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【完結】夜の装飾品店へようこそ~魔法を使わない「ものづくり」は時代遅れですか?~  作者: スズシロ
2章

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閑話 大満足定食

「お疲れ様でした!では、美味しいものを食べに行きましょう!」


 二日目も参加するので作品だけ片付けると初日の打ち上げをする為に夜の街へと繰り出す。ナゴヤは美味しいものの宝庫だ。何を食べるか迷ってしまう。転移港(ポート)の周りには飲食店街が沢山あり食べる物には困らない。


「リッカさんは食べたい物とかありますか?」

「エビフライとか味噌カツが食べたいです!」


 ナゴヤと言えば、である。飲食店街を歩いて店の外のメニューを見ているだけでお腹が空いてくる。色々店がある中でとある定食屋のメニューを見て「ここにしよう」と入店を決めた。


 テーブルにつくと早速注文する。何を頼むかは既に決まっているのだ。


「ナゴヤ定食を二つ下さい!」


 食べたい物が詰まっている夢の定食、それがナゴヤ定食である。10分程待つと「お待たせしましたー」という掛け声と共に膳が運ばれて来た。


「素晴らしい」


 運ばれて来た物を見た宝石商が思わず呟く。お盆の上には大皿に乗った味噌カツとエビフライ、きしめんと名物ばかりが並んでいる。選べない人にぴったりのセットだ。


「なんて大きなエビフライ……」


 巨大なエビフライが二本、脇にはタルタルソースがたっぷり添えられている。それだけでもお腹いっぱいになりそうなのに横には大きな味噌カツが鎮座しており見た目のインパクトが大きい。


「では、頂きましょうか」

「はい!いただきます」


 まずはエビフライを一口。タルタルソースを多めに付けて口へ運ぶとサクっとした衣が口の中ではじける。衣だけでなくしっかりと身が入っているので満足感が高い。サクサクと夢中でエビフライを頬張る至福の時間だ。


 味噌カツはコクのある味噌が分厚いカツに良く合っている。ご飯が進む味だ。空腹だったので頼んでおいた小ライスと合わせてあっと言う間に完食してしまった。


 最後はきしめんだ。セット物なので小さい器に入っているのが有難い。普段はあまり食べない平たい麺で小サイズながらなかなかボリュームがある。しかしあっさりとした出汁のせいかつるっと食べることが出来た。

 

「大満足定食でしたね!」


 食べたい物をこれでもかと言う程詰め込んだ素晴らしい定食だった。満足感に満たされながら定食屋を後にする。


「明日は現地集合で大丈夫ですか?」

「はい!朝の設営も無いですし、のんびり来て頂いて大丈夫です。今日は一日ありがとうございました!」


 こんな遠方まで手伝いに来てくれた宝石商には頭が上がらない。リッカはこのイベントが終わったら何かお礼をしたいと考えていた。


「では、また明日」


 各々の宿泊先へ散って行く。移動港(ポート)で一度オカチマチに帰っても良いが、往復の交通費を考えるとナゴヤに泊まった方が少し安いのだ。幸い交通の要所である移動港(ポート)の周辺には安くて綺麗な宿が沢山ある。翌日に備えるため足早に宿へ向かうリッカだった。

名古屋のエビフライ食べたい!

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