target7
「赤点…っ…お母さんに…」
「実咲!!!!前の数学と英語のテストみせなさい!!!」
「…っ!は…はいっ!!!」
パタパタパタ…
「見せなさい」
「は…はい」
「彼方…テストよ」
「ふぅ…どれ…」
「…」
「実咲!!!なんだこれは!」
「…っ…」ギュッ
「前より下がってるじゃないか!!!」
「まぁ!?なんなのこの点数!」
「92点と86点だと!!??ふざけるな!!」
「ご…ごめんなさいっ」
「前は96点と98点だったじゃない!!!」
「はぁ…お前みたいなゴミが我が家の娘だと言うのが恥だ!!!」
「…本当に…」
「このっ」ドガッ
「きゃぁ!!!やめて…お願い!」
「うるさいっ!!!何がやめてだ!”やめてください”だろっ!!!」
「やめっ…やめてください!!!」
「…っ…来いっ!」グイッ
「いやぁ…痛い痛い…辞めてくださいい!」
「此処で一晩頭冷やしとけ!」
バタンッ…ガチャリ…
「嫌です!!!お願い…します!お父さん!」
「…うぅ…こんな寒い…部屋…嫌ですぅ…」
朝になりました。
ドガッ
「起きろ!!!塵娘!」
「…あぁ!きゃぁ…すいません…」
「さっさと起きて、学校いけ!!!」
「すいませんっ…はいっ…」
パタパタ…
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「い…いってきます…」
「赤点取ったら家入れないからな!!!」
「…っ…はぃ…」
バタンッ
ガラララ…
「…」
「おはよう♪小早川さん」
「…ぇ…ぁ…おはよう…あ、朝日奈さん…」
「ねぇ!…小早川さん…勉強教えてくれない?」
「えぇ!?私でいいの?」
「うんっ♪」
「ど…何処を」
「えと…明日さ!数学のテストあるじゃん、それいいかな?」
「ピクッ…良いよ」
「ありがと♪」
「…ニヤッ」