って紫のセンスを疑う。
紫「これがスキマよ。私の能力によって作られているの」
春花「うわぁ」
紫「………なによ。……どうせ趣味が悪いとか考えているんでしょ」
紫が私を睨む。
春花「そ、そんなことないよ!?」
私が慌ててごまかすと、
紫「………もういいわよ。どうせ私はセンスが無いわよ」
紫は私に背を向けしゃがみ込む。
その背中を見て、私は思わず
春花「そんなことないよ!私はとってもかわいいと思うよ!」
そういうと、
紫「…………本当?」
紫は私を見上げる。
春花「本当だよ!この左右についているリボンとかかわいいよ!」
紫「………ありがと」
よかった。
何とか持ち直したみたい。
春花「ところで、私に何の用?」
紫「そうだったわね。実は、あなたに私の夢の実現を手伝ってほしいの」
春花「紫の夢?」
紫「そう。私の夢は人間と妖怪の共存する理想郷を作って、そこを周りから隔離することで、妖怪達が消えることのない世界を作ることよ」
紫はそう言いながら胸を張る。
でも、それって……。
春花「あのさ、ちょっといい?」
紫「どうしたの?」
春花「その夢、すでに実現している場所があるんだけど………」
紫「えっ?」
春花「私の住んでいる村が、すでに人間と妖怪が共存しているの」
紫「…………」
春花「だから、よかったら私が住んでいる村にこない?」
紫「……はぁ。まさか、私が考えていたことをすでに実現している妖怪がいるなんてね」
春花「それで、どうする?」
紫「なら、私はその場所を守る手段を考えるわ」
春花「そっか。わかったよ。その時は力を貸すよ」
紫「ありがとう。よく初対面の私にそこまでしてくれるわね」
春花「私がしたことと同じことをしようとしているんなら応援したくもなるよ」
そういって、紫にも例の札を渡す。
紫「これは?」
春花「もし私の力が必要になったら、その札を破りなさい。どこにいても駆けつけてあげる」
紫「本当に、どこからどこまでもありがとう」
そういうと、紫はスキマを開いてその中に消えていった。
こうして、私と紫は出会った。




