Pre-Z-4:君がための青い目の剣士(3)
君がための青い目の剣士
(3)
☆前回までの“ハコニワ”☆
総えっへん回数……三回
最大Lv. ……2
「毎日の記録が、大事なのです!」
「何の記録だよ?」
「……秘密です……」
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「──おーい!準備出来たか?」
ガチャガチャドンガチャガチャ……
「まだかかりそう?」
ズ、ズズ、ズズズ、ガチャ……ズズズ……
「がむいざぁーんんんっ!お、おもいでずううう……」
「なっ……!お前、そりゃ、体の大きさくらいあるリュックにはみ出るくらい荷物を積み込んでんだから重いに決まってんだろ、馬鹿か?」
うぅ、やっぱり多すぎですか……
「もういい、俺が準備する」
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最終的にはそれぞれがひとつずつリュックを背負うだけに収まりました。
「そう言えば、Aさんに報告しようと思ったんですが何処にもいませんでした。大丈夫ですよね?」
「いや、むしろ居ない方が好都合だ。用が済んだらこの時間に戻ればいいだけのこと。バレる心配はない!」
うっしっしっし……と笑うかむいさん。
Aさんによると“ろくなことを考えていない時の笑い”だそうです。
「さて、行くか!」
かむいさんは私の手をとって、魔方陣へと飛び込みました。
行き先は、一週間前のフローラという町だそうです。
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「……あれ?」
「どうしたんですか?」
「いや、別に……」
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「着いたぞ」
急に視界が広くなりました。
昼くらいなのでしょうか。太陽が高く昇り、人の行き交いも多いです。
「賑やかな町ですね」
「まあまあだな」
とりあえず私たちは人気の無い路地に入りました。
「まずお前は宿を取りに行くんだ」
「え、でも私お金持ってきてないですよ」
ふふふ……と笑いながらかむいさんがリュックから取り出したのは100枚以上はあるお札の束だった。
「ええ!ど、どうしたんですか、そのお金?」
「Aの部屋から借りてきた」
怒られますよ、絶対。
「──とにかく、お前一人で宿をとる。俺はその間に情報収集。二時間たったらここに集合だ。」
「……私一人で大丈夫ですかね?」
かむいさんは少し考えた後、「じゃ、任せた」と言って走っていきました。
……せめて、大丈夫くらいは言って欲しかったです。
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二時間経ちました。
宿を取れました!
いろいろと怪しまれましたが、なんとか取れました!
さて、あとは約束通りこの場所でかむいさんを待つだけです。
「あ、かむいさん!」
たたた、と駆け寄ってまずは報告です。
「聞いてください!私、一人で宿、とったんです!ちゃんと『二人です』と言いました!いろいろ怪しまれて質問されましたけど、なんとかはぐらかしました!誉めてください!」
しかし、かむいさんに反応はなく、心ここにあらずという感じです。
どうしたんですか?と聞きましたが、まるで亡霊でも見たかのよう。
ようやく話し出した言葉は、私にも驚きを与えました。
「……Aがいた……Aが、一ヶ月前と同じ服装で……誰かに剣術を教えてた……」
……。
「え?」
こんにちは。ななるです。
最近、「平成最後の」てフレーズをよく耳にします。ああ、確かになぁ、て思うんですけどあまりそれ以外のことを想像できないんですよね。
「え、平成?古っ」とか「昭和?化石じゃんw」とか言われる時代が来ると思うと……特に何も思いません(すいません、暑さで頭がやられています。許してやってください)
さて、次回。「えっへん進化論」
次回があれば、またお会いしましょう!




