表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白地図の世界〜Blank World〜  作者: 無名人
22/60

ひみつクラブの休み


 テストももうすぐ二週間前というところまで迫ってきた。ひみつクラブの活動も、しばらく出来ない。先生達は、普段使わない教室も使っていて、職員室を閉め出してテストを作成している。

 そんな中、俺達は昼休みに静かな教室に集まって、話をしていた。

「しばらく調査出来ないね…」

「今やったら絶対に先生に勘ぐられるからな…。それで、今気になってる事はないか?」

「その調査の時間でオレは勉強したいよ」

雪音が最もらしい事を言った。確かに、その通りだった。



 入学の時に実力テストがあったが、本格的なテストは初めてだ。どういう問題が出るか、俺には分からない。特に、実技科目の問題はよく分からない。美術にもテストがあって、それが成績に影響するとは思っていなかった。まぁ、科目だから仕方ない事だろうが。



 先輩から聞いた話によると、テストの合計上位者が、廊下に貼り出されるらしい。生徒達は、それを目指して必死に点を取りに行く。


 自分の中では常によく出来てると思っているが、数字はいつも正直だ。いつも俺の前に突きつけられる。結果を元にして成績を付けるのは先生なのに、成績だけが全てではないと言うのも先生だ。全く意味が分からない。


 俺は、二人がこのひみつクラブを忘れないようにする為に、こう伝えた。

「じゃあ、しばらくひみつクラブはお休みだな。テスト終わってから何するか?」

「テスト終わってからの話は、テスト終わってからにしない?」

灯里も、最もらしい事を言った。




 先輩は、テストにはそれぞれの先生の癖や個性が出ると教えてくれた。だが、それは何回もテストを解いて分かる事で、しかも、新任教師の癖等は先輩でも分からない。俺達は、単純に問題を解くだけでなく、その癖を理解しつつテストに望まないといけない。


 悩んでいるのは、俺だけだろうか。いや、普段中々勉強しなさそうな真司も、雪音も頑張ってテスト勉強をしている。きっと二人も悩んでいるだろう。負けられない、というのが本音だが、頑張っている友達を応援するのも、友達だからな。



 ひみつクラブはテスト明けまでしばらく活動休止だ。その間に、テスト勉強を頑張っていこうと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ