表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/41

リリィとの出会い

円形都市クロスは、円形の壁に囲まれていて、中央に行くほど、地形が段々に高くなっていて、一番高く中央には、クロスの国の城が建っていた。



正門には、門番が立っており、人が並んでいて、俺も並んだ!



前の並んでの人を見ると、銀髪の頭には、ケモミミにお尻には、尻尾が……。


獣人来たーーーーー!

心の中で、叫んだ!

ケモミミと尻尾触ってみたいな~!


そんな事を考えてると、前の獣人の子が揉めてるみたいだ!


どうやら、クロスの国に入国するのに、身分証明書がないと通行料500Gかかるらしくて、前の獣人の子は、お金を持ってないみたい……。

「後で払うので、入れて下さい!」


「規則で、ダメなもは、ダメだ!」


「あの~、俺が、この人のも払います!」


「ありがとうござ……カッコいい……」

「かわいい……」


「えっ!」

「えっ!」


「かかかわいいなんて……ボク……はぅ……」

はじめて会った人に、こんな親切にしてもらって、その上、黒髪黒目のカッコいい人に、かわいいだなんて言われたら……。



獣人の子は、かなりの美少女だった。

元の世界でも、こんな美少女は見たことない、それに巨乳だった。



「ボクは、リリィです。リリィと呼んで下さい!」


「リリィ、よろしく! 俺は、カナタ!カナタでいいよ!」


「カナタ様、よろしくお願いします!」


「様は、お願いだからやめて!」


「じゃあ、カナタさんで!」


「カナタでいいよ!」


「カナタさんで!」


「わ、わかった!」


これが、俺とリリィとのはじめての出会いだった。



「後が、支えてるから、さっさと入国してくれ!」


「すみません!」

「すみません!」




身分証等ないので、二人分、1000G支払った



正門を後にして、クロスの国に入国した。



腹減ったな!




「もちろん、ご飯は、奢るよ! その変わり、俺は、この世界の事が疎いから、色々教えてくれないか!」


「いいのですか!もちろん何でも聞いて下さい!」




クロスの街の建物は石造りで、大都市な印象だった。

人も多く歩いており、活気があった。



ついつい美少女を探してしまう。




クロスの街のマップの看板があったので確認した。


一段目は、屋台、宿屋、飯屋、服屋、カフェ、スーパー、商会、本屋、温泉施設、飲み屋、娼館など!


二段目は、冒険者ギルド、奴隷商館、オークション会場、武器店、魔法道具店、公園、学校、教会、病院など!


三段目は、住民の家!


四段目も住民の家!


五段目は、貴族、クロス兵士の家!


六段目が、クロスの城!



男なら、娼館と奴隷商館には、行かないとな!



朝と昼と夕方に、鐘が鳴り、それが時間の感覚らしい。



腹減ったな!


「あの……ありがとうございます!必ず、お返しします!」


「お金は、返さなくていいよ!そのかわり、一緒にご飯食べないかな?」

折角、こんなケモミミの美少女と知り合いになったし、異世界に来て、はじめて、まともな子と知り合ったから、仲良くなりたいと思った!


「あの……ボク、お金持ってないけど、もう少し、一緒に、いいいいたいですぅ!」


リリィの顔は、真っ赤だった。


「ご飯は、奢るから、そのかわり、この世界の事色々教え欲しい!」


「いいのですか? この世界の事ですか……何でも聞いて下さい!」


そう言って、リリィの尻尾は、激しく動いていた。





それから、適当に5分ぐらい歩いて飯屋についた。


ここは、安心宿という名前で、1階は、食堂で2階と3階が宿になっていた。



「じゃあ、ここでご飯食べようか!」


「はい!」


おふくろ亭に入って、カウンターに行くと、キレイなお姉さんがいた。

特に、おっぱいが、リリィよりも大きかった!



「いらっしゃい! 食事かい?泊まりかい?」


「とりあえず食事です!」


「そこのメニューから選んで頂戴!」


「じゃあ、日替り定食とビールで!」


「ボクも、日替り定食で!」


「1000Gだよ!」


支払いして、少しして、日替り定食が出て来た。


「カナタさん、ありがとうございます!」


「全然いいよ、俺結構、金持ってるから!」


可愛い女の子が、持って来た。


「はいなのです!」


「ありがとう、偉いな~! 名前は?」


「アリアナなのです!」


「俺は、カナタだよ!」


「ボクは、リリィ!」


「よろしくなのです!」


「よろしく、アリアナは、何歳かな?」


「12歳なのです!」

くそー!若すぎる!


「あの……娘さんですか?」


「そうだよ!可愛いだろ!」


「はい!」

アリーナさんは、シングルマザーらしい。


日替り定食は、チキンのクリームシチューとサラダとパンだった。


ビールを一気に飲み干した。


「ぷはあー!」

とにかく旨い!



「美味しいです! ボク、二日間も、食べてなかったので、凄い嬉しいです!」


「美味しい!リリィが喜んでくれて、俺も嬉しいよ!」


「はぅぅ!」


「俺は、ずっと、遠くの何にもない山奥で育ったから、この世界の事が全然分からないから、色々と教えて欲しい!」

異世界人とか言っても誰も信じないだろう。


「そうなのですか?わかりました!」




それから、リリィに色々教えてもらった。



この異世界はアースといい、1年間だいたい360日で地球とあまり変わらない。


この世界では15歳で成人として認められるらしい。


ほとんどの人が、名前に性はなく名前だけらしい。

性も名前もあるのは、この世界の貴族、王族ぐらいらしい。


俺のステータスも、カナタだげだ。




まずは通貨。

通貨は、G(ゴール)

銅貨が100G

銀貨が1000G

金貨が10000G

白金貨が100000G

光金貨は1000000Gで光金貨は滅多に出回らないらしい。



今ストレージには、盗賊からの戦利品で50万G以上ある。

盗賊けっこう持ってたなー!

特に、ゲロロンが、沢山持っていた。


ちなみに、この世界では、一夫多妻制らしい!


何人もの妻を養う経済力がいるらしいが、目指せハーレム王!!


後、黒髪だけとか、黒目だけならそんなに珍しくないが、黒髪黒目は珍しいらしい。


100年前の英雄だった人物がSSランクの冒険者で黒髪黒目だったそうだ。



「リリィは、クロスの国に来た事あるのか?」


「はい!小さい時、一回だけお父さんと来ました!」


「そっか!」


「リリィ、この国来たのは、観光で?」


「お父さんが、昔、国で冒険者してて、ボクも、この国で、冒険者になりたくて、来ました! お父さんは、元Aランク冒険者です!」


「そっか! 俺も、冒険者しようかな!」


「カナタさん、一緒にパーティー組んで下さい!」


「もちろん、こちらこそよろしく!」


「嬉しいです!カナタさん、その……末永くよろしくお願いします!」


リリィは、今日最高のとびきりの笑顔で、その笑顔にドキッとした。



俺とリリィは、パーティーを組む事になった。


冒険者になるには、冒険者ギルドで登録が必要らしい。



リリィとなら、この世界で、楽しくやって行けそうだ!






────────────────


読んでいただいてありがとうございます!






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://ncode.syosetu.com/n5403ej/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ