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帰り道  作者: 倉木英知
8/8

同道(どうどう)


視界が完全に無くなった。


その時…。僕は…。

ようやく理解した気がした。


見ない様に…。見なくてすむ様に…。そう思っていた筈なのに…。


ソレは間違いだった…。


見惚れている自分が怖かったのだ…。

僕の胎内に存在する本性が怖かったのだ…。

グロテスクな光景にエロティシズムを感じたからだ。


その証拠に…。


僕の脳内で再生されるのは…。

あの蘭鋳らんちゅうの様な肉瘤にくこぶに塗れた…。

青白く幸の薄そうな女子高生の顔なのだから…。



嫌だ。厭だ。イヤだ。

見たくない。視たくない。観たくない。



こんな僕に巣食う【怪物】を…。






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