表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様の箱庭  作者: ななる
20/20

Pre-Z-19:レマイア・オラトリオ⑥


レマイア・オラトリオ


☆前回までのハコニワ☆



かんな「ゴーレム多くないですか?」


かむい「趣味じゃね?」


かんな「……たしかに」


──────────────


私たちは迷わず監獄内を進んでいきます。だって迷うべき道が他にないんですから。


数十秒おきに大きい部屋に突入するのですが……


「あっ、ゴーレムです!!」


私と声とともにかむいさんが指をパチンっと鳴らします。残るは残骸のみ。


「あれはエクシティマ・ゴーレムMk.3。初代の凶暴さを残しつつ、Mk.2の頑丈さを取り込もうとした結果、物理的には強くなったが結局初代と同じように一瞬で処理できてしまう悲しきゴーレム」


次の大きい部屋でも……


「あっ、ゴーレム──」


パンパン!!ドゴゴゴゴォォォオオオオ……


「あれはエクシティマ・ゴーレムMk.3Ver.2.0。指パッチンで壊れなくなったが、拍手2回で沈む悲しきゴーレム」


また次の部屋でも……


「あっ、ゴー──」


「──やーい、でくの坊!」

ドゴゴォォォオオオオ……


「あれはエクシティマ・ゴーレムMk.2リターンズ。ついに魔法にも強くなった開発当時最強とうたわれた歴代最高傑作。ただしありとあらゆるステータスが上がったのと引き換えにメンタルが弱く、ヤジひとつで沈む悲しきゴーレム」


さらにまた次の部屋でも……


「あっ──」


ドゴゴォォォオオオオ……


「あれはエクシティマ・ドゴゴォォォオオオオレム。何をしても壊されることに向きになった開発陣が、壊される前に自ら壊れさせるという新たな発想を取り入れた愉快なドゴゴォォォオオオオレム」


もはやゴーレムですらないじゃないですか。


そんなこんなで私たちはサクサクと監獄長のいる最上階へ。


鉄でできた黒く重たい扉。

二人でそれをゆっくりと空けると、一体どういうことでしょう。中には緑いっぱいの森ともいえる空間が広がっています。見渡す限り、木、木、木、木――。ところどころにリンゴのような形の金色の実がなっています。


かむいさんもこれは予想外のようで、さっきよりも慎重に足を進めていきます。


「……実一つ一つからとんでもない量の魔力が込められている。試しに一つ食べてみるか」


そう言いながらかむいさんが手を伸ばしたその瞬間──


「──ダーメ。これ全部僕のなんだから」


どこからともなくどこかおどけたピエロのような声が聞こえてきたんです。


─────────────────


同刻。天界にて。


「あー、そろそろか?いや、まだかなあ……かむいだけじゃ全然だめだったからかんなも連れてってみたけど……そろそろあらわれてくれねえかなぁ……」


開いた古代文献のページをもう一度眺め、期待に胸を躍らす。

ページの見出しにはこう書いてある。


『トリルスティア──思い出すもの──』


「ちょっくら様子でも見てくるか」


ウキウキ気分で転移魔法陣をその場に広げ、飛び込むようにしてダイブした。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ