異世界は突然に
目を覚ますと草原だった。
見渡しても、草原しかなかった。
見るからに、日本ではないとわかる。
ここが、異世界か……。
せめて、街の近くとかにしてくれたら良かったのに……。
服装は、元の世界の死んだ時の服装で、黒のジャージのセットアップにインナーは白の無地Tシャツに下は、で靴は白のスニーカーだった。
元の世界では、夕方に死んだが、異世界では、全く時間が分からなかった。
夕方前ぐらいかな……。
身に付けていた、ショルダーバッグ、財布、携帯、時計などは無い。
携帯には、動画や画像が沢山入っていたので残念である。
女神様が、身体強化した体をくれたので、体が軽く、力も増している感じがする。
今日から、俺の異世界生活がはじまる。
異世界来たので、目標を立てよう!
「異世界で、英雄になるぞおおおおお!」
これじゃ、面白くないな!
「異世界で、もっと強くなって、ほのぼの異世界生活を楽しく満喫して、DT卒業して、ハーレム作って、結婚して、金持ちなって、英雄になるぞおおおおお!」
これだな、目標は高い方がいい。
とりあえず、ステータスを確認するか!
「ステータスオープン!」
自分のステータスウインドウが、目の前に表示された。
ステータスを確認して見る。
カナタ 19歳 人族 Lv.1
HP100/100
MP100/100
スキル
異世界語対応
剣術Lv.3
格闘術Lv.2
瞬間移動
空間収納魔法
2個スキルを瞬間移動と空間収納魔法を選んだ!
瞬間移動は★9で、ストレージは★8だった。
瞬間移動は、一番やってみたかったし、ストレージは便利そうなので選んだ。
剣術と格闘術のスキルが追加されていた。
家が、剣道道場営んでおり5歳から、ずっと剣道してたのと、15歳から総合格闘を始めて、プロになったおかげだろう。
これでも剣道は、小学生からずっと、全国大会優勝してたし、プロの格闘家になっては、一応試合は5勝0敗だった。
彼女も作らず、学生時代は、格闘に青春を捧げたのだった。
スキルの確認をした。
異世界語対応は、対象の言葉を、自動にニホン語に変換してくれる。自分の言葉も自動に異世界語に変換する。
瞬間移動は、テレポートと唱え、移動したい場所に瞬間移動出来る。
空間収納魔法は、異空間にアイテムを収納でき、出したいアイテムを念じると出現したり、収納したいアイテムを念じると、アイテムがその場から消え、ストレージに自動に収納出来る。
要領は無制限。
ストレージの中は、時間が停まっていて、生きた生物は収納出来ない。
早速、スキルを試してみた。
瞬間移動と唱えた。
「うおぉぉぉぉぉ!」
瞬時移動は、急に景色が変わるので、慣れないとびっくりする。
空中にも瞬間移動出来たが、瞬時移動した瞬間に地面に急降下して、またびっくりした。
途中で、地面に移動移動して、大丈夫だった。
空中で瞬間移動を繰り返すと空を飛んでる感覚だった。
瞬間移動出来る距離は、最高で50メートルぐらいだった。
何回か試してMPは40減っていた。
次は、ストレージを試した。
上のジャージを脱いで念じると、ジャージが、その場から消えた。
ジャージをまた、念じると、手のひらに出現した。
スキルを使ったら、新たにスキル欄に生活魔法が増えていた。
生活魔法は、清浄 照明 着火 飲料水 乾燥
とあり、便利そうな魔法だ。
照明と唱えると、頭上に光球が出来て、明るくなった。
照明すると、光球が消えた。
飲料水を念じると、指先から、水が出て来てたので、そのまま飲んだ。
「ふぅ~、美味しい~」
MPは3減っていた。
ステータスの上端にマップとある。
マップをクリックすると、にマップの画面に切り替わった。
針みたいなのが、俺の位置だろうか。
マップには、色々な国があり、世界樹の森、城塞都市ゼロス、帝都アロス、円形都市クロス、獣人の村、エルドラ王国、王都レクサス、水の都ムーランなど多数の村があった。
その中で、俺の位置から一番近い国を、目指す事にした。
「よし、円形都市クロスの街に向けて出発だー!」
頑張って異世界で、頑張って生きて行くと強く誓った。
まずは草原から、1時間ぐらい歩いて街道に出た。
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