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少女の願い

うp主は国語力に自信がないので、言葉の使い間違いなどがある可能性があります。誤字、脱字をその他諸々を含め指摘、感想などを全裸でお待ちしております。

ボスゴブリンの死亡を確認して、僕は小屋の中の少女の所へ駆け込む。

「大丈夫?怪我は無い?痛い所とか!」

少女は手足を縛られ転がされていた。

小屋の中にあったまだ切れそうなナイフで手足の縄を切る。

「・・・。」

少女は目を見開いたまま何かに脅えるように固まったままだ。

「ねぇ、大丈夫?もしもし?おーい?」

僕は固まった少女に声をかける、すると彼女は暗い顔をしたかと思うと

「・・・して・・・い・・・。」

聞こえないくらいの小さな声で喋り出した。

「?」

僕はもう1度聞き返そうと思ったが、彼女がさっきよりも大きな声で

「ころして・・・ください・・・。」

泣きながらそう言った。僕は一瞬、彼女の言葉が理解出来なかった。もちろん言葉の意味ではなく、彼女が『殺して』と言う理由だ。でもそれも彼女の次の言葉で僕は全てを悟った

「もんすたーの・・・あかちゃんを・・・うみたくないから・・・もんすたーのおかあさんに・・・なりたくないから・・・!」

僕は間に合わなかった、昼間に飛び込むのは流石に危ないと思って夜に侵入したのは間違いだった。

やはり多少のリスクは負ってでも、助けるつもりなら昼間すぐに助けに行くべきだった。

「おねがいです・・・ひとりじゃ・・・こわいから・・・ミーシャを・・・ころして・・・!」

どうも彼女は本気のようだ。

僕は何も喋れなかった、こんな小さな女の子が『殺して』だなんて・・・。

でもいつまでも固まってるワケにはいかない。

「ね、ねぇ・・・ミーシャちゃん?お父さんはどこにいるの?」

「え・・・?あ・・・うん、ミーシャはね、ウェズダムってまちにすんでるんだよ、おとーさんもまちにすんでるんだよ、ミーシャはね、まちのそとでやくそうを積んでたんだけど、いきなりゴブリンが出てきて連れ去られちゃったの・・・。」


やばい・・・話を変えようとしても暗い。


「そ、そっかー、大変だったね。でもお父さん、とても心配してるだろうし、僕だってミーシャちゃんを殺したくないの、だから」

「イヤなの・・・もんすたーのおかあさんになりたくないの・・・!ひとりじゃこわいけど、おねぇちゃんがいるならだいじょーぶ、だからおねぇちゃん、おねがい、・・・ミーシャを・・・ころして・・・!」

「ッ!」

彼女は必死に頼み込んできた、自分を殺して欲しいと。

「・・・ミーシャちゃん、ウェズダムってどこにあるの?」

「・・・?分からないよ、連れてこられる時に道なんて見てなかったから。」

「そっか・・・。」

彼女が自分を殺して欲しいと思う心は揺らがなかった、それに彼女が生きたら、本当に彼女からゴブリンが生まれてきてしまうかも知れない。なら・・・

「ミーシャちゃん。分かった、僕は君を殺すよ。」

「・・・うん、わかった。」

彼女は少しだけ不安そうな顔をした後、目を瞑り仰向けに倒れた。

僕は彼女に雷魔法を使い、心臓を止めて殺す事にした。

仰向けになった少女の胸にそっと手をあてる。

「おねぇちゃん。」

「どうしたの?やっぱり怖い?」

僕の言葉にううんと少女は否定する。

そしてただ一言。


「ありがとう、おねぇちゃん。」


未だに燃えさかるゴブリンの村の中、唯一燃えていない小屋の中に青白い光が散っていった。

オークと女騎士は定番だけど、ゴブリンと幼女ってどうなんだろ、うp主は自称出来ない程度のロリコンですがレ○プモノは好みじゃないんですよねぇ(((

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