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VSゴブリン

「グギャァァ!!グギャァァァ!!」

ゴブリンはすぐにこちらを見つけて、こっちに駆けてくる。

「えっ、あっ、あっ・・・」

僕は初めて遭遇した魔物を前に硬直してしまった。

今手元にゴブリンと戦えるような武器なんてない、手紙に書いてある転移特典の使い方も分からない。

僕はこのままゴブリンに殺されてこの3匹のエサとなってしまうのか、いや、捕まって巣にハイエースされてエロ同人みたいな事になってしまうのかも知れない。

「あっ・・・こ、来ないで・・・っ!」

震えてる間にゴブリンはどんどん距離を詰めてくる。

足は恐怖で震え上手く立てない、神頼みなんてしてもあんな神に頼んだってろくなことにならない。

「なにかっ、なにか使えるものはっ・・・!」

パニックになりながらも足元にある使えそうなものを探すが当然足元には何も無い、草木が枯れて出来た腐葉土だけだ。

ゴブリンはもう目の前まで来ていた、でも諦めたくない、全力で抗うようにどうするか考える。

異世界に来て早々ゴブリン生産機化とか嫌すぎるから。

「グギャギャッ!」

ゴブリンが無理矢理今来ている衣服を引っ張ってきた、剥ぎ取るつもりなのか?

というこはハイエースする前にここで犯すつもりなのか!?

「あっ!?いやっ!やめてよっ!」

僕は無意識に服を剥ぎ取ろうとしたゴブリンを殴った。


「グギャァァッッ!?」


何故かゴブリンはギャグ漫画のように吹っ飛んだ。

「えっ?」

「ギィ?」

「グキャ?」

殴られたゴブリン以外の全員が吹っ飛んだゴブリンに目が釘付けになる、10秒程経ったがゴブリンは動かない、自爆の巻き添えになった格闘家のようなポーズで腐葉土の上にうつ伏せに倒れている。

「・・・。」

さっきまで恐怖でガタガタと、震えていた足は全く震えない、むしろ前世の時より力が入ってる気がする。

僕はその足で思いっきり2匹目のゴブリンを蹴り飛ばしてみた。

「せいっ!」

「きゅごっ」

ゴブリンは変な断末魔をあげて木に激突する。

・・・なんか、首が変な角度で曲がってないか?

「グ、グギャッ」

最後の1匹が他の2匹目を見捨てて逃げ出した、・・・あ、木の根っこに足引っ掛けて転んだ。

そこでポーチの中に木の棒が入ってた事を思い出す。

「はいよ、持ってけ!」

僕はポーチから木の棒を取り出し転んだゴブリンに投げつける。

「ぐぎゃぁっ!」

木の棒は狙い違わずゴブリンの頭にヒット、こちらも他の2匹にならうかのようにギャグ漫画のように吹っ飛び、動かなくなった。


とりあえず、今回の戦闘(?)で分かった事は

「爆弾なくても十分強いじゃん」

爆破すると思った?残念でした☆(おい

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