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中傷などはやらないこと

これを守ってくれたら本望です。


「真琴?朝よ…起きなさい!?」

「ん…がっこ…」

「それがね…担任の先生から電話があって…ちひろちゃん…上嶋さん…自殺しちゃったでしょ?」

「…うん」


「…警察沙汰になってるらしいのよ…で、休みだって…」

「……ち…ひろぉ…うぅ…」

「真琴……」

母は出て行きました。


「…ふん…ちょっと演技すれば引っかかる…」

たかが、ちひろが自殺した事なんかで泣いたりなんてしない。

元から、ちひろなんて…

親友なんて………


「…っ…何が…親友…友達だぁ…」

「教えてよぉ…ちひろぉ…」

”友達って何?”

”親友って…”


”なんですか?”

「分かんないよ…私には…」

--------------------

-------------------------------


「母さん…姉ちゃんどうだった?その…様子…」

「…泣いてたわ…ショックよね…お友達が眼の前で…」

「…姉ちゃん…大丈夫かな?」

「…さぁ…大丈夫かしら…」


-----------------------

カチカチ…カチカチ…カチ……カチカチカチカチ…

「無い…無い無い無い無い!!!!」

今探しているのは、昨日考えたように、自分で自殺させる方法だ。


調べつくした…何も…何も…何も見つからなかった…

呪い…虐め…自殺…殺し…撲殺…

「なんでよぉ!?こんなに探してるのに…」

そこでひとつの記事を見つけました。


-----殺戮-----

「さ…つりく?」

あまりハッキリと意味がわかりませんでした。

下の方にクロールすると…


{殺戮:むごたらしく多くの人を殺すこと。}

「…」

少しの間、戸惑った。

”殺戮”今の私にぴったし…反映されているようで…


「…っ…私…」

{殺戮:むごたらしく多くの人を殺すこと。}

「…っ」

むごたらしく多くの人を殺すこと。


むごたらしく多くの人を殺すこと。

多くの人を殺すこと。

殺すこと。

「…殺す?」


「違う…違う違う違う違う違う違う!」

「絶対に違う!」

「はぁはぁはぁ…」

私は…殺しを働こうとはしてない…思ってない…


「殺害をしようとしているんじゃない!!!!」

「…ただ…ただ…気持ちよくなりたくて…それだけで…楽しくなりたくて…

それだけなのに!!!!」

「姉ちゃん?」


扉の向こう側から声がしました。

「!?…翔太?」

「えと…心配っつうか…なんつうか…その…」

「…」


「い、いやぁ…大声が聞こえたもんだからさぁ…様子見に…」

「入っても良いよ」

「!!!…うん!」

私の反応に嬉しさを隠しきれない翔太。


「…翔太…」

「…姉ちゃん…窶れた?」

「なんで昨日の今日で窶れるのよ…クスクス」

「ホッ…いつもの姉ちゃんだ…」


「なんか言った?」

「いやぁ…別に?」

「…あ~…のど乾いた!!!!翔太!!ジュース!」

「分かった!!!」

彼は嬉しそうに、部屋を出て行った…


見てくださって有り難うございます。

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