target5
中傷などやらないこと。
これを守ってくれたら本望です。
結局今日は、来なかった生徒があまりにも多くて休校となった。
「…最初の…targetは…」
”小早川実咲”
気が弱く…虐められるtargetだ。
「決定♪」
その時…携帯に電話が来ました。
090-2354-8722
麻木結香………
私は電話に出ました。
「麻木さん?どうしたの?」
麻木さんは気が強く、リーダー質であまり話したことがありませんでした。
「あ…朝日奈さん?今日、学校どうなったの?」
麻木さんはたしか休んでいたな…
「休む生徒が多すぎて休校になったよ?」
「そう…いや…ちょっとねお母さんが買い物に行ったときに、朝日奈さんを見たっていうから…」
「そっかぁ…確か、家近かったもんね、私達」
「そうね…私、ふだん朝日奈さんと喋らないから、どんな人かなって思ってたんだ~」
「そうなの?…実は私もなんだ!」
「本当!?気が合うね…これから仲良くやろうね!真琴」
「よろしくね!結香!」
「うん!」
「あ…なんで結香、学校休んだの?」
「…上嶋さんが…その…あんなことしちゃったから…お母さんがね…一日位休みなさいって…」
「そっかぁ…間近で友達の自殺シーン見ちゃったもんね…」
「うん…じゃあ私、お母さんが呼んでるから切るね」
「うん…ばいばい」
そこで電話は切りました。
「…結香…使えるかもね…」
そして…実行日になっていた。
「おはよう…結香!」
「真琴!おはよ…」
他愛無く挨拶を交わしましたが…教室全体は…静まっていました。
そこで…小早川実咲を見ました。
肩まである綺麗な黒髪を揺らしながら俯いていました。
最初は簡単な虐めにし、その為にも彼女を観察しよう。
一時限目めから放課後まで…別に何か特別な事はありませんでした。
帰りに、彼女を追跡してみた。
小早川はスーパーマーケットに入った。
中のお菓子コーナーにいました。
すると…
「!?…ぇ」
小早川は万引きをしていたのです。
「…これで…やりやすい…」
私は、万引きする瞬間に携帯で写真を撮って帰りました。
私は、携帯ショップに行ってSDカードに入っている万引き写真を五枚ほど出しました。
「これだけの、証拠があれば…あ~顔がニヤケルぅ!」
またあの…快感が…
蘇える…
見てくださって有り難うございます。