神様の手紙
やっほー読者さん、待ったー?
いや、たった1話2話で人気が出る訳ないし、少しづつ頑張ろう
暇つぶしの不定期更新だけどね
【始めましてぇ☆こっちの世界の神様でぇーす☆
キミの魂が世界を越えれるくらい強いものだったからつい出来心でこっちの世界に連れてきちゃった☆(∀`*ゞ)テヘッ
転送される場所とか全然考えてないからドラゴンの巣穴にスポーンとかしたらゴメンネ☆m(_ _)m
あ、そーだ、キミに転移特典で『現代の爆発物を扱う力』をプレゼント!キミ、爆発物好きでしょ?向こうの世界で散々遊んでたみたいだし☆
それとスペシャルサービスで無限ポーチも付けちゃうよー?この神様の世界のように広い心に感謝するがよい<( ¯﹀¯ )>エッヘン
それじゃぁ、面白おかしい異世界ライフを存分に楽しんでね☆
☆神様☆】
「・・・」
随分とクソうざい性格した神様だなぁ・・・星多すぎだよ。
「とまぁこの手紙に書いてあることを全部信じるとしたらほんとにここは異世界なんだね・・・。」
それも魔物がいるようなファンタジーな世界、というかこの神様ドラゴンの巣穴に転送してテヘッで済むと思ってるのか・・・。ん?
「爆発物?」
と呟いて僕はいつの間にか握り潰してくしゃくしゃになった手紙にもう一回目を通す。
【転移特典で『現代の爆発物を扱う力』】
いやいや、確かにFPSとかだと爆弾ばかり使ってたし好きっちゃ好きだけどね?ここ異世界だよ?随分とバランスブレイカーな力を・・・ってどうやって使うんだろ?
「使い方くらい書いといてよ・・・あんなに無駄なこと書いてあったのに必要なモノを・・・」
ガサッ
そんな独り言をブツブツ呟いていると草が揺れる音がした。
「?」
後ろを振り向くと奥の茂みがガサガサと音を立てて揺れている。
「グギャァァ!!」「ギャギャァッ!!」「グギャギャッ!!」
目を細めて注意深く様子を見ていると茂みから3人の小人が現れた。
否、あれは人などではない。緑色の肌、ボロボロの布切れ、錆びた剣・・・あれはどこからどう見ても・・・
「あれって・・・ゴブリン・・・?」